機装少女戦・フェアリーメイデン!~模型の国のプラスチック・プリンセス~ 作:もにもに+マウンテンヘッド
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それの正体は……
マスターグレード・ジム改宇宙戦仕様付属の。組み替え可能ライフル
それを、アレックスロイドの武器として、使えるようにしたものだ。
「んまーなんと卑怯な!?
まずぃですぅ?!」
マリーセレス型・セレナは、直感で感じた。
“これはやばいぞ”と。…
「いけー!フェリ! 照準・弾道管制は、アルビオンの補助も借りるんだ!」
「いっくのねんっ! ふぁふぁふぁ、…ふぁいあ!!!」
ロングライフル形態の銃口から、強装弾、というデータ設定の……データの弾丸が、放たれる。
「あっ、ぐっ、ぐあっ!!」「せレナ!?」
一撃で10%くらいは、もっていけた!
それが、三発命中……
途中で装甲スカートの触手を盾として防御に回り、その効果で、クリティカルになることは、セレナとハルカのバディコンビは、防いだようだ。
「えーい、ちょこざいな! ひきょうだー?!
なら、やるっきゃないね。
セレナ、近接するよ!」
「はぁいなのですぅ!」
そうすると、
「乙女の行状としては、ちょっと気恥ずかしいのですが、
おぉねえ様(オーナー+お姉さま、の組み合わせ語……セレナとハルカとのあいだで通じる)に、勝利をもたらす!
それが武装神姫なのですぅよぉ!
とおいうわけでぇ、…大じゃーんぷっ!!」
直後のセレナの動作の動きとその効果に、コウスケは驚愕とした。
「すげえ、触手アーマーをばね足にして、ジャンプで飛べる距離をさらに稼いだなんて!?」
…ということである。
「…まずいですね、わたしの対物ライフルでは、これ以上のインファイトは、対応しづらい……」
「ちゃあんと、そのへん折込ずみだよ。フェリっ?」「はいなのねんっ!//」
「え、」
じゃこん、とフェリは、手持ちのそのライフルの、換装作業を行い、たったの数秒で完了させた。
「これは、」
「言わなかったっけ? MGジム改・宇宙戦仕様に付属するライフルは、三形態に組み換えが可能なんだよ」
ロングライフル
ジムライフル
ジムマシンガン
遠中近、3つ揃っている。
組み替えすることで、各レンジに対応。
その上、一番ヘビーに効いてくれるのはロングライフルの形態での威力だろうが、
その他の形態も、
18cmクラスのマスターグレードキットの付属武器なので、15cmクラスの美プラにとっては、かなりのエモノだ。
威力について、申し分ない。
中間形態のジムライフルだけでも、
作中でF2ザクどころか
ドムトローペンやゲルググMすらもスパスパすっぱぬけていただけあって、なかなかによろしいものだ。
それが、MGクラスの、……
「 なら。これでもくらえですう!」
「!? 武器を合体させたのねんっ!?」
「落ち着こう!あれは、ハフ・グーファと、イング・ベイカーを合体させた形態の、大斧・エルヴァル・アクス! それなら、こっちまでに近づく間に…」
「そぉい、なのですぅ!」
「んなっ!」「ふぇっ?!!」「っ」
合体させてくみ上げた斧を……セレナは、
「とまほぉぉおおおく、ぶうううううめらあああんん! なのですぅ!!!」
「どっひゃあっ!?!」「ふええええっ?!!」「まずいっ!?」
投げ込んできて……
がっしゃあぁん! と、こちらに落着。
「ふえぇえっ!? あうっ」
機敏に動こうとしたとき、フェリはとたとたと、よたついた
ーーしまった、嵩張る上に、重すぎるのか!?
コウスケは、こんどは己の盛りまくり癖が、フェリにとっては逆手になりうる、というのを、改めて思い知らされた……
「 ジムのライフルちゃん、
おおきすぎるよぉ〜!!? 」
そんなさなかに、ハフ・グーファのもう一発が、
フェリの近くに、ぽがぁ!と至近で炸裂する。
「ふ、ふぇえええええん!!?」「フェリッ」
咄嗟に、アーム懸架されたシールドで……機装管制のジムカスタムヘッドがやってくれたみたいだ……
己をかばい、
フェリは、……そのまま、その場に、膝から崩れ落ち、身を丸めた。
「ふ、ふぁあ~あっ…「フェリ、やみくも撃ちでも構わん、全火器、掃射しろ!」…!! う、うんっ!!!」
フェリの機装から、フェリの手持ち火器のライフルから……おびただしい数の火線が、撃ちあがる。
「各砲門、ひらけ! お嬢さんを援護する!」
シナプスさんのアルビオンが、援護にも入ってくれた!
されど、それらというのを、セレナはひょい、ひょい、とかわしていくと……
「今このときこそ、古式ゆかしきこのミームを叫ばなければなりませんねぇ…
ずばり、当たらなければどうということはないですぅ!!」
「そんな…」「うぅむ、」「なんと…」
セレナのムーヴメントに、
呻くこちらのアレックス達。
「こ、こんなのって、ありかよー!?」
ユウキはもう、叫ぶしかない。
「 さぁて、エルヴァル・アクスも、これで回収できました、し。ん?」
「ち、ちかよらないで~~!!?」
「あらあ、まぁ。」
フェリは、距離を離すことを、まず己の第一義としたようだ。
「そういわれると、乙女の心は傷つきますのですよ~~~」
「だって、こわいもん~~~!!!?」
「あららぁ、」
飛んで離れていくフェリを、様子が面白い、とマリーセレス型・セレナは少々サディスティックに感じつつ……
「あの天使ちゃん、すーごくぴょんぴょん飛び回りますわねえ」
ーー「正面をみていなかったのは、迂闊ですよ!」
「あら?」
マリーセレス型・セレナのその鷹揚な瞬間を、
鋭く突かんとしたのが、黒いレベッカである。
…が、
「サーペンタイン・二振り。この鋭撃を、しのげられますのですぅ??」
「やって、やるのが、レベッカ型の座右の銘ですっ」
振り解かれた近接刀・サーペンタイン二振りの解き放ちを、
黒いレベッカは、なんとバヨネット一本を受け身に使う事で、しのぎ切って見せた。
「ほぉ。……けども、こうともできるのですぅ!!」
「ぐっ、」
その黒いレベッカの顎を、触手アーマーのハードポイント部位を競り上げ、さながら懐の中から、臨機応変に取り出した……イングベイカーの、まだ斧形態としていない、もう一艇、それの銃身の先で、はじく様に当てて見せた。
「レベっち!?」「…応えますね……!」
「神姫バトル筐体で一番相性はいいのは、
やっぱりわたしみたいな武装神姫なのですぅ!」
このマリーセレス型も、そのマスターも、
レベッカからすると、まさに、深淵の者……と見ることができる。
「レベッカちゃん!?」
「あなたもモチノロンなのですぅ♡」
「ふぇえ、?! …きゃあ!?」
激闘は、混乱と共に、なお激しく続く……
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