機装少女戦・フェアリーメイデン!~模型の国のプラスチック・プリンセス~ 作:もにもに+マウンテンヘッド
###3
****
筐体内に下降した状態の、フェリと黒いレベッカのコンビである。
…フェリのその着ぶくれめいた重装ぶりに、
スマートで必要最小限の機装を纏う事に少なからず誇りめいた自負を感じて持っている黒いレベッカは、怪訝とした。
「……なんですかそれは、パジャマですか?それともお城ですか?」
「むー! マスターが作ってくれた、ぼっくんのための、機装(アーマードバトルドレス)の、もうひとつめ、なんだよん!
ぱじゃまじゃないもん!」
「…そうですか」
黒いレベッカは、怪訝とするのを、隠せようがない。
それほどまでに、現在、フェリが装着しているのは、凄まじいボリュームの機装であったのだから。
gフレーム、ユニユニ、hguc、mg、
その他諸々……
ジムカスタムとガンダムNT1をシャシーの骨に、
外装に、ガンダムnt1の部品……チョバムアーマーや各機体部位をベースとすることで脱着を可能としつつ、適宜、ジムキャノン2の部材との組み合わせ。そこに、パワードジム、パワードジムカーディガン、それらの部品も使用。
つまり、この機装の下にも、……ということだ。
さらに、SD-EXモデルのアルビオンの部品も、たっくさん。
「 gコマンダーならぬ、gストライカー。
とりあえずの仮の便宜名だ。」
「あなたたちは、戦車にデパートを作るつもりなのですか?」
「そーでもやらんと、またこないだみたいなことがあったら!
戦隊ロボ玩具のアレックスみたいなスパルタンでブルータルなヤロー相手には、こうでもしなきゃ、フェリを守れんっ!
こないだの時は、修復ゲル使うような切り傷擦れ傷はなかったけど、
おもらししたフェリをダヴ湯でお風呂に入れるのに丁寧にやってなあ……」
「ま、ますたぁ、///////」
「ごめんなさいです…」
コウスケの懸念はそこである。次に戦隊ロボ級のスーパーヘビーウェイトの相手と対戦となった時、万全の対処を取れるようにしたいのだ。
フェリのほうは己のおもらしエピソードが開陳されたことにはぅぅ////となってしまったし、
下手人のユウキは、平謝りするしかない……
バトルの開始が宣告されたのはその時だ。
「フェリ! 特訓したようにやるぞ!今度こそ! おまえはひとりじゃなーい!!!」
「ジムのおじちゃんたち! おねがい!」
ジーストライカーの後部格納ペイロードが開き、そこから、発進した機影が…よっつ。
sdフルカラー・アレックスロイドのジムカスタムとジムキャノン2をプチマスィーンとして、バトルフィールドに展開。
つまり、サポートメカが、まずは四体。
「へい! 随分ぶりに選んでくれたと思ったら、
いつの間にか、俺たちカプセルロイドはそのエリス型の部下ってことにされてるじゃねえか? 」
「バッグの中で聞いてたぜ!
あの酔っ払いのスブタ(・・・)をこっぴどく、やっつければいいんだな?
嬢ちゃんがまたションベンながすまでも「べ、ベイトさん~~!」ハハハ…
まってろ、直ぐに、鴨料理にしてやるさ!」
「 減らず口たたくな、モンシア、ベイト、…
すまんな、コウスケ。
貴方(オーナー)の好みや出すシチュエーションもあるだろうが、しばらくゾイド(メカきょうりゅう)の連中ばかりに良い思いさせてこられたから、
俺たち・モビルスーツカプセルロイドも、腕がなまってるかもしれんからなぁ。」
「 バニング隊長は、それで今日ずっと、仮想空間で我々をしごきながら、
最適マニューバの研究をやり続けていて「アデル、言うな…俺が恥ずかしくなるだろ…」
フフ、まあ、戦果報告を期待ください。オーナー殿?」
不死身の第四小隊、発進!
バニング・ベイト・モンシア・アデル。
三機のジムカスタム型と一機のジムキャノン2、
SDガンダム・フルカラーの、カプセルロイドアレックスだ。
「 さあ、プチマスィーンも加えたら、機動戦力はこちらは六体!さらにさらに…
これだけやっちまって……わるいな、オバサン!」
「ま、ま、ま……またオバサンだなんて!!!!??泣」
ん?とコウスケは、その兆候を感じた。
「まだ26…行き遅れじゃない…嫁ぎ遅れじゃな……うえーん!!!
…ま、いいもんねー。ぐすっ、。あなたたちのその布陣なんて……」
そして、それは直後の事。
合計四体のガチャポンカプセル・ミニマムアレックスロイド・ジムカスタムとジムキャノン2が……
「ふ、不死身の第四小隊が!? バニングさん以外、秒殺された?!」
たった二分未満で、撃墜判定。
「わたしはとってもつよいですぅよぉ…?」
……深淵の淵から聞こえてきた、その声……
コウスケとユウキは青ざめ、
フェリは恐怖し、
黒いレベッカは、目の前のそれを、絶望を形にしたものだ……と畏怖した。
相手は、たった一体。されど……
武装神姫・マリーセレス型。
それも、上から数えた方が早いクラスの手練れプレイヤーの……その持ち神姫であったのだ。