ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!?   作:平和推し

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 ジルムートは単騎で戦うと言うラスボスの敗因No.1なこの状況をどうするのか!


43話 ジルムートVSクリスタレンジャー

 「おっと!危なかった…」

 

 黒鉄の巨大ロボを動かしているジルムート。

 

 その手に持つのは分厚い円形小型盾と、赤熱する刃を持った鉈である。

 

 「ちょこまかと躱わしやがって!」

 「落ち着くのですわレッド!冷静さが無ければ結果はおフ◯ックな事にしか成りませんわ!」

 「(イエロー殿も落ち着いた方がいいでごわす…〕その通り、例え…相手が避けるたびに屈伸煽りをしてこようと!

 

 「「でもムカつく!!」」

 

 「ヘイヘイ!鬼さんコチラ!カモン!カモン!」

 

 ジルムートは基本的に民度の悪いFPSゲーマーの様に攻撃を避けるたびに、屈伸煽りや、あっかんべーなどの煽り行為を行い、シンプルかつ効果的なヘイト稼ぎをしていた。

 

 「オラァ!ショルダーバスター!」

 

 クリスタキングの肩にあるレバスター砲が火を吹くが、ジルムートの操る機体は曲がりもしない弾道など容易く予測して…高速カニ歩きで避けた。

 

 「「「ダッサ!」」」

 

 「ハッハッハッ!避ければ良かろうなのだ!いや…“当たらなければどうという事は無い!”*1

 「お主は何処ぞの赤い彗星か!?」

 

 ジルムートはお返しと言わんばかりに関節狙いのチマチマした攻撃を繰り出してきた。

 

 「わざわざ装甲の厚い胴体を狙う理由無し!やはり稼働部!稼働部狙いこそ至高!」

 「卑怯者め!」

 

 しかしジルムートが止める義理はない。

 

 

 「フハハハ!勝てば良かろうなのだ!プレートアーマ着込んだ騎士を倒すのに必要な物は何か?正解は関節攻撃と打撃による内部破壊!コレこそが戦場における最適解よ!」

 「なんでこんな奴がボスの組織と、こんなにガチバトルしないといけないのよ!全く熱くも無いじゃない!」

 「ハッ!お前たちの祖父母世代が悪いのだ!」

 

 

 ジルムートはニチアサの悪の組織の長に相応しい陰湿極まりない作戦で、確実にダメージを与えている。

 そもそもジルムートが時間をかければかけるほどに、ダークネスの戦闘員達は各国の戦力を削ぎ落とし、順調に勢力図を彼ら有利に塗り替えているのだ。

 

 「この!オラァ!」

 

 ジルムートは振るわれた大剣を盾でパリィしてから、ムーンウォークで後退した。

 

 「はい避けた!はい残念!無念!ねぇ?悔しかった?ねぇねぇ、悔しかった?(笑)」

 

 どシンプルに大人気ない性格がひん曲がったキングオブクソ野郎である。

 こんな奴が本家ニチアサヒーローモノで出番貰っていたら、ファンからクレーム殺到してギッタンギッタンのメッタメタにやられて爆散した挙句、今後のOPから削除まった無しである。

 

 「◯ね!」

 「シンプルな罵倒だなオイ!?」

 

 そう言いつつも、ジルムートは煽りながらの関節狙いの攻撃を辞めなかった。

 

 「むう…クリスタキングの必殺技でなんとかできんでござろうか?」

 「無理じゃ有りませんこと?あのように煽って来る奴が大人しく喰らってくれる訳ありませんわ。」

 「やってみないと分からねぇんじゃねぇか!」

 

 その時、レーダーから警報が鳴った

 

 『自衛隊の攻撃を探知、離脱して安全を確保してください』

 

 「何!?どういう事だ!?」

 

 その答え合わせは赤石博士からだった。

 

 「自衛隊が現在世界各地で暴れているダークネスの首領、ジルムートの居場所を特定した!これ以上の進行を止める為、日本政府が火器の無制限使用に踏み込んだんだ!」

 「え!?それじゃこの基地兼研究所は!?」

 

 「…恐らく破壊される。お前たちも早く逃げろ!」

 「「「「「マジか!?」」」」」

 

 「フハハハ!どうした?逃げるのかクリスタレンジャー!」 

 「ウォォォ!そこをどけぇ!」

 「だが断る!(キリッ)」

 

 ジルムートはクリスタレンジャーの進行方向へ移動し続け、逃走を妨害する。

 

 「お前たちも道連れだ!欲深い人間の業によって、お前たちは倒れるのだ!」

 

 その時、クリスタキングの持つ剣が光ると…

 

 「「「「「必殺!【ハイパークリスタバスター】」」」」」

 「あっぶねぇ!?」

 

 クリスタキングは至近距離で必殺技を放ち、ジルムートはバーニアを吹かせて大きく避けなくてはならなくなり、その隙にクリスタキングは撤退した。

 

 「全く…至近距離必殺技とか末恐ろしいな」

 

 そしてそれとほとんど同じタイミングで、空からは自衛隊による地上攻撃用投下爆弾やミサイルが飛んできて、辺り周辺を爆炎で包み込んだ。

 

 

 「や、やったか!?」

 

 クリスタキングがジルムートの機体の方を見ると、ギリギリで耐えたような感じで、関節からは火花が散り、満身創痍という状態だった。

 

 「今だ!奴はもう動けまい!行け!クリスタレンジャー!」 

 「じゃあな悪党!【ハイパークリスタバスター】!」

 

 そして強力なエネルギーの波動がジルムートの機体に直撃すると、大爆発と共に消え去った。

 

 

 「やった!」

 「勝ちましたわ!」

 「長い…戦いだった…」

 「ざまぁ無いわね!」

 「む?地震?」

 

 グリーンが違和感を感じた瞬間…

 

 「残念だったな、トリックだよ。」

 

 先程爆散したジルムートの機体が4体現れて、クリスタキングを包囲した。

*1
ちなみにこの場合は誤用であり、本来の意味合いは赤い彗星が部下に向けて言った“当たったら死ぬけど、お前がなんとか避ければ大丈夫だ”という意味合いの励ましであり、“どんな優れた武器でも命中しなきゃ脅威では無い”という煽り言葉では無い。




 次回も楽しみに!
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