機装少女戦・フェアリーメイデン!~模型の国のプラスチック・プリンセス~   作:もにもに+マウンテンヘッド

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第五話 分話版 5-5

 

 

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 それの正体は……

 マスターグレード・ジム改宇宙戦仕様付属の。組み替え可能ライフル

 それを、アレックスロイドの武器として、使えるようにしたものだ。

 

 

「んまーなんと卑怯な!?

  まずぃですぅ?!」

 

 マリーセレス型・セレナは、直感で感じた。

 “これはやばいぞ”と。…

 

「いけー!フェリ! 照準・弾道管制は、アルビオンの補助も借りるんだ!」

 

「いっくのねんっ! ふぁふぁふぁ、…ふぁいあ!!!」

 

 

 ロングライフル形態の銃口から、強装弾、というデータ設定の……データの弾丸が、放たれる。

 

 

「あっ、ぐっ、ぐあっ!!」「せレナ!?」

 

 

一撃で10%くらいは、もっていけた!

 それが、三発命中……

 途中で装甲スカートの触手を盾として防御に回り、その効果で、クリティカルになることは、セレナとハルカのバディコンビは、防いだようだ。

 

 

「えーい、ちょこざいな! ひきょうだー?!

 なら、やるっきゃないね。

 セレナ、近接するよ!」

 

「はぁいなのですぅ!」

 

そうすると、

 

「乙女の行状としては、ちょっと気恥ずかしいのですが、

 おぉねえ様(オーナー+お姉さま、の組み合わせ語……セレナとハルカとのあいだで通じる)に、勝利をもたらす!

 それが武装神姫なのですぅよぉ! 

 とおいうわけでぇ、…大じゃーんぷっ!!」

 

 直後のセレナの動作の動きとその効果に、コウスケは驚愕とした。

 

「すげえ、触手アーマーをばね足にして、ジャンプで飛べる距離をさらに稼いだなんて!?」

 

 …ということである。

 

 

「…まずいですね、わたしの対物ライフルでは、これ以上のインファイトは、対応しづらい……」

 

 

「ちゃあんと、そのへん折込ずみだよ。フェリっ?」「はいなのねんっ!//」

 

「え、」

 

 じゃこん、とフェリは、手持ちのそのライフルの、換装作業を行い、たったの数秒で完了させた。

 

 「これは、」

 「言わなかったっけ? MGジム改・宇宙戦仕様に付属するライフルは、三形態に組み換えが可能なんだよ」

 

 ロングライフル

ジムライフル

 ジムマシンガン

遠中近、3つ揃っている。

 組み替えすることで、各レンジに対応。

 

 その上、一番ヘビーに効いてくれるのはロングライフルの形態での威力だろうが、

 その他の形態も、

 18cmクラスのマスターグレードキットの付属武器なので、15cmクラスの美プラにとっては、かなりのエモノだ。

 威力について、申し分ない。

 

 中間形態のジムライフルだけでも、

 作中でF2ザクどころか

ドムトローペンやゲルググMすらもスパスパすっぱぬけていただけあって、なかなかによろしいものだ。

 それが、MGクラスの、……

 

 

 

 

「 なら。これでもくらえですう!」

 

「!? 武器を合体させたのねんっ!?」

 

「落ち着こう!あれは、ハフ・グーファと、イング・ベイカーを合体させた形態の、大斧・エルヴァル・アクス! それなら、こっちまでに近づく間に…」

 

「そぉい、なのですぅ!」

 

「んなっ!」「ふぇっ?!!」「っ」

 

 合体させてくみ上げた斧を……セレナは、

 

「とまほぉぉおおおく、ぶうううううめらあああんん! なのですぅ!!!」

 

「どっひゃあっ!?!」「ふええええっ?!!」「まずいっ!?」

 

 

 投げ込んできて……

 がっしゃあぁん! と、こちらに落着。

  

 

「ふえぇえっ!? あうっ」

 

 

 機敏に動こうとしたとき、フェリはとたとたと、よたついた

 

ーーしまった、嵩張る上に、重すぎるのか!? 

 コウスケは、こんどは己の盛りまくり癖が、フェリにとっては逆手になりうる、というのを、改めて思い知らされた……

 

「 ジムのライフルちゃん、

 おおきすぎるよぉ〜!!? 」

 

 

 そんなさなかに、ハフ・グーファのもう一発が、

 フェリの近くに、ぽがぁ!と至近で炸裂する。

 

「ふ、ふぇえええええん!!?」「フェリッ」

 

 咄嗟に、アーム懸架されたシールドで……機装管制のジムカスタムヘッドがやってくれたみたいだ…… 

 己をかばい、

 フェリは、……そのまま、その場に、膝から崩れ落ち、身を丸めた。

 

 

「ふ、ふぁあ~あっ…「フェリ、やみくも撃ちでも構わん、全火器、掃射しろ!」…!! う、うんっ!!!」

 

 

 フェリの機装から、フェリの手持ち火器のライフルから……おびただしい数の火線が、撃ちあがる。

 

「各砲門、ひらけ! お嬢さんを援護する!」

 

 シナプスさんのアルビオンが、援護にも入ってくれた!

 

 されど、それらというのを、セレナはひょい、ひょい、とかわしていくと……

 

 

「今このときこそ、古式ゆかしきこのミームを叫ばなければなりませんねぇ…

ずばり、当たらなければどうということはないですぅ!!」

 

「そんな…」「うぅむ、」「なんと…」

 

 セレナのムーヴメントに、

 呻くこちらのアレックス達。

 

 

「こ、こんなのって、ありかよー!?」

 

 ユウキはもう、叫ぶしかない。

 

 

「 さぁて、エルヴァル・アクスも、これで回収できました、し。ん?」

 

「ち、ちかよらないで~~!!?」

 

「あらあ、まぁ。」

 

 フェリは、距離を離すことを、まず己の第一義としたようだ。

 

「そういわれると、乙女の心は傷つきますのですよ~~~」

 「だって、こわいもん~~~!!!?」

「あららぁ、」

 

 飛んで離れていくフェリを、様子が面白い、とマリーセレス型・セレナは少々サディスティックに感じつつ……

 

「あの天使ちゃん、すーごくぴょんぴょん飛び回りますわねえ」

 

ーー「正面をみていなかったのは、迂闊ですよ!」

 

「あら?」

 

 

 マリーセレス型・セレナのその鷹揚な瞬間を、

 鋭く突かんとしたのが、黒いレベッカである。

 

 …が、

 

 

「サーペンタイン・二振り。この鋭撃を、しのげられますのですぅ??」

 

「やって、やるのが、レベッカ型の座右の銘ですっ」

 

振り解かれた近接刀・サーペンタイン二振りの解き放ちを、

 黒いレベッカは、なんとバヨネット一本を受け身に使う事で、しのぎ切って見せた。

 

 「ほぉ。……けども、こうともできるのですぅ!!」

 

 「ぐっ、」

 

 その黒いレベッカの顎を、触手アーマーのハードポイント部位を競り上げ、さながら懐の中から、臨機応変に取り出した……イングベイカーの、まだ斧形態としていない、もう一艇、それの銃身の先で、はじく様に当てて見せた。

  

「レベっち!?」「…応えますね……!」

 

「神姫バトル筐体で一番相性はいいのは、

やっぱりわたしみたいな武装神姫なのですぅ!」

 

 

 このマリーセレス型も、そのマスターも、

 レベッカからすると、まさに、深淵の者……と見ることができる。

 

 

「レベッカちゃん!?」

 

「あなたもモチノロンなのですぅ♡」

 

「ふぇえ、?! …きゃあ!?」

 

 激闘は、混乱と共に、なお激しく続く……

 

 

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