イマイチハーメルンの使い方を理解できません、助けてください。
俺は、渾身の力を以て剣を振るった。
何度目か分からないこの感覚。対手の骨肉を断ち切り、行き場を失ったソウルが俺の胸にすっと入り込む。
振るった愛剣に力を込める、ずるり。と対手の身を引き裂きながら刀身を引き抜く。
それと同時に対手、いや「王たちの化身」と呼ぶべきだろうか。その神の如き化身を地に伏せる。
「“今回も“お疲れ様。」
俺はそう呟きながら眼前の篝火に座り込む、何度も見た光景だ、軽く片手の指は超えている。
消えてゆくはじまりの火、暗闇に包まれる視界、冷たくなっていく身体、そして側にいる火防女、何もかも見飽きた光景だ。だが、その見飽きた光景が心地良い。
あらゆる強敵との死闘の果てにある達成感、またはそれを無傷で斃した時の超越感...
それに取り憑かれているのかもしれない、傍から見たら俺は狂人の類かもしれない。
だが、その誹りを受けても、俺は堪らなくこの残酷で無慈悲な世界が好きだった。
だからまた、あの墓場で目覚める...つもりだった。はずだった。
目を覚ますとそこは、荒涼な荒地、いや砂漠というべきだろうか?兎にも角にも、俺の故郷というべき場所、ロスリックでは見られない光景だった。
その砂漠を見て、ある“奴隷の騎士“と死闘を繰り広げた場所が脳裏に浮かぶ。しかし、あの終末世界とは異なる部分が一つある。
言うまでもない、頭上に広がる眩いほどの青空、そして太陽。
その満天の晴天に、思わず俺は竜の求道者が集う頂を思い出し、それと同時にあの“名を無くした王“を思い出す。
まさか知らない場所で思い浮かべる顔が苦労した強敵ツートップだとは...幸先が良いのか悪いのか...
人知れず溜息をつきながら、取り敢えずバッグを漁る。バッグと言ってもただのバッグではない。
人の丈程ある大槌だろうと、岩ほどの重さのある鎧だろうと、果ては神々のソウルだろうと仕舞い込んでしまう正体不明のバッグだ。
そんなバッグを漁ればそれはそれは、この窮地を脱する便利なアイテムが...無い。無い...無い...!?
俺は思わず慌てふためき、自身のバッグをひっくり返す。苦労してマラソンした血狂いや大主教の大杖といった貴重品も、神話に謳われるようなスペルも、何も。
ああ、分かった。これは悪い夢だ。いいね?
自分にそう言い聞かせると同時に、自身の瞳の中にあるダークリングを活性化させる。
自死の力を持つ“便利“なアイテムだ。まぁ余り多用はしたくないが。
俺は数十万のソウルを投げ捨てて、そのダークリングを使用する。
今身に付けている装備以外のアイテムが返ってくるなら安いものだ。
そしてダークリングの力で火継ぎの祭祀場で目覚めて、木箱を漁って...
砂漠、日差し。もううんざりだ。
俺は溜息を思わず漏らす、どうやらそう簡単に帰してくれないようだ。
俺は一種の悟りの様なものを開き、まず自身の装備を確認する。
エスト瓶、その灰瓶。教会守りの薄刃、黄金松脂の薬包、黒火炎壺、緑花草...まあ常用していたアイテム類は身に付けていたポーチに入れていたので、どうにか被害からは免れたようだ。
そして武具類、ラップ装備に処刑人の大剣、粗布のタリスマン...まぁこれだけあれば暫くは戦えるか。
俺は物理的にも重い腰を上げ、身体に纏わりついた砂塵を払い落とす。
立ち上がったからか、少し視界が拓ける。
廃墟となった市街、そしてその遥か向こうには、青空を貫く尖塔...
「なんじゃありゃ...」
思わず嘆息を漏らす。距離的に見てもアノール・ロンド、どころかロスリック城より遥かに高い。
「とんでも無い場所に来ちゃったか...」
そう息を呑みながら、未知への恐怖と、見飽きたあの日常から脱した興奮の狭間で、俺は歩を進める。
死を恐れるな、前へと進め。俺が彼の地で学んだ教訓を胸に、一歩二歩踏み出したその時だった。
パン!!と何かが破裂するような音が響く。聞いたことのない音に思わず俺は辺りを見渡す。
音の方角は大体分かっている、後はそこへ行くかどうかだが...決まっている、新たなエネミー、新たな武器、行くしかないだろう。
そう物欲に駆られながら、俺は砂を蹴った。
ブルアカキャラを出せなかった、導入が分からない...次は出します!!
なのでブルアカファンの方Uターンしないでください、お願いします。
取り敢えず主人公として作者のサードデータ君を据えることにしました。
メインデータ君にしても良かったんですけど、カンスト世界を何十周もして、ノーダメ攻略とかしてるようなキャラだと、なんかブルアカのキャラとのバランスが崩壊するような気がして...別に俺TUEEEEがしたいわけでも無いですしね。
まあ、遅筆ですがゆったりマイペースに書いていきます。せめてアドビス編までは書き切りたいですね。