ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!?   作:平和推し

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 闇堕ちした母の容赦ない攻撃がプリスタガール達に襲いかかる!
 
 ルビーは母の心と心の平穏を取り戻せるのか!?


11話 うわキッツ…と言われつつも、求められるキャラクターは多い

 「さてルビーよ!母を元に戻したかったら、戦って勝つの…ひ、瀕死だとォ!?」

 「ルビーちゃんの気持ちはわかります」

 「正直、私も想像しただけで…貝になりたい…」

 

 驚愕しているダークナイトにアクアマリンとアメジストがツッコミを入れる。

 自分の母がコスプレで友達の前に現れてニャン♡と言う…思春期の彼女にとっては正に地獄、針の筵である。

 現在進行形で色が抜けて、線画状態のルビーは戦力にならないと、アクアマリンとアメジストはダークプリスタガールこと、ルビーの母…翡翠と対峙した。

 

 「ルビーちゃんの為にも…」

 「あ、あなたにはここでやられてもらいます!」

 「ふっふふ、私が簡単にやられると思ってるニャン?そんな甘いことはないのニャン♪覚悟するのニャン!プリスタガール!」

 

 いちいちぶりっ子?ぽい可愛らしいポーズやネコっぽいポーズをとりながら、返答する翡翠に内心(うわキッツ…)と思いながらも、油断無く槍を構えるアクアマリンと、ハンマーを握り締めるアメジストは、まずは様子見と言わんばかりにジリジリと睨み合った。

 

 「踏み込んでこないのニャン?なら…コッチから仕掛けるのニャン!」

 

 それに語尾がネコっぽいのも影響しているのか、待つ事に痺れを切らした翡翠が、元病人とは思えない軽やかさで飛びかかる。

 翡翠の編み上げブーツに包まれた足から放たれる蹴りを、手に持つ槍で防ぐアクアマリンはその蹴り技の重さに驚き、アメジストは後方から振るったハンマーを足場にバク宙をしながら距離を取る翡翠の身体能力に驚いた。

 

 「ふふふ、いい攻撃なのニャン♡…当たればもっといいのニャン♡」

 「攻撃が重い…、流石ルビーちゃんのお母さん」

 「そ、それにあの身こなし…下手な大振りは隙を突かれてしまいそうです。」

 

 二人相手に余裕をかましている翡翠だったが、次の瞬間にアメジストが叫んだ内容に思わず黙ることになる。

 

 「し、しかも…ぱ、ぱんつが見えてました…。」

 「先輩?」

 「「え?」」

 「アメジスト?オイラでも黙ってたのに…なんで言っちゃうかなぁ?」

 「お母さん!?」

 「…き、気のせいニャン!絶対気のせ…」

 

 その気まずい空間にダークナイトの持つ端末から着信音が入り、ダークナイトが確認をする。

 

 「はい、こちら世界侵略作戦魔法少女対策部、幹部職のダークナイトです…あ、装備開発技術局!?いつもお世話になっております。はい、はい…あ!なるほど…そうでしたか…、いえ!今後とも宜しくお願いします!はい、あ、失礼します。」

 

 割と丁寧なやり取りを終えたダークナイトにアクアマリンが話しかける。

 

 「(腰が低いのね…)なんなの一体?」

 「いや…いいかアクアマリン!人間(ひと)には触れちゃならん傷みがあるんだ!! 其処に触れたら後はもう生命(いのち)のやり取りしか残らんのだ!!というレベルの内容だった。」

 「おい鎧!母さんに関してなんだろ!言え!蹴り飛ばすぞ!」

 「なんて物騒な…ざっくりと説明するとだ。『変身機能が一部抜けてた、内側のスパッツ的な物が無いかも知れない…』という訳で…」

 

 気不味そうな様子でダークナイトは翡翠を見て…

 

 「つまりパンモロしてた訳だ。…すまない!」

 

 流れる様な土下座で謝った。

 

 「ニャァァァァァ!?やらかしたニャァァァァァン!!」

 「おいこら!蹴るな!こっち土下座してんのに蹴るな!」

 「あの…落ち着いて…」

 

 ほぼ元凶のアメジストが落ち着く様に説得を試みるが…

 

 「そんなの無理ニャン!最悪ニャン…プリスタガール達にお気に入りの黒いレースの紐パン見られたニャン…。」

 「待ってお母さん!?そんな攻めたデザインの穿いてたの!?しかも友達に見られた…最悪だぁ…」

 「ルビーちゃんが真っ白に燃え尽きてる…」

 

 母娘ともに精神的な大ダメージを負った二人に黙ってしまう。

 

 「クソ…鎧が足跡まみれだ…というかもう帰っていいか?そのうち落ち着くだろ?」

 「オイラ達にこの地獄みたいな空間に居ろと?」

 

 ジト目で睨むプリに肩をすくめたダークナイトだったが、流石に子供たちの前で、無責任な所を見せる訳には行かないと思い。

 

 「あー、しょうがない…ポチッとな!」

 

 マントの内側から取り出したボタンを押すといまだに騒がしい翡翠の着けているブローチが光を放ち、黒い霧の様なオーラと光が溢れて気を失った…もといいつも寝ている時に着ている、シルク製パジャマという格好の翡翠が現れた。

 

 「お母さん!良かった…」

 「よかったねルビーちゃん!」

 「うんうん、お母さんも戻ったし病気もどうにかなったね!ルビー!」

 「プリちゃん…そうだね!」

 

 そうして大円団な空気を出していたプリスタガール達は、そういえば元凶のダークナイトをぶっ飛ばしてやろうとあたりを探すも、しれっといなくなっていたので、若干のムカつきを残して誘拐事件は解決した。

 

 

 『ダークナイト、作戦の遂行ご苦労だったな、今日は直帰でゆっくりと英気を養うといい』

 「ありがとうございます!ではジルムート様、お疲れ様でした。」

 

 ジルムートは電話を切って今日の悪の組織っぽい作戦も大成功だったな!と思いながら、一人、執務室でガッツポーズを決めた。

 

 後日、翡翠は貰った変身アイテムを使いこなせる様になったが、変身後の姿を夫が目撃してしまい、色んな意味で大変な事が起きるのだが、ジルムートはまだ知らない。




 ジルムート「…あの格好って、所謂うわキツ…なのか?」
 アルマリア「少なくとも年齢は私達からしたら、お子様だしセーフよ」

 旦那「うわァァ!!」
 翡翠「違うのよ貴方!コレは…」
 瑠美&レティー「「脳がァァ!」」
 プリ「どうすんのこの状況。」
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