ジャスパー「罪? この国を、この街を守ることが罪だと言うのか⁉」
トニー「国を護るために兵器は必要ない」
ジャスパー「違う!! そんなものは間違っている!! 護るために兵器が必要なんだ!! 兵器こそ最強の盾だ!! そう思うからあなたは鋼鉄のスーツに武器を付けたんだろう!! キャプテン・アメリカの様に盾だけでは不安だったから!!ヒーローと言えど生き物だ!! 限界がある、だが兵器は違う!! 無尽蔵に産み出せる!! トニー程の才能は無いが私だってヒーローに慣れる!! 正しく使えば」
トニー「正しく? 今正しくと言ったか?正しく使えば使うほど人が死ぬ、それが兵器だ」
ジャスパー「………………そうか、確かにそうだ、すまないトニー」
トニー「私に謝って何の意味がある、一生を掛けて償え」
ジャスパー「それは出来ない」
ジャスパーはそう言うと走り去る
エボルト「逃がすと思うか?」
パラド「これ以上俺の心を滾らせるな」
その先にエボルトとパラドが回り込み強烈な回し蹴りを食らわせジャスパーは大きく吹き飛ぶ
キャプテン「おい!! やりすぎだぞ!!」
エボルト「普通の人間ならそうなんだろうがな」
パラド「どう見たってありゃ普通の人間じゃ無いからな」
キャプテン「何?」
モクモクと立ち上る土煙の向こうに人影が現れる、しかしそれは決して常人のものではなく左半身が異様に大きく左手の薬指と小指が鋭利な刃の様になっていた
アマノ「そんな、ジャスパー………………どうして」
ジャスパー「姉さんも見ていただろう、僕が感染する瞬間を一番近くで」
アマノはその言葉にハッとする
アマノ「貴方が最初の感染者………………どうして、あの時は何も」
ジャスパー「症状が出始めたのはそのすぐ後だ」
アマノ「どうして、言ってくれればいくらでも方法が…………」
ジャスパー「姉さんじゃ治せないからだ!!」
アマノ「ッ!!」
ジャスパー「姉さんより頭の良い僕が何度も何度も何度も何度も研究しても解決策が見つからない、見つかったのは感染しないと言う事だけ………………でも、お陰で吹っ切れたよ、治せないのならせめてこのウイルスの威力を確かめたかった!!、姉さんもトニーもバナー博士もわかるでしょう!! 僕は科学者だ!!知らない事を知りたいと思う欲求は人より強い!!」
パンッ!!
と乾いた音が辺りに響きジャスパーの頬に痛みが走る
アマノ「お願いだから目を覚まして!!」
目に涙を浮かべそう掠れる声で言うアマノにジャスパーの目が開かれる
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
その時、逃げ送れたのか1人の女性の叫び声が響き全員がそちらを見る
そこにはジャスパーの姿に驚いた親子が恐怖に身を振るわせていた
ジャスパー「ああ、み、見るな」
途端に様子がおかしくなるジャスパーにWと高虎が気付き止めようと走り出すが2人を弾き飛ばしその凶爪を振り下ろす
アマノ「大丈夫ですか? ここにはヒーローが沢山いますから、貴方達に危害は………………あ」
赤い命の雫が地面に滴る、その元を辿ればアマノの体を貫く様に2本の凶爪が伸びていた