察していると思いますが基本セラ目線で物語が進むので補習授業部はほとんど喋りません。
なんなら『先生』も割と出てきません。
『ティーパーティー』
トリニティ総合学園の生徒会執行部、3大派閥である「パテル」「フィリウス」「サンクトゥス」から3名の代表者を選出して生徒会長となる。3人が交代で最高決定権を持つ「ホスト」となり運営している。
深夜、ふと目が覚める。
汗で濡れている寝巻きに気持ち悪さを感じつつ窓の外を見ると淡い月光が外を照らしていた。
(今になってあんな夢...らしくもない)
そう思いながらベッドの下に入れていた木箱を取り出して開けた。
「ごめんなさい、貴方達を使うのはもう少し先になりそうだわ」
そう言い彼女を撫でる、彼女は反応するかのように少しだけ暖かくなった。
「救世主ね...」
あの日父に言われた言葉を口にする。
(くだらない...)
そう思いながら再度眠ろうとベッドに向かう途中に外を見るとあるものが目に入った。
(あれはティーパーティーの...)
彼女と目が合うと彼女は急いで暗闇へ走って行った。
合宿初日、別館の掃除が終わり荷物を整えている時にそれは起きた。
「セラ様、ミカ様がお呼びです。」
ティーパーティーの生徒がセラを迎えに来た。
突然の招集に他の部員は驚いた、セラは招集を聞くと目を細めため息を吐いて答えた。
「せっかくのお誘いですがお断りさせて頂きます」
「そうですか...残念です」
そう言うと彼女は手を叩いた、すると扉から黒い制服で身を包んだ数名の生徒が銃を構えてセラを囲むように部屋に入ってきた。
「天熾セラ、貴方をトリニティ総合学園に対する反逆の容疑で連行します」
「へえ...」
困惑する他の部員を他所にセラはニヤリと笑みを浮かべた。
「貴方達だけで私を連行できると思っているのかしら」
セラの足を包んでいた翼が開いたと同時に室内に響いた6回の銃声。
鳴り終わると同時にセラを囲っていた生徒達が倒れた。
「私、この子を使いたく無いのよ」
そう言うセラの右手には1丁のリボルバーが握られていた。
「楽園も、裏切りも、悪魔も、隠し子も、私はどうでも良いの」
弾を装填しながら話し出す。
「私はただ、後に続く子達を見守るだけ」
苦悶の表情を浮かべるティーパーティーの生徒に銃を向けるセラ。
「セラ、そこまでだ」
いつの間にか開いた窓に立っていた少女の声が室内に響く。
「あらツルギさん、ごきげんよう」
「セラ、その引き金を引けば後悔するぞ」
そう言い引き金に指を掛けたツルギ、室内の空気が張り詰めて行く。
「ツルギさんと踊るには場所が悪いわね」
そうセラが言うとツルギは引き金から指を離した。
「それで?連行されるのか大人しく会談に応じるかだが」
「今の聖園様と話すことはありません」
「そうか...」
ツルギはふうとため息を吐いてセラに告げた。
「ではセラ、お前を連行する」
「それで?大人しく牢屋に入ったんだ」
部下からの報告をお菓子を食べながら聞く。
「あははっセラちゃんったらホント何考えてるのかわかんないな」
一口紅茶を飲んで一息ついて口を開く。
「もう下がって良いよ、報告ありがとね」
部下が退出し1人になる。
「大丈夫、今度は大丈夫...」
彼女の独り言を聞いていたのはとっくに冷めていた紅茶だけだった。
ここから本格的に原作から逸らします。
流れが少し変わるだけで結末はほぼ変わらないよ。
セラの使っていた銃について
エンフィールド・リボルバー 「Mal’aḵ」
セラが持ち歩いている銃、両親が妊娠した時に購入した彼女にとって特別な銃。
毎日寝る前にメンテナンスをしており、妹のように扱っている。
ついでに数人のセラからの印象を発表
先生に対して、特別深い思いは抱いておらず、やけに馴れ馴れしい教職員だと思っている。
補習授業部の子達に対して、クセはあるが可愛い後輩達、4人で行動しているのを見かけては「誘ってくれとも良いのに...」と密かに思っている。