RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

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ハンドレッド編その17・スーパー何とか作戦、魔境のI市がログインしました。

 Side 火渡 レッカ

 

 宇宙刑事レッカ。

 長い赤毛の男勝りな女の子。

 相棒のリリナ同様に胸がとんでもなく大きい。

 50m級の巨大ロボ、マーズタイタンに乗って次々と現れる敵の巨大戦力に押され気味だった。

 

 とにかく敷地の外から出さないようにしなければ被害は拡大する。

 

 次から次へとヘリコプターがやってきていて撃墜されていく。

 

 空自の偵察に来た戦闘機も撃墜された。

 

 宇宙人の科学力からすれば地球の戦闘機など、大して脅威にもならないのだろう。

 地上では警察や公安、自衛隊までをも巻き込んだチームとガーディアンズのメンバーが退避しながらゲート前で防衛線を築いている。

 

 敵の目的は日本橋。

 正確にはそこに封印された恐怖の大王アンゴルモアの復活。

 そのアンゴルモアが銀河連邦に残された資料通りの奴なら、銀河連邦の艦隊を単独で潰し、あるティアスたち複数人掛かりでも倒せないような奴なら地球と言う星は間違いなく死に絶える。 

 

(とにかく戦力が足りねぇ!!)

 

 巨大化した敵は既に十体以上は倒している。

 残りは約九十体。

 此方はアルティアスにリリナのヴィクトリオンの三体。

 この調子であれば半分倒せればいい方だ。

 自分達が地球に来た時に使用した宇宙船すらもAI操縦で投入して対処させてある。

 ライドセイバー三人の実力はレッカも知っているが、倒しきる頃には周辺の被害は目も当てられない状況になっているだろう。 

 

『反応複数!? 新手か!?』

 

 様々な反応がレーダーに引掛かって、機械は処理出来ても人間のレッカは把握が追いつかない。

 

 順を追って、脳内で一つ一つ認識していく。

 

 明らかに動きが違う、自衛隊の戦闘機が二機。

 Fー4とFー15。

 空中をまるでロボットアニメ主役級メカのような出鱈目な動きをしていて銀河連邦の戦闘機にも劣らない戦闘機動をしている。

 

 さらに赤、青、黄の50m級巨大ロボ。

 ヒロイックな感じでデザインが共通しており、星のマークが印象的だ。

 

 続いて20mあるかどうかぐらいのロボットの群れ。

 大半が一つ目の敵側っぽいデザインだ。

 丸っこい4つ足の浮遊メカも混じっている。

 

 さらには第2次世界大戦ぐらいの戦車が複数。

 最新鋭の戦車は分からないが、第二次世界大戦ぐらいの戦車は、デザインが個性的なので感覚的に大昔の戦車なんだなと分かる。

 

(敵の新型か? いや、でも何故か味方の識別信号出てるな?)

 

 黄金の二本角で黒色。

 金のラインが走る禍々しい50m級の巨大ロボ。

 新手の侵略者のフラグシップ機か?

 

 紫色の悪の女幹部ぽいハイレグレオタードのボンテージ型50m級巨大女性型メカ。これでパイロットがオッサンだったら詐欺だ。

 側には20mぐらいのどっかで見た事ある人型機動兵器の群れに紺色の丸っこい大きな4つ足移動砲台らしき兵器が浮いていた。

 

 二足歩行で尻尾がついた銀色のサメ型怪獣ロボット。サメの戦闘機やサメの戦車までいる。

 

 遠くの空には空中戦艦が浮かんでいた。

 サメモチーフの宇宙船まである。

 

(どうなってんだこれ!? どっから湧いて出た!?)

 

 新手の敵の増援だろうか?

 それとも味方?

 両方?

 このタイミングで現れたらもうどうしようもない。

 

(なっ!?)

 

 だが味方っぽいヒロイックなシルエットのロボットも、敵側っぽい見た目のロボット達も、戦闘機や戦車も自分達には襲わず、自衛隊の駐屯地に大量発生しつつある巨大怪人を攻撃している。

 ビームやミサイルの類が飛び交い、巨大化した怪人の体へ火花が散る。

 

 

 Side Fー4パイロット

 

 時代の流れと共にFー4、Fー15は自衛隊から退役した。

 だが現在は戦力不足により、死蔵されていたり、解体待ちの奴が復帰されたりしている。

 いわゆる数合わせ。

 宇宙人を相手にする場合は空飛ぶ棺桶でしかない。

 

 自衛隊は思い知らされた。

 どんなに訓練を積もうと、どんなに整備されていようと、圧倒的な技術力の前では何の役にも立たないと。

 知恵と勇気でどうにかなるレベルを超えている。

 訳も分からず、一方的に殺された自衛官達は無念だったろう。

 

 宇宙犯罪組織ジャマルの前では体のいいやられ役でしかなかった。

 まるで自分の人生を否定されたような気持ちになった。

 

 だからと言って自衛隊の特別再雇用と言う名の招集令には従わなかった。

 また戦っても、それこそ無駄死にするだけである。  

 それでも、どうにかしたいと言う気持ちは燻っていた。

 

 そんな時に出会ったのがこの魔改造Fー4。

 魔改造されたFー15のパイロットにも出会った。

 ガワがFー4なだけで、中身は別物だがFー4独特のクセのような物まで引き継いでいる。 

 アレコレと注文つけて操縦系統もFー4同然にしてもらった。 

 動きは段違いにいい。

 性能も化け物染みているが、それぐらいでないと戦えない。

 

 そうして演習にもならなかった少女A事件での実戦フライトを終えて今回も参加した。

 陸上自衛隊の駐屯地でこんなに堂々と悪事を働くとは許せなかった。

 これまで命懸けで自衛隊としての職務を全うして来た全ての自衛官に対する冒涜だ。

 

 巨大怪獣とか巨大怪人だか分からない生物にレーザー機関砲を発射。

 巨大ロボットや巨大ヒーロー達を支援する。

 

 ☆

 

 Side スターレンジャーレッド ホノカ

 

 スターレンジャーロボ。

 赤、青、黄の3種類の50m級ロボ。

 星のマークが特徴的な、オーソドックスな戦隊ロボでもある。

 自衛隊の駐屯地から出ようとしている怪人に向けて格闘戦を仕掛けた。

 

「皆いい? まだ基地には人が残ってるから、気を付けて戦うんだよ?」

 

 ツーサイドアップ(ツインテール+ロングへアー)、勝ち気で明るそうな爆乳美少女、星モチーフのスカートタイプの戦隊レッド衣装を着たホノカが青、黄のスターレンジャーのメンバーに指示を飛ばす。

 青は「分かった! 射撃戦は避けて!」と返し、黄は「分かった! おじさんもいるっぽいし、頑張っちゃおっと!」と返し、流れ弾が自衛隊駐屯地内に飛ばない様にして駐屯地の外へと出ようとする相手に組みかかる。

 

 

 Side デビルベアー団、子グマ大使 ユキヒト

 

 =グレートジャークネスカイザー、コクピット=

 

 二本角に赤い双眼。

 邪悪な鎧武者ぽくて昔のロボットアニメのラスボス感が漂う悪の50m級ロボット、グレートジャークネスカイザーに乗る子グマ大使、ユキヒト。

 茶色い毛並みの小柄な熊のゆるキャラっぽい、小学生低学年ぐらいの背丈ぐらいしかない宇宙人。

 銀色の二本角の兜と鎧に漆黒のマントを羽織っている。

 近くにいた正義の巨大ロボっぽい巨大怪人にターゲットをロックして思いっきり殴りかかる。

 アルティアスが戦っている

 

「ククク!! グレートジャークネスカイザーは凄いのだ!!」

 

 不敵に笑いつつパワーで相手を圧倒。

 目から光線を放ち、頭部の二本角から電撃を放って滅多打ちにする。

 

 

 Side 羽崎 トウマ

 

(どうしてこうなったんだろう)

 

 1分の1スケール、ガンネクスのマシンセイバーに乗って戦う。

 乗ってる機体は昔のプラモ漫画に登場した作中の主人公機、レッドソルジャー。

 その数十年後のネクプラファイターズ・チームアップと言うアニメ版に出て来た仕様だ。

 スマートなフォルムにヒロイックな頭部、両肩のサイドブースター。

 右手にガンブレード。

 頭部内にバルカン。

 下半身の前面のスカート部分に内蔵式ミサイル。(本当は上半身にもミサイルがあったが機体構造の都合で廃止した)

 右腕に内蔵式ビームサーベル、左腕に盾形バルカン。

 背中のバックパックに接続されたバズーカにビームランチャー。

 空中を飛び回りながら50m級の敵相手に襲い掛かる自分。

 

(正直、場違いにも程があるだろこれ)

 

 コンビニで至近距離からのショットガンで撃たれ、アークゾネスやデビルベアー団の「本当は使っちゃいけないけど、緊急事態につき使用したエグイレベルの再生医療技術」でどうにか生還。

 トウマは超人に変貌。

 やたら若作りなおじさんになってしまった。

 

 就職先も強制的にアークゾネスになり、広報活動と称してローカルヒーロー「宇宙戦士デュース」となった。

  

 同時に色々な事件に巻き込まれ、そして今回は悪の女幹部ミストレスさん―—長い黒髪で爆乳の超美人なオタクに優しいと言うか優しすぎると言うか美女が、気を利かせて用意してくれた機体、レッドソルジャーに乗る。

 

 リアルなGを感じながら操縦訓練が出来る訓練用マシンで500機近い敵を最高難易度で戦うと言う無茶苦茶な訓練を考案。

 街への被害が一定ラインでゲームーオーバーとなる、敵を殺したら即ゲームオーバーと言う条件も付けて。

 

 機体設定などはオンラインゲーム、自分が作ったガンネクスのプラモをスキャンして戦わせるネクプラオンラインのデータ準拠。

 あえて量産機で行く縛りも追加し、どうにか腕前は上がったとは思う。

 他にも南米基地攻略戦やその防衛線モードとか、宇宙要塞の攻略戦や防衛線とか色々やり倒したもした。

 

(ミストレスさん大丈夫かな?)

 

 自分を模したと思う紫色の巨大なボンテージ風人型ロボット、50m級のクイーンミストレスと言う機体。

 戦隊物とかに出て来る幹部機体だ。

 大きな胸部や黒いボンテージを参考にした胴体や背中のマントなども再現。

 目はゴーグルタイプ。

 髪や口元も再現している。

 手には鞭を持っていた。

 ビームの鞭で複数体の巨大化怪人相手をしばいている。

 

『このギガンザが量産されれば地球軍など!!』

 

『我々のスページア公国の底力を見せるのだ!!』

 

『スページア万歳なのだ!!』

 

 I市に潜んでいたらしい宇宙人達もスページア公国の1分の1スケールの量産機に乗って戦っている。

 空中浮遊砲台型のマシンアタッカー、ギガンザもいる。後の作品に出て来た火星仕様な辺りガチってる。

 大丈夫かこれ?

 それ言い出したらこの状況下だけど。 

 

 アレかな? 砲艦外交とかやらかすつもりなのかな?

 もうしーらね。

 トウマはもう深く考えない事にする。

 

 

 Side サメ星人

 

 =サメシップ内=

 

「攻撃開始~」

 

「周囲の被害は考えてね~」

 

「らじゃ~」

 

 I市や日本橋に密かに潜んでいるサメ星人。

 デビルベアー団の子グマ大使、ユキヒトとかもそうだが日本の文化に馴染み過ぎて完全に日本人化している。

 アークゾネスやデビルベアー団、ダーク・スターズの悪の組織三勢力で地域の清掃活動などのボランティアをしていた。

 今回は友人のヘレン・P・レイヤー、謎多きメイド喫茶の女店主に助けて欲しいと頼まれて出動した。

 相手も巨大戦力を沢山出しているし、日本壊滅を目論むなど中々の悪党だ。

 

「上手くいけば休暇が貰えるぞ~」

 

「おお~」

 

 などと言いながら気合を入れるサメ達。

 相手に宇宙犯罪組織ジャマルがいる。

 上手くいけば上司からボーナスとか休暇とか色々もらえるんじゃないかと思い、気合を入れるサメ兵士達であった。

 

 

 Side 谷村 雪穂

 

 =夜・陸上自衛隊駐屯地周辺=

 

 谷村 亮太郎の妹、谷村 雪穂は仲間達とともに人命救助しつつこの戦いに馳せ参じていた。

 兄の心配はしていない。

 何故なら兄はメチャクチャ強いのを知っているからだ。

 もう引く程強い。

 

 水色髪のツインテール。

 フリフリとした水色っぽいミニスカ衣装を身に纏い、エンジェアクシアに変身する。

 相棒のフワフワとしたワタ飴のようなマスコット、アクアも控えている。

 

「まるでも何も戦場ねこれ……ウチの兄貴も戦ってんのよね……」

 

 仲間のエンジェミライ、エンジェナイトも戦っている。

 エンジェアクシアは兄に言われた事を思い出す。

 何れ今迄以上に重大な決断を迫られると。

 この世界にとんでもない、どうしようもない危機が待ち構えていて、宇宙人の襲来もその前座でしかないと。

 

(ミライもナイトもその時が来たら間違いなく戦うと思う。私も一緒に戦いたい。だから!!) 

 

 そのために目の前の困難から逃げ出すワケにはいかなかった。

 この程度の困難乗り越えずして、兄の領域に辿り着くなど夢物語なのだから。

 雪穂は思いっきり相手の胴体の巨体へドロップキックをかまし、巨体を揺らして地面に叩きつける。

 

 

 Side プレラーティ博士

 

 =夜・ステルス母艦、ラーズグリーズ、ブリッジ=

 

 魔改造戦闘機、Fー15、Fー4の母艦、ラーズグリーズ。

 前回の少女A事件で谷村 亮太郎が乗ったファブニールも格納されている。

 

 ブリッジ内では慌ただしく戦況がモニターに映し出されていた。

 日本橋の魔女、ヘレン・P・レイヤーが本気を出した……と言うより、はっちゃけたのだろう。

 

「ヘレンの奴め、珍しく本気を出したな……」

 

 困った人だと金髪の幼女、ネイビーブルーのベレー帽に質素な長袖のワンピース姿のプレラーティは思う。

 並行世界の研究者であり、日本政府に悪用されまくっている自分の並行世界研究を潰すために色々と活動して、ヘレン・P・レイヤーなどと手を組んだ。

 恐怖の大王アンゴルモアの問題もある。

 

(私も大概お人好しだが……滅んだ世界で生き延びるつもりも無いしな)

 

 谷村 亮太郎を超える並行世界の自分自身との共有で滅んだ世界をどう過ごせばいいのかは知ってはいるが、好き好んでそう言う世界にしたくはないぐらいの気持ちはある。

 いっそ、一思いに何も滅んでくれた方が慈悲と言う物だろう。 

 

(そうならないためにも、一頑張りするか) 

 

 地球、日本にも悪い所は沢山ある。

 だが良い所も負けないぐらいにある。

 そう言う世界を、日常を守るためにプレラーティ博士は指揮を執る。

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