オレはイズマコロニーから宇宙に飛び出した。
コロニーを宇宙海賊から守るには自ら戦うしかない。
ミノフスキー粒子は濃く、戦闘レベルに達している。
グレー色のザクのレーダーは完全に沈黙。
宇宙海賊も、セキヤの現在地もわからない。
まるで霧の中の戦場に迷いこんだみたいだ。
オレは操縦席でボヤきながら、ため息をついた。
「だめだ。通信がつながらない」
やがて、視界の先に爆発が起きた。
戦闘が繰り広げられているサインだ。
軍警はグレー色の船体色だから見分けがつきやすい。
グレー色のマゼランが先行し、2隻のサラミスが随伴している。
マゼランは宇宙海賊のサラミスに主砲を浴びせていた。
二隻の青いサラミスが左右に散開。
足の速い青色のサラミスが艦首からミサイルを発射。
マゼラン護衛の軍警ザクがミサイルを迎撃し、火花が周囲に炸裂した。
サラミスは正面火力に重点を置いている。
砲は上部に2つ、艦底部に1つ、側面に1つずつ。
単装砲は旧世紀のオート・メラーラのような形をしている。
オレは撃破された軍警ザクに近づいて、バズーカを拝借した。
狙うのは右側のサラミス。
側面の2連装機銃が火を吹く。
オレはバズーカを一発、艦の側面に叩き込む。
「艦底部から仕掛けるか」
艦底部の大型2連装機銃が火を吹く。
ザクのシールドすれすれにビームも通り過ぎる。
オレは距離を詰め、サラミスの単装砲に一発を叩き込んだ。
「残り3発」
ブリッジにめがけてバズーカを構えた。
バズーカの砲弾が、一直線にブリッジに向かう。
そして爆散。
そのとき、視界の端をピンク色のビームが横切った。
「……赤い、軽キャノン?」
軽キャノンが、戦場を駆けていた。
手にはビームライフルを装備していない。
その機体が肩からビームを放つ。
オレは間一髪でかわし、軽キャノンにバズーカを放つ。
一発食らってもダメージが見られない。
「なら、接近戦でやってやる!」
オレはバズーカを捨て、ヒートホークに持ち替えた。
ビーム・サーベルを振り下ろした軽キャノンと接触。
『そちらの軽キャノン、聞こえているか?』
『何者だ貴様、ジオンか?』
『戦争は5年前に終わったんだ。家に帰れ!』
『連邦はまだ負けてない! まだ戦える』
右肩に"EEF have not lost yet"と白文字で記してある。
こいつら地球連邦軍の残党兵か。
ザクに比べれば、軽キャノンは鈍重なモビルスーツだ。
右足で蹴りを入れると、動きが乱れた。
ビーム・サーベルを構えた右手を切り捨て、キャノンの頭部を破壊する。
軽キャノンは機体を捨て、コア・ファイターで脱出した。
「軍警のマゼランに特攻をかける気か。そうはさせん」
オレが赤いコア・ファイターの機首を蹴ると、コア・ファイターは失速しながら爆散した。
「まずは一機」
突如、操縦席に警報アラートが鳴り響く。
赤いモビルスーツが急激に接近している。
足にあるマウントラッチには4連装ミサイルポッドが確認できた。
あれはなんだ。
シルエットは軽キャノンに似ているが、特徴的なビームキャノン砲が見当たらない。
手持ち武器はビーム・ライフルではないし。
赤い機体から4発のフットミサイルが放たれる。
オレはザクマシンガンを乱れ撃ちした。
たちまちに爆発が起き、視界が悪くなった。
足のミサイルポッドを即座にバージした所を見ると身軽になりたいのだろう。
やはり、あれは軽キャノンだろうな。
オレはフットペダルを踏み込み、ブースターを加速させた。
デブリが多い地帯に逃げ込む。
今後の展開を考えてます
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クラバ編を続行
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更新を休止
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設定資料集が出るまで待機