「祝勝会は夜だ、それまでは各々自由に過ごしてくれ、クリントも夜までには回復するそうだ」
トニーはそう言うと置いてある高級酒のボトルを1つ取るとグラスに注ぎ中身を飲み他のメンバーは装備の点検やパーティーの準備に走る
その隙に仮面ライダーズは誰も居ない部屋に集まり今後の事を話し合う
「それで?クウガとディケイドとは連絡ついてんのか?」
「ああ、今度の出動の時に合流するってさ、555もその時にしれっと混ざってるらしいからよろしくって言ってたぜ」
左が訪ねるとパラドが携帯ゲームを取り出しスコアを稼ぎながら言う
「それより、お前をウルトロンに差し向ける話はどうなったんだよ?」
葦原が訪ねるとパラドのゲームを操作する指が止まる
「前にも言った通り、正直ウルトロンって奴を直で見ないと何とも言えないな、まぁやれるだけの事はやってみるさ」
パラドはそう言うと再びゲームを始めそのまま仮面ライダーズもパーティーまで適当に時間を潰した
「起きてる?そろそろ始めるわよ」
ナターシャの声が聞こえ全員がパーティー会場に登っていく、高級な酒と料理が並びトニーの要望なのか陽気な音楽が流れ皆で乾杯する
今まで戦った敵の話やそれぞれのヒーロー事情、特に仮面ライダーズにはアベンジャーズは興味津々で中でも2人で1人に変身するWと変身前と後で印象が変わるギルスには質問が殺到した
そして
「ソーのハンマーは?何故君だけが持ち上げてる?」
「オーディンの魔法だ、俺だけが持ち上げられる訳じゃない、相応しき者がハンマーの力を授かるんだ、試してみろ」
「んじゃ、俺から」
「無理するなよ、怪我人」
ソーの言葉にクリントがハンマーに手をかけトニーが茶々を入れつつ思いっきり持ち上げる
「ふん!!あら?ふん!!」
しかしハンマーはビクともせず次はトニーが挑戦する、スーツまで持ち出しローディも加わるがやはり動かず仮面ライダーズも試してみたが惨敗、結局ソー以外にハンマーを持ち上げられた者はいなかった
「何か仕掛けがあるんだろう、例えば柄にセキュリティコードになってるとか、ソーの指紋を持つ者だけがハンマーを持ち上げられるって寸法だ」
「成る程、それも実に面白い回答だが、答えは簡単」
ソーはそう言ってハンマーを持ち上げ1回転させる
「皆相応しくない」
わざとらしく言うソーに皆溜め息を吐き宴会に戻ろうとした時不快な甲高い金属音が響く
「ふ~さ~わ~し~い~?」
現れたのはトニーが作ったアイアン・レギオンの1体
「いいや、相応しいものか、皆人殺しだ」
「スターク」
「ジャーヴィス」
異常に気付いたスティーブがトニーの名を呼びトニーはジャーヴィスに再起動しバグを直すよう指示するが反応はない、そこでパラドと高虎が目を合わせ頷くとパラドはオレンジ色の粒子となって消える
「すまない、寝起きでね、夢を見ていたと言うべきか。全く酷いノイズで身動きが取れなかった、糸が絡み付いて
もう1人の奴は殺した、良い奴だったが」
「人を殺した?」
フラフラと足元が覚束ないそのロボにスティーブが訪ねる
「気は進まなかった、たが、現実世界では手を汚すことも必要になる」
「誰の手先だ?」
ソーは最後にいる人物を探ろうと訪ねるとトニーの声が再生される
『僕には見える、世界を守るアーマーが』
「ウルトロンか?」
そこで心当たりがあったバナーがトニーを見て訪ねるが返答はトニーではなくウルトロン自身から帰ってくる
「体を持った。ああいや、まだだな、これはまだ蛹だ、だが準備は出来た、任務を果たす」
「任務って?」
ナターシャが訪ねるとウルトロンは此方をしっかりと見つめ言い放つ
「平和をもたらす」
瞬間、アベンジャーズ・タワーの照明が落ちボンヤリとウルトロンのアーマーだけが光を放つ
「何だ?何が起きた?」
最初に疑問の声を上げたのはウルトロン自身だった
「敵の前に姿を現すならまず環境を整理してからにするべきだったな、パズルゲームは俺の方が1歩早かった」
再びパラドが姿を現しそう言う
「コンピューターから生まれた新しい友達だ、俺が遊んでやるよ」
PERFECT PUZZLE
ゲームエリアが広がりエナジーアイテムが現れる
「大変身」
そんな掛け声と共にパラドは仮面ライダーパラドクスに変身した