メンバーの中で張り詰めた空気が迸る
「1度しか言わないぞ」
キャプテンが忠告するようにヴィブラニウムボディを弄る2人に告げる
「いや、0で良い」
「折角だ、言わせてやれ」
トニーはそんな中でも飄々とした様子で答えエボルトが茶々をいれる
「気は確かか⁉」
「君の方こそどうなんだ⁉ソイツらに操られていないと言えるのか⁉」
次第に口論はヒートアップするとピエトロが高速で動き繋がれていた電源を抜く
「良いよ、続けて」
そう言うとキャプテン側とトニー側で少し揉み合いになる、そこにソーが現れ雷を撃つとガードが吹っ飛びゆっくりと赤い機械と生物の中間辺りの体が起き上がる
最初はソーに襲いかかり投げ飛ばされたが鏡に映る自分と外の景色を見て落ち着きを取り戻しヴィジョンが誕生した
「ソー、何故手を貸したんだ?」
「アスガルドで夢の正体について知った。大きな渦が希望を飲み込む。その中心にこれがあった」
キャプテンの問いにソーは新たに誕生したヴィジョンの額にある石を差す
「特別な物か?」
「マインドストーンだ、6つあるインフィニティストーンの1つだ。全てを破壊する程の比類無き力を秘めている」
「ああ、俺も聞いたことがある。俺達が使うパンドラボックスは精々星1つを破壊するので限界だがインフィニティストーンを使えば何処に居ようとどんな状況だろうとスナップ1つで宇宙を無に出来ると。キルバスの野郎も狙ってやがったが何でも紫色のゴリラに邪魔されて結局手に入れられなかったらしい」
「何故そんな物を奴に渡した?」
「スタークは正しい」
「それはまさに世も末って感じだな」
「我々ではウルトロンに勝てない」
「バラバラではね」
アベンジャーズの口論にヴィジョンが初めて声を上げる
「そんな危険な物をウルトロンに渡したのか?」
「私がウルトロンの子供だと?」
「違うのか?」
キャプテンの言葉に反論する様にヴィジョンは声を上げキャプテンは更に訪ねる
「ウルトロンでもない。ジャーヴィスでもない。私は、私です」
「どう違う?」
「私は命の味方です。ウルトロンは全てを破壊する」
ヴィジョンはそう言いキャプテンを見る
「ウルトロンを殺したくは無い。彼は特別で苦しんでいる。だがその苦しみは地球を飲み込む。だから彼を消さねば。生んだもの、ネット上の痕跡も全て。急ぐべきです。1人の力では成し遂げる事は出来ない。だから信じて貰えないでしょうが、行かなければ」
ヴィジョンはそう言いソーにムジョルニアを差し出す
「…………………………行くか」
ヴィジョンから差し出されたハンマーを受け取りソーはそう言う
「3分で支度しろ。急いで出る」
キャプテンがそう言うと同時にとてつもない爆発音が別の部屋から上がり黒煙が上がる
「ゲホッ!! ゴホッ!!フィリップ!!お前良い加減思い付きで動くの止めろ!!」
「それで?出来たのか?エターナルに勝てる例のアイテム」
「ああ!!出来た!!ついに、ついに完成だ!!」
フィリップはそう言うと手にある脳ミソを模したMのメモリを押す
MEMORY
そんな音が流れ仮面ライダー達もウルトロンとの戦いに備え準備を進めた