ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!? 作:平和推し
作者は家族から花粉症の時期にヘイトを稼いでいます。
「クソッタレですわ!!消し炭も残してはいけない生き物が生まれましたわ!」
「イエロー!お淑やかに!」
「お排泄物の垂れ流しですわ!熾も灰も残す事無き様、今世より否定されるべき大罪を背負った存在を打ち倒すべきですわ!」
「それでヨシよ!」
「良いのか?まぁとにかく『クリスタキング』を使うぜ!『クリスタタイガー』!!」
「早くやるでごわす!『クリスタサブマリン』!」
「同感だ『クリスタワイバーン』!」
そしてヒーロー達が『クリスタキング』を呼び出し、『メガ・花粉王』とバトルを開始した。
鋼の拳が相手の顔面を捉えると、吐血するかのように黄色い粉末を吐き出す『メガ・花粉王』。そして唸り声を上げて『クリスタキング』の胴体に長くしなり黄色い粉を撒きながら叩きつけられる太い枝…
とにかく花粉が舞いまくっている試合だった。もう花粉症の読者達なら考えるだけで身の毛がよだつ光景だろう。
『クリスタレンジャー!早く…ブエックショァ!!ズビ…ブブゥ!!ッハァ…早くそいつを倒すんだ!』
「大丈夫かよ親父…じゃなかった長官。マイクに全部入ってるぞ?」
「レッド!早くアレを殺りますわよ!」
「その通りでごわす!アレ長期戦がやばいタイプでごわすよ!」
「…オレ…アイツ…コロス…」
「レッド、ブルーもやる気は十分よ!いつでも行けるわ!」
「(やる気?殺る気じゃなくて?)おう!皆喰らえ必殺!」
クリスタキングの持つ剣が光り輝き、全身からオーラが立ち上る。
そして放たれる正義の一撃は…
「「「「「ハイパークリスタバスター!!」」」」」
「グアァァ!?この…花粉王が…バカな…」
確かな手ごたえを持って、花粉王の胴体を真っ二つに切り裂いた。
「やったか?…やったぜ!どうだ見たことか!このクリスタキングの前に悪は生き延びれない!勝ったなガハハ!この戦い終わったら風呂入ってくるわ!」
「「「「『レッド!?それはダメなやつだ!』」」」」
「はへっ?」
その瞬間、真っ二つに裂けた花粉王の体がむくむくと黄色く光りながら膨らみ…爆ぜた。
クリスタレンジャー本部内
「しょ、所長!!怪物から大量の花粉が飛散しました!!」
「見れば分かる!ブエックショィ!!ズビ…だがらなんだ!!」
「ハ、ハクシュ!!すいません…量です!量が大変なんですよ!飛散した花粉の量は、今年国内のスギから飛散した花粉総量の1.6倍!それがこの街を中心に関東全域に広がり続けて…ブァックショァ!!」
「…な、なんだ…と…」
クリスタキング内
『警告、警告、外部の汚染物質の影響で換気システムを停止しました、酸素残量は三時間。搭乗員は速やかに帰投、または本機から脱出してください。繰り返します…』
「レッド!!おま、お前マジで…」
「わ、悪かったよ!でもこんなになるなんて…」
「ともかく本部に行くでごわす…なんかムズムズして来たでごわす」
「急ぐわよ!」
街中
「タスケテェブエックショァ!!」
「目がァァ!!目が開かないィ!!」
「あァアアんまりだアアァア!!」
「花粉多スギィ!*1」
「ジュ◯ル星人の仕業かぁ!!」
「ママ〜(フレディ)」
控えめに言わなくても地獄絵図である。
ダークネス本部
「ジルムート様、何故彼らは苦しんでいるのですか?」
「我々のようにアレルギー無効にできる改造光線とかが出来ていないからだ。」
「え?あの30分で終わる簡単なヤツが?」
「そうだ」
「遺伝で受け継がれる
「そうだ…(冷静に考えると怖えよ。)」
「不便な…」
「そうだよ…まぁ可哀想だからライティ辺りに声を掛けて浄化で花粉を消してもらう。その後は高額な治療費でライティに治療をさせる!」
「流石はジルムート様!見事なマッチポンプでございます!」
「(褒められてるのか?)フ…容易いことよ!」
その後、ライティ率いる『浄化世界教』の幹部総動員で花粉を関東圏内から消失させることに成功し、テレビの中継スタッフやらが見ている中、花粉症を魔法で根本治療していった。
無論被害者の数が数であるが故に、多額の金銭を出して優先治療しようとした非信者を軒並み無視して、病院の集中治療患者を優先し更に高額の治療費と称して2万5千円の寄付を募った。
高額と称して破格の値段で花粉アレルギーを根本治療する『浄化世界教』に日本国内のみならず海外からも、多くの寄付が届いた。
それを良く思わない政府関係者(クリスタレンジャー本部を含む)は対抗するようにアレルギー根本治療装置を作り上げると、“胡散臭い詐欺宗教家の率いる非科学的な危険な行為に頼らない、最高峰の化学療法”との文句で135万円の治療を始めたが、それが発表された時点で国内では患者の四割がライティらの手によって治療が施され、『浄化世界教』の権威及び信者は爆増しており、国内外問わず大炎上。
更にはそれを優先的に使用した非信者の富裕層による宣伝は火に油注ぎ、社会的信用を取り戻すべく彼らに媚を売った者が皮肉な事に『浄化世界教』の地位向上へとつながってしまった。
「…改めると、ひでぇマッチポンプだわ。」
ジルムートはそう言ってライティに渡す褒美を考えるのだった。
次回も楽しみに!
花粉症のせいかコメントの殺意も高かったです!