ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!? 作:平和推し
俺は転生した。
まぁ、前世は雑食な知識オタク大学生で、難関大学の推薦を高校生の時に貰うぐらい、雑食に知識を詰めまくる事に快感を覚えていた。…早い話一種の変態である。
難関大学で勉強しつつ、毎週のニチアサ視聴や動画サイトのアニメ配信を欠かさぬオタクだった。
そしてある日トラックが交差点に…まぁよく見る
その後は光が沢山目の前に溢れて…気づいたら謎の液体で満たされたカプセルの中にいた。
これもよく見た展開だなぁ、と自分の姿を確認したら4歳児ぐらいの男の子だった。赤ん坊じゃ無いんかい。
その内、意識が覚醒している俺を見た、頭に小さな角の生えた白衣の男が俺をカプセルから出して、“女皇”と呼ばれている人の所に連れて行った。
…いやせめて服を着せろ、タオルで包んで運ぶな。
「女皇様!皇子が目覚めました!身体に異常ありません!」
「ああ…、あの人の忘れ形見…さぁ私がママですよ〜。」
朗報!俺は皇子らしい。親ガチャUR!やったぜ!
にしても母さんスゲェ美人だな。肌とか女子高生並みに若々しい。それなのに人妻の色気や、泣きぼくろ、何よりアニメでしかお目にかかれない黒を基調とした露出の多いドレスに、おもわず「うおでっか…」となる胸部装甲。
何より頭に生えている大きな角がこの人がファンタジーな世界の大人の女性であることを教えてくれる。
さて、俺はどんな世界に転生したのか知らないが、これからは楽しいに決まってる!そういうもんだろ?異世界転生!
十数年後…
悲報!俺の転生先ニチアサのよくいる敵組織だった。やっちまったぜ!
何故それがわかったのか…。
俺の転生した国がある世界。前世の地球みたいな星の別次元に存在している【シャドウワールド】の『ダークネス帝国』なる所らしい。
この時点で色々お察しだと思うが、『ダークネス帝国』は【シャドウワールド】から【ライトワールド】と呼ばれる地球側に戦力を送り、世界を征服しようと
過去形なのは前組織長の父さんが敵である戦隊ヒーロー『クリスタレンジャー』との最終決戦で亡くなったから。
ちなみに父さんの父さん…俺の爺ちゃんはその前に『クリスタライダー』なるヒーローとの最終決戦で、ヒーロー側の偉い博士を巻き込んで爆散したらしい…。
ちなみに爺ちゃんと父さんは人間で、俺は人間と【シャドウワールド】の住人とのハーフ。ほとんど【シャドウワールド】の住人とおんなじ、人間の何倍もの身体能力に長寿遅老。…若いと思ってた母さんはピチピチの146歳だった。
種族の違いってスゲェな…。
まぁ、俺達側にも攻めた理由はいくつかある。
昔話も交えてダイジェストに話すと…。
このニチアサ系世界に存在する、特殊エネルギー資源『セブクリス鉱石』。
俺達『ダークネス帝国』は豊富にあったコレを昔から魔術などの道具に使用していたが、地球側ではこの資源は近年発見されたもので、産出量もそんな多くは無い代わりに、石油や石炭などの化石燃料に変わるエネルギー資源として、様々な研究がされていた。
そして、この世界の日本が『
しかし、このエネルギー発電が生み出す『セブクリスエネルギー』は暗黒のエネルギーである『ダークリスエネルギー』を大量に生み出してしまった。
【シャドウワールド】の住人である俺たちは、この暗黒エネルギーが一定量存在する環境にあり、溜まっていく『ダークリスエネルギー』を時間をかけて自然が一定値に保ち生活できる環境だったが、人工的に大量の『ダークリスエネルギー』を発生させた【ライトワールド】の地球では最早自然浄化は不可能で、並大抵の生物に暗黒エネルギーの悪影響が出てしまう事が研究で分かってしまった。
対策にワームホールを開いて捨てる計画を立てたが、他国の発電所が『ダークリスエネルギー』を不法投棄。そのせいで野生動物や人間が『怪人』として暴れる事件が発生した。
そして…ある日、赤石博士は新人博士だった俺の爺ちゃん『
怒りに燃えた爺ちゃんは悪の結社『ダークネス』を結成。
強化怪人や改造人を使って大暴れ、更には『赤石賢太郎』の悪行を世にばら撒き始めた。
そして、何もかも失うのを恐れた赤石博士は自分の息子の『赤石良太郎』に『セブクリスベルト』という変身アイテムを渡し『ダークネス』と戦うヒーロー『クリスタライダー』を使って、自ら追放した悪石博士の行動を邪魔しまくった。
爺ちゃんは不治の病に侵され最期の時に、赤石博士に謝るフリをして発電所を巻き込んで都会を巻き込む大自爆をしようとしたが、赤石賢太郎のみを恨んでいる事を思い出し、罪のない人々を巻き込まないように、赤石賢太郎を呼び出して謝り、油断し切って天狗になった赤石博士を巻き込んで小規模な爆発でこの世から去った。
そして月日流れて『クリスタライダー』こと『赤石良太郎』が亡き父と同じ博士になってしばらく、『ダークネス』の残党と共に様々な研究に励んでいた俺の父さんが、『赤石良太郎』博士の発明品『ダークリスエネルギー処理装置』に搭載されている『ダークリスエネルギー』を投棄するワームホールの先に、別の世界を発見。
そして【シャドウワールド】と【ライトワールド】の交流が『ダークネス』の残党と俺達『ダークネス帝国』との間で始まった。
父は帝国で科学者として働き、人間よりも優れた【シャドウワールド】の住人は瞬く間に文明を発展させた。
そして【シャドウワールド】に投棄された【ライトワールド】の『ダークリスエネルギー』がこの地に及ぼした悲惨な光景を目にして、復讐を決意。
そんな父も『赤石良太郎』が初代リーダーを務めた『クリスタレンジャー』との戦いで亡くなって、今の俺の時間軸に戻ってくるわけだ。
簡潔にいえば【ライトワールド】の住人の身勝手な行いで、【シャドウワールド】はめちゃくちゃかき乱されたので、その報復で世界征服してやろうという事になっている。
ちなみに今は『クリスタレンジャー』はメンバーが替わって二代目がやっているそうだ。
ニチアサの敵組織だけど征服の理由は正当だよな?誰だって自分の家の中に他人の生ゴミ(濃縮+汁ダク)をぶち込まれたらキレるよな?
まぁ、『クリスタレンジャー』はまだ前世のオタク知識で想定内だった。謎のエネルギー発電とか戦隊モノの定番だからな。
だがどんな時にも想定外は起こるモノ。俺達の敵はまだ居た。
俺たちの国にとってとても重要な代物『魔宝晶』。コレは魔法や魔術なんかに使う重要な触媒で、『セブクリス鉱石』とは違い【シャドウワールド】限定産出だ。
この『魔宝晶』の産出はとても厳重に管理されていて、特別許可証を持っていない採掘者以外で採取は禁止。破ったら皇族でも、赤子でも極刑ものだ。
さらに、皇族の許可無しに入れない広大*1な特別自然遺産の『魔宝晶の森』の中にある、とても大きな多種多様の『魔宝晶』が存在する『天乃宝晶洞穴』は、正に『宝物殿に収まらない国宝』とされて、森に入らないように厳重に警備されていた。
しかし、俺が歴代の皇族でも最高位の能力を持っていた事を記念して、『天乃宝晶洞穴』の『魔結晶』を使った杖を作成すると決定され、いざ採取し献上!と『魔結晶の森』に踏み入った採掘者を含む俺やその護衛達が目にしたのは、森の中心部分が切り拓かれるように無くなり、白い城壁が築かれ、中にはメルヘンチックなテーマパークのような家が立ち並ぶ変な小さい毛玉みたいな生き物の国ができていたのだ。
その毛玉もとい超有害獣の正体は『プリティ妖精』。姿はあるが、その実際の姿はエネルギー生命体だ。
なんでも「お空にあるワタチ達の故郷の星は、昔突如開いた自然のゲートから暗黒のエネルギーが溢れてきて、危なくなったから魔法のゲートでここに来た」らしい。
元々、この害獣達は魔法のゲートで他世界に行って『ワタチ達と契約して魔法少女になってよ』といかにも害獣らしい行動に精を出していたそうだが、その目的はプラスの感情から得られる『プリスタル』の精製らしく。
マイナスの感情で生まれる『ヤミーズ』を倒してもらうと、沢山『プリスタル』が出来るそうだ。
お前らが戦えと言ったら「か弱いアタチ達にそんな酷い事させないで!」と被害者面してきた。所詮害獣。◯ね!
プリ◯アのマスコットはいいだろう。だがキュ◯ベエ、テメェはダメだ。と前世オタクの俺は思うが、コイツらは後者だ。
「それにしてもラッキーだったわ!アタチ達の作る『プリスタル』の何十倍ものパワーがあるキラキラが山盛りだったもん!沢山加工してお陰でこんなに魔法が沢山のステキな街ができたわ!」
害獣の一言で直ぐに俺以外の皆がキレた。俺も遅れてキレた。
害獣達は生意気に『魔宝晶』を加工して作った魔法の道具で抵抗してきたが、魔法が効かないのなら物理で潰せ!と俺が命じて大量の銃火器と人海戦術でほとんどの害獣は身体を維持するエネルギーを減らし、弱ったところひっ捕えて、魔法で石化させて装飾がわりに国中に配った。キャラデザインだけは良かったからな。
害獣達は泣いて叫んでいたが、無視した。酷いことは止めろ?お友達になりましょう?知るか!やってる事はこっちが頑張って保全している海洋を、我が物顔して核で海洋汚染してる某中華なアタオカ国家と変わらない!
許されるとおもうなよ!?
ちなみに、
取り逃した害獣はどうやら魔法少女の適合者を見つけたらしい。追っ手として放った、魔法で命を吹き込んだ害獣の街の一部が合体したゴーレムを破壊したのが少女達だったからな。
さて、コレからどうなることやら、とりあえず世界征服頑張るか!
今後こんな感じのが見てみたい!というものが有れば参考にしたいので、感想欄でお聞かせください。