ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!?   作:平和推し

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 クリスマスとはキリスト教の行事で救世主の誕生祝いの日であったが、北アメリカ大陸に渡ったイギリス人達が原住民を追い立てて起こした国であるアメリカ合衆国にて、玩具メーカーの経営戦略として現代の形になったとか諸事情が色々ある行事である。

 そんな世間が浮かれポンチになる行事の裏で頑張る少女達の姿があった。


28話 クリスマスは大忙し!プリスタガール頑張る

 ジルムート達が通常給与支給+クリスマスボーナス支給アリの少し早めのクリスマスパーティを楽しんでいた頃、プリスタガール達は本日7体目のヤミーズを爆砕していた。

 

 「アタシの拳が真っ赤に燃え…」

 「ルビーちゃん!今はそんな余裕ないから!」

 「…ッ!おんどりゃぁ!!」

 

 ドゴォォン!!

 

 爆炎と共にクリスマスツリーのヤミーズは元のクリスマスツリーに戻った。

 

 「…多い!なんでこんなに多いのよ!」

 「アクアちゃん…確かにそうだけど…」

 「き、キツイ…というかツリーのヤミーズってさっきも居なかった?」

 「そういえば大きさが違うだけでさっきも倒したな…」

 

 「うーん、オイラの推測で良ければ教えるよ。」

 

 その事に気づいたプリスタガール達に説明したのはプリだった。

 

 「第一に今の時期ってクリスマスって行事のシーズンだよね?」

 「「「そうね。」」」

 「大体の人達が大切な人とかけがえの無い思い出を作る行事だよね?」

 「「「そうね。」」」

 「でも中にはそうではない人もいる…そういう人はこういった行事に対して負の感情を抱いていたりするんだ。となると…この時期人間の負の感情エネルギーから生まれるヤミーズは…」

 

 彼女らはそこまで語ったプリの言いたいことを理解したらしく口を開き…

 

 「増える…という事は!」

 「わ、私たちが忙しいのは…」

 

「クリぼっちの嫉妬か!マジで勘弁してほしい!アタシだって黄桜崎の人間としてやる事はあるんだから、時間が掛か…」

 「働きもせず謎に高い自尊心(プライド)を持っている癖してやる事は、生産性の無い無駄な行為と自身より優れた才能やらを持った人間の否定と罵倒、そして自身の誇れない場所を指摘されれば、誰彼構わず噛みついて攻撃してそれでより孤独になる癖に、自身の非にせず他者への責任転嫁、挙句の果てには己の犯した罪すら誇るべき勲章の様にひけらかす厚顔無恥な恥知らず共のせいなのね!」

 「ま、毎日情緒が不安定で尚且つ現代社会に馴染めず、謎に高いプライドが邪魔して何かをやっても上手く行かず…何にもできていないのと変わらず未だに…自分が中心の思考の中でひたすらにボンヤリと生きている。あ、あとそれから周りの優れた人に見劣りしない様行動するけど、結局ただ自身の恥を晒して空気の読めない存在と認定され“嗚呼…何故、何故僕・俺・私・自分はただ幸せになりたかっただけなのに…と1人寂しく後悔する人達が悪い…」

 

 「「いや、2人とも世の中に対する闇が深いって!?」」

 

 最近のインターネットの普及に伴った様々な情報の増加とそれらの閲覧回数の増加によってニチアサらしからぬ知識をつけてしまったアクアマリンとアメジストの闇深い台詞が飛び出し、思わずツッコミを入れてしまった。

 

 「と、とにかく、ルビー達が忙しい理由はそれなんだよ。」

 「納得したわ…それでもふざけんな!って思うけど」

 「あの悪の組織?のダークナイトって言ってた男と、アルマリアって言ってたやたら若い見た目の子持ち人妻「言い方ッ!?間違ってはないけど!」ごめん先輩!とにかくそいつらがこの時期を利用してあんなに沢山…」

 

 そう結論付けようとした彼女達に待ったをかけた人物がいた。

 

 「それは違いますよ。」

 「誰!」

 「秘密結社ダークネス、世界侵略作戦魔法少女対策部下級戦闘員の者です。」

 

 それは…ダークネスの戦闘員だった。

 

 「も、目的はなんですか…」

 「はい、幹部職ダークナイト様とアルマリア様両名、そして我々戦闘員含めた秘密結社ダークネス世界侵略作戦魔法少女対策部は人工発生型ヤミーズの発生を、この時期に限定して行わないと我らがダークネスの長より命令されている…とのご連絡に参りました。」

 「あ、これは丁寧に…って!オイラ達が戦ってたのは天然のヤミーズだったって訳!?」

 

 ダークネスの戦闘員の言葉にプリが驚き、プリスタガール達もツッコむ。

 

 「は?何それ?アタシ達が戦ってた時にクリスマスパーティでもやってたの?」

 「ルビーちゃん、気持ちは分かるけど悪の組織がそんな事…」

 「おっしゃる通り、本日はクリスマス当日の休暇を家族で過ごして貰いたいというダークネスの長の我儘で、立場関係なしのクリスマスパーティが主催されています。」

 「本当にやってたー!?」

 「「ふざけるなぁ!」」

 「ヒイッ!?」

 

 その事実にルビーとアクアマリンは怒った。

 

 「私たちだってね!この時期は遊びたいんだよ!」

 「それなのに普段から遊び呆けて時間を無駄にしている連中の無駄な嫉妬の感情のせいで…戦わないといけない連中がポンポン生み出されて遊ぶ暇も無い!」

 「更には敵対している謎の勢力は優雅にパーティ!?」

 

 「「納得できるかぁ!」」

 

 ダークネスの戦闘員は内心凄い同情したかったが、それをした所で何か慰めになる訳ではなく、逆に煽りと受け取られてしまい逆効果だと考えて…

 

 「私の仕事はこれで終わりなので…さらば!」

 

 全力で走って帰った。

 三十六計逃げるに如かず、戦略的撤退である。

 

 「「くっ…こうなったらヤケクソだ!」」

 「片っ端からヤミーズを」

 「ぶっ潰す!」

 

 「プリちゃん…後輩2人が怖いんだけど…」

 「オイラもだよ。というか悪の組織ってクリスマスパーティとか休暇とかあったっけ?」

 

 聖夜が近づく街の空に少女の咆哮が響いていた。




 次回も楽しみに!
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