真っ白い何も無い空間。そこに1人、有無の関係すら見当たらないこの世界でこちらを見ている者がいた。
「やぁ!はじめまして!僕は浅木永利!!
異世界の神であり、皆の象徴となる存在なん、だけどさ、、、まぁ最近小悪党とか魔王のせいでまた僕の地位が揺らいでるわけ。懲りないよね〜魔王もさ。わざわざ人間を滅ぼして僕を殺そうなんて、、、本当に悪魔達は傲慢だね、、、ま、そこら辺は僕も同じなんだけどね〜。
さて、今回僕が描くのは理想の世界。異世界を操り、周りの世界をも支配する。僕は妥協なんてしないよ?やると決めたらやる。徹底的に潰しに行くよ。」
彼はそう長々と言うと自ら魔王を討伐しに向かうのだった。
【帝の都 アルテマリー】
転移してきたその町には活気があり、皆が生き生きとしながら生きていた。どこをどう見ても全て繁盛していた。、、、だが裏を見ればそうではなかった。
「これはいい世界だね。さすが僕の理想世界だ。それにしてもかなりリソースを食ったのだからもうちょい裕福な街であって欲しかったんだけど、、、それに比べて下町の人達は全員何故かボロボロ、、、これは、、、僕への当て付けかな?上手く無いって事かな?僕の理想は、、、上ずらだけでいいだろって??、、、この都の王に話がまともに出来るか試すか。」
彼は少しキレ気味でこの世界最大の帝国アルテマリード帝国の皇帝に会いに行くのであった。
【帝の都の帝城アルテマ】
この世界最大の大きさの建造物であり、世界の匠達によって作られた帝城アルテマ。この帝国にはいくつもの伝説があり、いくつもの英雄譚があり、幾つもの神話があった。その1つはこの世界の神は非常に直情的というものだ。神話?と思うかもしれないが、その直情的な感性に世界は救われ、この世界のものは救済されたのだ。
「おい、、、ここにアルテマル皇帝がいるのか?」
「何ものだ!そこを動くな!怪しいものめ!」
パァン
この世界ではあまり聞き慣れない物騒な音が鳴り響く。その音源は浅木永利の手元にあるデザートイーグルからのものだった。
「、、、僕を敵に回す、、、それはこの帝国を無に帰すということだ、、、早うここに皇帝を呼べ。さもなくば、、、ここ、帝の都を破壊し、この世界ごと消す。この世界のものよ、、、魔王にこの世界は既に侵食されている、、、勇者を育て、この世界を守れ。もしつまらないことを考えようものなら、全てもちろん消されると思え。」
僕はそう高々と宣言するのであった。