アマノ「出来た!!」
左「本当か⁉」
アマノの叫びに反応し左が試験管を覗き込む、そこには確かに薄い赤色をした液体が入っていた
左「これを使えば皆元に戻るんだな!!」
アマノ「はい!!」
ブルース「だが1つ問題がある」
はしゃぐ2人に深刻そうにブルースが言葉を発する、それに反応し2人はブルースを見る
ブルース「治験も行っていない薬をいきなり使っても良いのかどうか」
左「治験?」
アマノ「本来薬って言うのはマウス等の動物治験を行い様子を見てから問題がなければ人間に投与すると言う工程を踏むのでかなり時間がかかるんです、でも今回は………………」
左「そっか、マウスに投与して状態を観察するなんてのんびりしてられないって訳か」
ブルース「僕としてはやはり効果の保証もないものを簡単に投与したくはないな」
アマノ「………………………………」
アマノは不意に試験管を机に置くとスタスタと歩いていく
左「アマノ博士?」
その手には治療薬とはまた違った薬の入った試験管が握られておりその中身に触れる
ブルース「アマノ博士⁉何を!!」
その行動にブルースな叫び左は事態が理解できずおろおろとするばかりだった
左「な、何だよ、あれになんかあるのか?」
ブルース「あれは治療薬の研究の為に使ったウイルスの残りだ」
左「何⁉、そんなもん触ったら⁉」
左の予想通りアマノの体に血管が浮かび始める
アマノ「どのみち治験をするにしてもしないにしても使わないといけないんです、さぁ、サンプルは出来ましたよ」
余程ウイルスの進行が早いのか多少息を荒くしながら彼女はそう言う
その後アマノが暴れない様にベットに縛り付け薬を投与する
左「どのくらいで効く?」
ブルース「個人差があるだろうが大体5分~10分位だろう」
アマノ「ふぅ、本当にお二人がいて良かった」
ブルース「僕としても貴重な経験をさせて貰ったよ、まさかゾンビに会えるとはね」
アマノ「ええ、そういえば博士の変身は心拍数200でしたっけ?」
ブルース「ああ、皆勘違いしがちだが、別に怒らないと変身出来ない訳じゃない」
左「そうだったのか」
ブルース「君は? 相棒と2人で変身するらしいが、その間相棒はどうなってる?」
左「そうだな、俺の右半身が相棒のものになる、相棒の体はその間無防備になるから弟子とかエボルトとかに守って貰うか家から極力出ない様にしてる」
アマノ「でも相棒さんの体も変身するんですよね?」
左「緊急事態とか相棒の方が相性が良い時だけな、基本は俺が前に出てる」
アマノ「そうなんですか…………グッ⁉」
三人で談笑していると急にアマノが苦しみだし左は慌てるがブルースは冷静に告げる
ブルース「大丈夫だ、体内でワクチンがウイルスを攻撃し始めたんだ、数秒で収まる」
アマノ「グッ、アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
しかしブルースの回答とは異なりアマノはどれだけ経っても苦しそうにしていた
左「おいおい、何処が数秒で収まるんだよ、苦しそうなままだぞ⁉」
ブルース「そんなバカな!! 何故だ⁉」
ブルースは慌ててコンピューターを使い理由を調べ始め左も直ぐ様フィリップに本棚で調べて貰う様に連絡した