「ヒダリ、どうだ?」
スティーブが左に訪ねる。ウルトロンを逃がした後、アベンジャーズは捜索を続けていた
「駄目だ、ネットを移動する相手は目に見える証拠も残らねぇから俺の足で探す調査が出来ねぇ。相棒の方は」
左がそう言いフィリップの方を指し全員がそちらを見る
フィリップは【地球の本棚】に入りウルトロンの足取りを追っていた
「やはりキーワードが足りない。何処に居るんだ?」
唸るフィリップの前には無数の本棚が並んでいた
「生まれたばかりなのにそんなに痕跡があるのか?」
「ッ!!。クリント・バートン、君天才かも」
クリントの言葉にハッとしたフィリップが思わずそうこぼす
「そうか?」
褒められて満更でもなさそうなクリントを無視しフィリップは続ける
「僕は難しく考え過ぎていた。ウルトロンは生まれたばかりなのだから本自体は少ない。つまり最初から名前と日付で足取りを追えば良かったんだ、となると」
検索を1度リセットし視界に映りきらない程の本棚が現れる
「キーワードは【ウルトロン】そして【今日の日付】、この2つだ」
本棚が凄い勢いで消え1冊の本が残る
「ビンゴだ」
残った本を手に取り中を確認すると意識を肉体に戻す
「分かった。ウルトロンは現在、闇商人のユリシーズ・クロウとの商談に向かっている。場所はアフリカの海岸にある廃船置き場、その1隻だ」
「商談?何を買っている?」
「地球に存在する中で最も硬い金属、ヴィブラニウム」
「何に使う気か知らないがろくなことにならないだろうな」
「3分で支度しろ、直ぐに出る」
スティーブの言葉に全員が行動しアフリカに向かう
数時間後
一方ウルトロン達はユリシーズ・クロウと既に向かい合い商品を見ていた
「手に入れるのにえらい苦労したんだぞ。何十億って価値だ」
ウルトロンはNEVERの時と同じ様にネットを操作し数十億を振り込む
「振り込んでやった。お前のフェイク会社にな」
クロウは直ぐに携帯を確認すると確かに様々な所から多額の金が振り込まれていた
「敵も味方もリッチにする。その後でどっちが本当の味方なのか見極める」
「スタークか?」
「何?」
クロウの言葉にウルトロンの表情こそ変わらないものの明らかな動揺が走る
「スタークも同じことを言ってた。奴の製品か?」
「違う!! 私がスタークの操り人形に見えるか⁉良く見てみろ、アイアンマンに似ているか?スタークが何だ!!」
ウルトロンはそう言うとクロウの腕を掴み反対の手が赤く赤熱しクロウの腕を切り落とす
「済まない悪かった。ああ、だが大した事無いだろう?だがスタークの名を聞いただけでイライラするんだ。私をスタークと一緒にするな!!」
そう言いクロウを階段から蹴り落とす
「悲しいな息子よ」
その時、アベンジャーズとW 斬月 パラドクスも到着しトニーがそう言う
「パパのハートは割れそうだ」
「割ってやろうか?真っ二つに」
トニーのジョークをウルトロンはそう一蹴し2組の間にただならぬ緊張感が走った