ニチアサでよく見る敵組織の長に転生したんだが…科学とファンタジー両方かよ!?   作:平和推し

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 大きなお友達の人口がかなり多い魔法少女モノはっじまるよ〜!


3話 今日から私たち!プリスタガールズ!

 『プリスタ・チェンジ!』

 

 その日アタシ、黄桜崎瑠美は魔法少女になった。

 

 いつも通りの帰り道、アタシは妙な空気が辺りに広がったのを感じた。

 例えるなら生温い…ウチで飼っている犬の息が顔にかかったあの感じを全身で感じたんだ。

 そして…

 

 「「「ぴゃぁぁ!た、助けてぇ!」」」

 

 誰かが助けを求めて叫ぶ声が聞こえた。

 アタシが声の元に向かうと、公園にあったブランコがその面影を残すデカい怪物になっていて、ぬいぐるみのクマ?みたいな生き物が3体襲われていた。

 

 「な、なんだコレ!?化け物にぬいぐるみが襲われてる!?」

 

 するとその化け物はアタシをターゲットにしたのか、こちらを向いた。

 やばい!と思った瞬間、化け物の拳が振るわれてアタシの身体は吹き飛ばされた。

 

 「がはっ!?いっ…たい…」

 「キミ!もしかしてオイラ達が見えてるのかい!?」

 

 図体の割には弱い拳を受けて生垣にぶつかったアタシの近くに、さっきまで襲われていたぬいぐるみのクマ?の1体がふよふよと寄ってきた。

 

 「ぬいぐるみがしゃべった!?」

 「キミ!オイラ達と契約して魔法少女“プリスタガール”になってくれないかい!大丈夫!安心安全!アットホームな契約だから!」

 「あ?魔法少女?それになんか怪しい文言が…」

 「時間が無いよ!あのヤミーズを倒せるのは魔法だけなんだ!君がやらないと大勢の人が大変なことになっちゃうよ!君のパパやママ、お友達も全員!」

 「わ、分かった契約する!アタシに力を貸してくれ!」

 「契約成立!コレをつけて呪文を唱えればキミは魔法少女さ!」

 

 そして私はぬいぐるみの差し出したブローチをつけて変身した。

 ヤミーズとかいうブランコの化け物は蹴って殴ってボコボコにしていたら、黒い霧になってブランコを残して消えた。対抗策が魔法だけとは?

 

 「ほ、本当にヤミーズを倒しちゃった…凄いや!キミは魔法少女の適性がとっても高かったんだね!」

 「えっと、ぬいぐるみで良いのかな?アタシは確かに家で護身術とか習ってだけど…ヤミーズって大したことない?」

 「オイラの名前はプリだよ!ここのヤミーズは負の感情がまだ薄いから大したことが無かっただけで、もっと濃い負の感情だったらもっと危なかったよ!」

 

 どうやらアタシはとんでもない厄ネタに突っ込んでしまった様だ。それにしても魔法少女とは…

 

 「えっと、プリちゃん?アタシの友達にこのこと相談しても良いかい?ちょっと現実味が無くって…」

 「いいよ!それよりオイラ達が見える子達だといいな。リップとミュウも契約すれば魔法少女は3人だよ!」

 「うーん、そう上手くいくかなぁ」

 

 この後、アタシの友達清水院晶子こと晶ちゃんと、仲良くなった先輩の紫村霞こと、紫村ちゃんも魔法少女になっちゃった。

 こうして普通の女子中学生だったアタシ達は魔法少女プリスタガールズとして、ヤミーズと戦うことになった!

 それにしてもプリちゃん達プリティ妖精の国を滅ぼした連中は一体何者なんだろう?

 

 

 「…以上がご指示通りに女性構成員のみの調査チームが2週間かけて徹底的に調べた普段の生活などの、デリケートな情報を除いたプリスタガールズの情報になります。ジルムート様」

 

 椅子に座って書類を読んでいた男、ジルムートは報告書を読み上げた部下の声に顔を上げて。

 

 「ご苦労。それで?あの害獣共の残党は我々の事を説明したのか?」

 「いえ、あの害獣共は自分達が被害者である主張のみで、具体的な説明や細かい事情などは一切合切口にしておりません。」

 「所詮は畜生という事か…」

 

 やはりキュ◯ベエの親戚だよアイツら…都合の良い枕言葉並べて、無知で純粋な少女達に戦う事を強いるなど、なんという自己中な生命体だ。

 

 悪の組織の親玉として、若く純粋な芽を健全に育てる事は後々、世の中のためになると考えているジルムートは、あの忌々しい可愛いだけの生命体をなんとかするべく魔法少女達を倒すことにした。

 

 「ヤミーズの人工生成は問題なかったな?」

 「もちろんでございます。強さも大きさも数もコントロール可能ですが…特殊能力の制限は難しいことが分かっております。」

 

 問題無いよね?って軽く聞いたら想像以上に凄いこと言われたけど、まぁ作戦に問題は無いな。アレはどうせその辺の悪感情と無機物の使い捨て要員だし。

 

 「所詮は畜生との戦いで使う存在ゆえ、あまり気にしなくても良い。それに…母上が自分の得意分野である魔法を息子の為に使えるとワクワクしているからな、何か起きても問題無かろう。」

 「女王様ですか…確かに当代最高の魔法使いである彼の方がいれば心強いですからね。」

 

 そうなのだ。母さんは息子の俺を溺愛しているが、その実力は確かなモノで、俺が生まれるまでは魔法で右に出るモノなしと言わしめた最強の魔法使い。実際に俺の前で巨大な雷を放つ魔法を見せてくれたが、もはや戦術兵器クラスだった。

 

 「母上は戦闘能力などの能力値は、私ほどでは無いが高く更には経験がある。母上を侮辱する訳では無いが“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”という言葉もある。決して誰も侮ってはいけないのだ。」

 「流石はジルムート様です。感服いたしました。」

 「よしてくれ、私は指導者としてはまだまだ未熟だ。引き続き手間をかけるとは思うがよろしく頼む。」

 「かしこまりました。」

 

 さて、魔法少女諸君?コレから君達が対峙する組織の力…見せてあげよう。




次も魔法少女が登場します。
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