7月3日の夕方、オレは仕事を終えて工場を出た。
エレカー(電気自動車)を走らせて、アパートに向かう。
狭いコロニーの中でも交通渋滞はある。
エレカーが列を並んで信号待ちだ。
5時の帰宅ラッシュは苦痛でしかない。
車窓からトレーラーに載せられたガンタンクを見た。
ガンタンクといっても戦闘用ではなく、戦後のアナハイムが民間用に販売したもので。
片腕がショベルカーになっているような代物だ。
6時前にアパートに戻った。
鍵を開けて、古めかしい鉄の扉を開ける。
帰宅後、風呂で体を洗うのが日課だ
服を脱ぎ捨てた。
白い中折ドアを開いて浴室に入る。
宇宙世紀になっても安いアパートには3点ユニットバスが付いている。
せま苦しくて動きにくい空間だ。
小さい浴槽の中でシャワーを浴びる。
頭を洗い、次に体を洗い、シャワーで洗い流す。
オレはバスタオルで体を拭き、パジャマを着た。
マサムネエアコンのスイッチを入れて、部屋の湿気をとる。
チキンを食べながらクラバのことを考えた。
正直、6月後半は暇だった。
予定されていたバイナリーズどの試合はなくなったからだ。
黒い二連星はジークアクスに葬られ、クランは消滅。
生き残ったのはウーロン市の市長になったマッシュだけか。
「リック・ドムと戦いたかったぜ」
夜9時ごろ、スマホの電波が突然つながらなくなった。
「困ったな。もうすぐクラバの中継があるのに」
誰かがコロニーでミノフスキー粒子を撒いたのか。
あのソドン、ペガサス級急襲揚陸艦1番艦がやったのか?
机に置いたコーヒーカップがカタカタと揺れる。
アパートの窓を開けて、空を見上げる。
青色のザクが4機も編隊飛行をしていた。
「あれは特務のザクか。騒がしいな」
夜10時頃、テレビで速報がなった。
「ゎお! BreakingNews」
黒髪のアナウンサーが速報を打つ。
「たった今入りました速報です。イズマコロニーでテロ事件がありました」
「コロニーに侵入した2機のテロリストの機体はジオン所属のモビルアーマーにより撃墜されたようです。現在、テロ事件は収束し、被害状況の確認が進められています」
オレは驚いた。街が燃えている映像が流れていたからだ。
「イズマコロニーが燃えているのか」
アナウンサーが話を続ける。
「また、クランバトルと呼ばれる違法賭博の容疑者が関与していたという情報もあり、現場からモビルスーツとともに逃走。現在も警察当局が行方を追ってます」
オレは心配になった。
クラバが続けられるのかと。
画面の上に白テロップが出たと同時に映像が切り替わった。
「たった今入った速報をお伝えします。現警察はアマテ容疑者の公開捜査に踏み切りました。」
赤髪の少女、どこかで見たような気が。
今後の展開を考えてます
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クラバ編を続行
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更新を休止
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設定資料集が出るまで待機