「大道克己、君は既に転生者として覚醒している筈だ」
フィリップの言葉に左と高虎は驚く
「だが、それをNEVERの特性が蝕んだ」
「ほう、俺達の事を知っているのか?」
エターナルは変身を解き大道克己の姿を表しその先を続ける
「お前の知っている通り、NEVERになると昔の記憶や感情が少しずつ抜け落ちていくらしい。所詮死人だからな。エターナルや仮面ライダーが何だったのか俺にはもう全く分からん、ただ言葉として覚えているだけだ。この記憶もその内忘れるだろう」
「そう、彼は自身が転生者であると言う事を思い出し、そして忘れた」
「…………………………何か思い出させる方法は?」
「…………現状…………無い」
左の質問にフィリップはそう答えると同時にウルトロンが操るストラッカーのロボが現れる
「目的は果たした。退くぞ」
「と言う事らしい。次に会う時は殺す。それまではこの地獄を楽しみな」
大道克己はそう言うとWと高虎に背を向け廃船から脱出した
『高虎、ヒダリ、フィリップ。奴らが撤退した。僕らもダメージを負った、一度退こう』
「了解した。行くぞ」
無線でスティーブが撤退を呼び掛け高虎がそれに答え一同はクインジェットに乗り込みその場を離れるがその移動中の空気は重たい物だった
「……………………派手にやられたな」
「ああ、まぁ、町に被害が出なかっただけマシだろう」
「本当にすまない」
左はボロボロになった葦原に声をかけるとバナーが申し訳無さそうに謝罪する
「あんたのせいじゃない。魔女の力に操られてただけだ」
「それに皆してやられたしな。兎に角治療が必要だ。何処に向かってるんだ?」
「ゆっくり休める場所らしい」
トニーが話に入りそう言うと暫くしてクインジェットが地面に下りる
バートンが先頭に立ち先に進むとそこにはポツンと立つ1軒の家があった
「入ってくれ」
クリントが扉を開け皆で中に入る
「ああ、お帰りなさい」
中には1人の女性がおり笑顔でそう言うとクリントとハグをする
「ごめんな、急に帰ってきて」
クリントが笑顔でそう言う
「誰だ?」
「彼女もエージェント……だろ?」
ソーの質問にトニーが訪ねると答える間も無く小さな足音がパタパタと聞こえる
「パパ~」
「ああ、そこに居たか!!」
「あれは………………小さいエージェント」
クリントは嬉しそうに子供を抱き抱えトニーは信じられないと言うようにジョークを放つ
「ゆっくりしていってくれ」
クリントに言われアベンジャーズのメンバーは呆然とするが取り敢えずクリントの言う通りさせて貰う事になった