ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!?   作:平和推し

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 黄桜崎翡翠はひょんな事(自分の意思)から魔法少女(の衣装をきた姿)に変身できるようになった!
 この事実を知っているのは次女とその友達、そして悪の組織のみ!

 彼女はどうするのか!


21話 奥様は魔法使い(ニチアサ系)!

 「ひ、翡翠!?なんだその…フリフリの服は…」

 「あ、貴方!?なんでこんな早くから!?」

 

 早速上記の内容が一部変更されそうな事態に陥っていた。

 

 具体的には自室で変身を楽しんで、大きな姿見の前でピースをしたり、手でハートマークを作ったりして完全に油断し切っていたところを夫に見られたのだ。

 …少なくとも、娘や使用人でなかっただけマシである。

 想像して欲しい…オカンやオトンが昔イケイケだった頃の格好でいたところに入ってしまったら…また思春期の男子(又は女子*1)であった時に、ノック無しで部屋に親が入ってきた時を…つまりは本当に気まずい。

 

 「に、似合ってはいるとは思うけど…もう少しその…年齢というか、世間の目とか…うん。」

 「は、恥ずかしい……いっそ全裸なら…」

 「駄目だよ?

 

 とりあえず変身を解いた翡翠は椅子に座って、夫のレイモンドが淹れたお茶を飲みながら、説明をする。病気を治癒されたついでに試作品としてダーク魔法少女…つまりは闇堕ちに変身するものを貰って、娘と少し戦った事など…

 

 「…というわけでこのダークプリスタチェンジャー?をもらったまま、こうしてコッソリ楽しんでました。」

 「君が元気になったのは大変喜ばしいけど、一応…悪の組織?の人達の発明品をポンポン使うのはちょっと…なんというか複雑でね。」

 「それはそうだけど…」

 

 旦那さんのお言葉は全くもってその通りである。世界の現職の政治家の誰よりもはるかに卑劣で卑怯、悍ましき悪の組織*2の発明品を使うのはダメである。

 

 「大体、僕達の愛娘達は悪の組織と戦う為に変身しているじゃ無いか?君がそれに巻き込まれないか心配だよ。」

 「大丈夫よ。普段は金庫の中に仕舞い込んで、個人的に楽しんでいただけだし…」

 「そうか…まぁそれなら良いのかな?ともかく、持ち出したりはしない事!良いね?」

 「分かったわよ。()()()()()()()()()()?」

 

 妻の質問に少し疑問を抱きつつレイモンドは返答する。

 

 「?うん、でも絶対他人とかには見せないでね?それじゃ少し会社に電話するから…」

 「分かったわ。」

 

 レイモンドが出ていくのを翡翠は意味深な笑顔を浮かべて見送った。

 

 

 その夜、金庫からダークプリスタチェンジャーを取り出した翡翠はニコニコと笑いながら、レイモンドの寝室へと向かった。

 そしてゆっくりと扉を開けて中に入り込むと、寝ているレイモンドの上に馬乗りになる。

 

 「…ん?翡翠!?なんでここに?」

 「ふふふ…ねぇレイモンド?昼間に見せたあの変身…アレだけで終わりじゃないのよ…」

 

 そう言って翡翠は変身すると…

 

 「な!?そ、その姿は…」

 「ふふふ…ねぇ貴方?私を沢山可愛がって欲しいニャ?」

 

 変身した翡翠はシースルーの入った黒のレース下着と、猫耳カチューシャで、首に鈴付きのチョーカーを巻き、そしてその顔は赤く上気し目はとろんとしてハートマークが浮かび上がっていた。

 

 「翡翠…」

 「貴方…」

 

 そして2人の顔が近づき…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あああう

  あああわ‼︎」

 

 

 ガバッ

 

 「にゃ?ジルムート様どうした…」

 「お前かぁぁぁ!!」

 「ギニャァァ!?」

 

 熟睡していたジルムートは、いつの間にか隣に潜り込んでいたにゃんこクロちゃん(はぁと)もといにゃーちゃんにジャーマンスープレックスをかけて床に叩きつけると、目を回しているにゃーちゃんを掴み上げる。

 

 「お前ふざけんなよ!さっき何囁いてた!」

 「え〜と、ボクとキャラ被ってそうな人妻の情報を…」

 「被るかァァ!!お前の属性と被ってんのは猫耳ぐらいだろ!!お前の属性はな…高身長・爆乳・腹筋バキバキ・太ももムチムチ・褐色肌・尻尾・猫耳・ケモ顔・オッドアイ・メカクレ・ボクッ子・スネークタング・バイセクシャル・チョイ性格S・ハスキーボイス・マイクロ赤レザービキニ・クノイチ・獣人だ!」

 「言ってて恥ずかしくないんですか?」

 

 ジルムートは無言でにゃーちゃんのこめかみに拳を当てると…

 

 「男女平等こめかみドリル!!」

 「ギニャァァ!?」

 

 拳骨でぐりぐりとシメた。

 

 「とほほ…もうこりごりですにゃ…」

 「次は無いぞ!分かったら帰れ!」

 

 ジルムートはようやく眠れるとにゃーちゃんを閉め出して布団に潜り込んだ。

 

 

 しかし…

 

 

 

 「ジルムート様?先程なにか声を上げていましたが…」

 「戻りなさい…というかなんでライティいるの?」

 「盗ちょ…いえ、虫の知らせというやつで…」

 「戻りなさい!」

 

 「ジルムート!大丈夫?何かあったの?」

 「母さん!大丈夫だから!1人で大丈夫だから…」

 「でもやっぱり…」

 「この歳で添い寝はいいから!」

 「…身体強化」

 「おい!?ちょ、力強!?そこまでする!?」

 

 「ダークナイトただいま参上!」

 「帰れもう…お前で3人目だよ。」

 「このダークナイト!決してジルムート様の安眠を妨害する不届者を許す事なく…」

 「今目の前にいるぞ…」

 「何奴!?もしや透明…」

 「お前だよ!」

 

 

 自分を心配してきた身内のせいでなかなか眠れなかった。

 

 

 

 黄桜崎夫妻も眠れなかった。*3

*1
表現が男女差別だと自称ネットの評論家気取りに言われない為の表記

*2
当社比

*3
意味深




 次回もお楽しみにして下さい。
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