鳴海探偵事務所
フィリップはケータイを片手に歩き回り左と話す
フィリップ「成る程、状況は分かった、早速検索を始めよう」
左『悪いが急いでくれ、全然収まらねぇんだ』
フィリップは葦原にケータイを預け無題の本を取ると【地球の本棚】に入る
フィリップの意識が肉体から離れ白い空間に無数の本棚がある場所に移動する
フィリップ「知りたい項目は【アマノ博士が作った薬の正体】 キーワードは?」
左『まず最初はゾンビ』
対象外の本が消える
左『二つ目は、アマノ博士』
更に本が消え本棚1つ分程まで減る
左『最後は薬』
遂に1つを残し本が消え【Madicine】の文字が浮かびその内容を読み驚く
意識が肉体に戻り直ぐに左に連絡を入れる
フィリップ「翔太郎!!、彼女達が作ったのは解毒薬じゃない!! ゾンビ化を促進する薬だ!!」
左「何⁉、解毒薬じゃねぇのか⁉」
フィリップ「彼女の弟は彼女が人の良いのを利用し彼女に解毒薬のレシピと偽り促進薬の薬のレシピを渡した様だ」
左『くそ、バナー博士!! それは解毒薬じゃねぇ!! 寧ろその逆だ!!』
ガチャン!!とケータイの向こう側で音が響いたのを最後にツーツーツーと待機音が鳴る
フィリップ「翔太郎? 翔太郎⁉」
返答の無い相棒の名前を呼び続けるがケータイは待機音を発し続けるだけだった
アベンジャーズ・タワー内ラボ
そこで拘束され暴れるアマノ、そこに最早意識があるとは思えずヴァ~ヴァ~と呻くだけだった
左「どうする? 彼女がこうなった以上完全に手は無くなったぞ」
バナー「ああ、こうなったら僕らで一から作るしかない」
左「出来るのか?」
バナー「時間はかかる、だが出来るかどうかと言われれば可能だと思う、2人が残したウイルスの設計図を元に僕が作る、君にも手伝って欲しい」
左「それは良いが、そういうのは俺より相棒の方が得意なんだがな」
バナー「そうか、兎も角やってみよう、作業は僕がやるから君は護衛と僕が欲しいものを持ってきて欲しい」
左「分かった、任せろ」
バナー「よし、じゃあ始めよう」
バナー博士はそう言うと机とパソコンに向かい合う
数分後
バナー「ヒダリ、申し訳無いがアマノ博士かナターシャの血を採ってきてくれないか?」
左「血? なんで血がいるんだよ」
バナー「血中にあるウイルスに作った解毒薬の試作品を試すんだ、二の舞にはなりたくないからね」
左「分かった」
左はそう言うと部屋を出てアマノの体から血を抜くため部屋を出る
バナー「あ!! 触ると感染するから手袋の着用を忘れずにね」
左「分かった」
恐る恐るアマノから血を抜き無事部屋に戻りブルースに血を渡す
左「分かってるだろうけど扱いには気を付けろ」
バナー「ああ、ありがとう」
数時間後、バナーの手には促進薬とは違う薬が握られていた