ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!? 作:平和推し
彼女は自分の母がプリスタガール(人妻)として戦う必要が無いように、自身を追い込むが…
それを簡単に許す悪の組織では無かった…
ある平和な街にて…暴れる巨大化した自販機がベースのヤミーズの目の前に4人のゴスロリ風衣装に身を包んだ存在が現れた。
「いくニャンよ!」
「はい!」
「了解です!」
「ン゛ン゛!…了解…」
そう…新メンバー(人妻)を加えた新生プリスタガールズである。
彼女達は今日もまた、人々の幸せと暮らしを守るため日々ヤミーズと戦っているのだ。
「ウオリャァァァァ!!」
「頑張るのニャン!ルビー!」
「…ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
「(ルビーちゃん凄い声…)や、やっちゃえ!」
「いけー!」
ズドンッ!とボコボコにしたヤミーズにルビーがトドメの蹴りを放ち、ヤミーズはボロボロと崩れ去り、後には元に戻った自販機が残っていた。
そしてひょっこりと物陰から顔を出してコチラを窺うダークナイトと多数の構成員達が“してやられた!”という空気を出していた。
「ふぅ…今日も私たちの勝利!」
「ぐぬぬ…覚えていろよ!プリスタガールズ!今度は絶対に…勝つ!」
「「「またくるで〜!」」」
ダークナイト達は悔しそうな地団駄を皆んなで踏んでから、足並み揃えて走って何処かへと帰って行き、今日もまたプリスタガールズは悪を退けるのだった。
「毎回あの人達似た様な反応してくれますよね?」
「ぷ、プロ根性を感じます…なんか楽しそう…」
「なぁお母さん…特に苦戦する強さのヤミーズは居ないから、家で待機してもいいんだぞ?というか早く元に戻ってくれ…」
「もう…ルビーちゃんの事が心配ニャの!お母さんは大丈夫なのニャ!」
「(アタシは大丈夫じゃ無いんだよおおぉぉ!!)そ、そっか…ごめん」
そして各自は変身を解くと帰り道で別れて帰宅し、自室でルビーはプリに愚痴っていた。
「毎日がeveryday*1です…」
「オイラ医者とかじゃ無いけど…コレは相当やられちゃってるね…」
「プリ…親が世間一般的に“うわキツ…”とか言われる痛い格好で親友と戯れる光景を見せられる気分って分かる?」
目のハイライトが、市場に並んでいる魚と同じぐらい曇っているルビーはプリにそう尋ねる。
「うーん…オイラには分からないなぁ…」
「まぁプリは可愛い感じとか好きそうだし…」
「そもそもオイラ達、己が自己を確立する前までは、エネルギー思念生命体として全であり個が当たり前だったし、個を確立しても世代交代の概念は存在せず…所謂親とか子の関係性もそれに付随する心理的対立も存在しないんだよね…ごめんねルビー。」
「…あ、うん。なんかごめん…」
しかしながら、プリティー妖精であるプリ達は元を辿れば一つのエネルギー思念生命体が分裂した様な存在なので、相談相手としては間違っていた。
「まぁオイラが思うに…しばらく我慢するしか無いと思うよ。お母さんはルビーの事が心配でこうしてるんだから、1人…いや3人で大丈夫だって理解してくれるまで我慢だよ!」
「そうか…じゃあアタシはもっと敵をガンガン倒す!そしてお母さんに3人で大丈夫だと証明する!そうすればお母さんを巻き込まないで済む!(後アタシの心も安寧が訪れる!)」
ルビーはそう決心し、拳を突き上げるのだった。
【ダークネスの本部】
『という訳で…瑠美お嬢様は奥様の参戦を防ぐべく、コレまで以上に頑張るとの事です。』
ジルムートは黄桜崎家に潜入している部下からの報告を聞いていた。
「なるほど…では彼女には悪いが…黄桜崎翡翠の参戦を確定させる為に、ヤミーズの出現数を2体に変更だ。」
『何故ですか?』
「彼女達にはクリスタレンジャーとほぼ同時に退場してもらう予定だ。その時に我が母とダークナイト相手に、簡単にやられぬ様全員の連携を鍛えて貰わねばならないからな…それがお約束なのだ。」
『かしこまりました。ではその様に致します。』
ジルムートは通信を切ると独り言を呟いた。
「まぁ…あの娘の気持ちは分からんでも無いが、それでもお約束はちゃんとやらないとな…強大になっていく敵…傷つきながらも人々の為に健気に頑張る少女達!…プラスで人妻だが…まぁ誤差だろ。」
ジルムートは満足してライトワールドの地図を見た。
今やクリスタレンジャーやプリスタガールなどの障害を排除すればあとは、直ぐに終わらせられる秘密結社ダークネス。
ジルムートは最初は正義の味方の方が強くて、悪の組織側の自分が敗北しないか?所謂ニチアサ系世界の修正力、悪は正義に負けるお約束展開が起きたりしないかどうかヒヤヒヤしていたが、そんな展開はもうこれからの時点で起こり得ない…
クリスタレンジャーは子飼いの政治家達の圧力で組織全体を脆弱かつ、何もかも筒抜けにした。
プリスタガールは彼女達の敵対存在を此方で完全コントロールする事で、いつでも活動を辞めさせて妖精を捕まえられる状態。
そして何より今後支配する予定の世界では組織の隠れ蓑である宗教が、あらゆる権力者を魅了し、大国の支配者幾人かは此方側へと引き込んで裏で支配の下地づくりをさせている。
ダークネスは完全に世界征服という
「さて…そろそろだな。…演説の準備でもするかな?」
ジルムートの口元には勝利を確信した笑みがあった。
今後は一体どうなる!?
次回も楽しみに!
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