GQuuuuuuX オレはザクで戦う    作:フォード2

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4  初めてのクラバ(2)

 オレはサイド6でクランバトルに参加している。

 

 

 

 セキヤが操る黒いザクは弾切れを起こしていた。

 確か、腰のラッチに丸いマガジンがあるはずだ。

『リック! すまんが援護してくれ。任せたぞ』

『了解です』

 

 オレはとっさにクラッカーを取り出した。

 閃光弾入りだ。目眩ましにはなる。

 

 

 オレはクラッカーを投げ、セキヤがマガジンを交換する時間を稼いだ。

 閃光弾入りのクラッカーを投げた影響か?

 相手のクランチームは少し混乱している。

 

 

 ザクの動きが止まっている。

 今が攻撃のチャンス。

 オレはスパイク・シールドでザクの頭を殴りつけた。

「これでも喰らえや」

 

 

 スパイク・シールドはL型シールドにスパイクを取り付けたもの。

 打突兵器は接近戦で有効な手段となる。 

 

 

 ジオン独立戦争の生き残りをなめるなよ。

 今はおっさんでも、オレには激戦を生き抜いてきた自負がある。

 

  

 ザクが一瞬(ひる)んだ隙に次の一手を出す。

 右手に握ったヒートホークを、ザクの頭に振りかざす。

「しまった」

 

 オレはヒートホークを作動させるのを忘れていた。

 どおりで刃が通らないわけだ。

 もう一度、ザクの頭に振りかざしてやる。

 

 ヒートホークの刃がジワジワと赤くなりプラズマ化する。

 ザクの頭にヒートホークが突き刺さると、モノアイが激しく点滅し、そして沈黙した。

『セキヤ、残り1体だ』

『でかした! リック』

 

 

 残るはポメラニアンズのザクのみ。

 残り時間は2分。

 やるしかない。

 

 

 オレはスラスターを全開にして、ザクを加速させた。

 ようやく追いつくと、ポメ野郎はヒートホークを構えていた。

 オレのヒートホークが純正品なら確実に勝てただろう。

 だが、現実には民生品のトメノスケ製だ。

 

 

 ポメ野郎が振りかざしたヒートホークをシールドで受け止めた。

 シールドは耐えられそうもない。

「くそっ、トメノスケ製でもやるしかねえ!」

 

 

 オレはシールドを捨てて、ヒートホークを両手で握り直した。

 トメノスケの刃はまだ熱を帯びて、赤く輝いている。

 まだ、使えるはずだ。

 

 

 ポメ野郎が次の攻撃を繰り出す前に、オレは一気に間合いを詰めた。

 機体のスラスターを全開にして、ポメ野郎の胴体にキックする。

 ポメ野郎の動きが一瞬止まった。

「くらえっ!」

 

 

 オレはヒートホークを振り下ろした。

 ポメ野郎は腕を上げて防ぐが、右腕の装甲にトメノスケの刃が食い込む。

 

 

 オレの機体もシールドを失い、装甲はボロボロだ。次の攻防が勝負を決めそうだった。

 その時、試合終了のブザーが鳴った。

 

 

 そういえば、セキヤが言っていた。

 クランバトルが終わると軍警が来るらしい。

 

 

 軍警はサイド6の治安維持組織で、民間に払い下げられたサラミスとマゼランを所有している。

 モビルスーツは旧式のザクを多数保有。

 つまり、ちょっとした軍隊並みの装備だ。

 

 

 オレはコロニーの内部へと機体を向けた。

 前部スラスターを急いで吹かして減速。

 

 

 ザクの姿勢安定制御(オートバランサー)を使って、着地後の安定を図る。

 わずかに揺れたが、何とかバランスを保った。

 

 

 5秒間だけ遠隔で解除できるエアロック。わずかな開放時間をすり抜ける。

「帰ったら先勝会だな」

 

 

 

 

 




ジークアクス 3話見ました
戦闘中の会話シーンがないので物足りませんね

今後の展開を考えてます

  • クラバ編を続行
  • 更新を休止
  • 設定資料集が出るまで待機
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