RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

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 今回も日常回です。


女子会

 Side 黒川 さとみ

 

 =昼・大阪日本橋から離れたとあるファミレスにて=

 

 そのスペースだけ異様だった。

 女子の集まり事態は特に珍しい事ではない。

 全員が爆乳で可愛らしいスタイル抜群の美少女軍団である事以外は。

 容姿も今時の女の子らしくカジュアルな背格好。 

 

 長い黒髪の爆乳女の子、黒川 さとみ。

 白髪白肌の爆乳美少女、リリナ。

 王子様系女子で可愛らしいファッションに身を包む爆乳美女桜井 あきら。

 長い金髪ギャルの女の子でやっぱり爆乳のキャロル・アイビリーブ。

 

 一つのファミレスのテーブル、ワンボックスに集まった彼女達は何をするかと言うと―—

 

「てなわけで女子会始めたいと思いまーす」

 

 陽キャオーラ全開でキャロル・アイビリーブが場の流れを仕切る。

 

「あの、私場違いぽいんだけど大丈夫?」

 

 と、ここで黒川 さとみ―—何の特殊能力も変身して戦う訳でもない一般人が手をあげる。

 過去の事件で二度ほど特撮ヒロインに変身して戦ったぐらいだ。

 他の三人——白髪白肌の女の子のリリナは宇宙刑事、王子様系女子の桜井 あきらは並行世界の戦隊レッド、金髪ギャルのキャロルは対〇忍ぽい魔法少女。

 確かにそう言われれば場違いだが。

 

「気にしない気にしない」

 

「はぁ」

 

 キャロルは特に気にした様子もなく女子会を進行させるつもりのようだ。

 あきらもリリナも特に挟まなかった。

 

「地球のファミレスってこんな感じなんですね」

 

「僕のいた世界だとタブレット端末? でしたっけ。まだまだ普及していなくて」

 

「そうなんですか?」

 

「ええ。スマホとかもまだまだ夢物語ですよ」

 

 二人とも店内の様子とかタブレット端末とか色々と見ている。

 リリナは宇宙人、あきらは並行世界の地球から迷い込んだらしいのだが、あきらの世界はまだタブレット端末は普及していないらしい。戦隊スーツとか巨大ロボット作れる科学力はあるのにだ。

  

「注文済んだ~? んじゃあ早速だけど―—」

 

 と、キャロルはお題を発表する。

 

「藤崎 シノブとか谷村 亮太郎どっち派? どう言うとこが好きとかどうよ?」

 

「「「!?!?!?」」」

 

 三人に衝撃が走った。

 満面の笑みでいきなりぶっ込んで来た。

 

「私はまだ出会ったばっかだし、どうとも言えないかな~? まあハンドレッド事件の時に助けてもらったけど~それは亮太郎とかも同じだしね」

 

「キャロルさん」

 

「なにリリナちゃん?」

 

「なぜその二人なんですか? 闇乃 影司派とかはないんですか?」 

 

「うーん? そう言われるとそうだけど―—リリナちゃんはどうなの?」

 

「あっ私シノブ派です」

 

 照れながらリリナは胸の内を明かす。

 

「色々と助けられちゃいましたから……」

 

「あ~それ分かるかも」

 

 彼女の言葉にさとみは賛同する。

 さとみも助けられた側の人間だ。

 それにカッコいい所も見て来た。

 傍から見ると自己犠牲が過ぎて心が痛むところがあるが、それもまたシノブの魅力でもある。

  

「僕はまだ何とも―—その、恋愛した事ないし……」

 

 あきらは頼んだストロベリーのシェイクを口に含みながら胸中を溢す。

 

「いや~異世界リブラリアは男尊女卑社会だしね~。女は男の産む機械と言うか、道具と言うかエグイ世界なんよね~あきらや皆みたいに恋できるかな~て」

 

 顔を赤らめながら心根を語るキャロル。

 さらりとエグイ身の上話が出たが、年頃の女の子らしい部分はあるようだ。

 

「キャロルってやっぱりシノブのこと―—」

 

「うーん。その、嘘つきたくないから本音を言うけどね、一目惚れとかそう言うのってありかな~とか。まだ自分の気持ちが正直なところよく分かんないところあるのよ」

 

 あきらの指摘にキャロルは正直に返す。

 

「恋愛って難しいですね―—」

 

「うん―—場の流れを乱すようで何だけど一人の男を女四人で取り合ってる流れなおよねこれ?」

 

 リリナの言葉に同意しながらもさとみはその事実を突いた。

 キャロルは「日本ってそう言うの禁止なのよね?」と言い、「宇宙ではアリです」とリリナが。

 あきらは「僕は並行世界の人間だし、まだ自分の心が良く分かんないけど……世界を跨いで真剣に付き合うってどうなんだろう」と困惑気味だ。

 皆それぞれが今の気持ちを表すように顔を朱に染めている。

 

「まあシノブが旅した世界はそう言うのOKだったみたいだけど―—」

 

 異世界ユグドの結婚事情の話をするさとみ。

 まだ姿を見せてはいないが異世界のヒロインは一人や二人、間違いなくいるだろうとさとみは睨んでいる。

 恋のライバルになるか、手を結んでハーレムルートになるか。

 正直なところさとみは複雑な気持ちだ。

 ハーレムルートなどラノベとかではよくある流れではあるが。

 実際のところ、男がある種の完璧超人じゃなければ成り立たないだろう。

 だからハーレム主人公はチート持ちが多いのだろうかと一人さとみは納得する。

 

「その辺シノブはどうなの? ハーレムOKな人?」

 

「分かんないのよね。異世界に一度帰るつもりらしいし、嘗て旅した女の子と再会——何て事になったらどうなるか」

 

 キャロルの問い掛けに不安を漏らすさとみ。

 

「亮太郎の方はその点便利よね。何かあっちは複数人で囲んで落とす流れが出来てる空気感だし」

 

「あ、それレッカも言ってました」

 

 相棒が亮太郎派などでそう言う状況報告も来ているのだろう。

 リリナが内部情報を漏らす。

 

「そう言えば千歳も実質ハーレムルート確定状態とは聞いてるわね」

 

 ふと思い出したように長谷川 千歳の名を出すさとみ。

 悪い噂は多いが亮太郎とかと仲が良い日本橋の有名人だ。

 シノブや亮太郎とは違う種類の怪物であるらしい。

 色々と陰ながら二人の支援をしてくれているようだ。

 

「地球でも一部地域ではそう言うのは許されてるみたいですけど―—シノブさんの気持ちはどうなんでしょうか?」  

 

 もっとも意見を出すリリナ。

 

「でもさ、高校一年で―—まあ確かに外見年齢とか精神年齢とか合わない人だけどさ、一応はまだ私と同じ十六歳なのよね」

 

 と前置きしてさとみは自分の意見を切り出す。

 

「恋愛してもいいけど、結婚とかそう言うのは考えられない。下手にそんな事したら周囲から白い目で見られるし、人生詰んじゃう」

 

 そう言って甘い香りを漂わせるイチゴパフェをスプーンで口に放り込むさとみ。

 

「まあでも、シノブは―—仮にそうなってもそうしないって信じられるし、何なら世界を救った男だし、そう言うアレコレとか……ハーレムとかも許されるんじゃないかって私思うの」

 

 と、さとみはこの話題を恥ずかしがりながらも締めくくった。

 

 

 =オマケ=

 

「え? シノブって恋人いたの?」

 

 驚くキャロル。

 あきらもリリナも驚愕していた。

 話題はシノブの元カノの話になった。

 

「みたいよ? 中学時代に―—ネクプラバトルに真剣に打ち込んでいた時期があったみたいでね」

 

 今や藤崎 シノブは世界的有名人だ。

 そう言う話も何時かは知れ渡る事だろう。

 SNS社会の恐ろしいところだ。

 

「本人によると、容姿も人当たりも良いんだけど、内面はドロドロしていて―—ただ有名人になりたいためにシノブを利用してたんだって」

 

 本人から聞いた話だ。

 よっぽどショックだったのか遠い目になって語っていた。

 逆説的に言えばネクプラバトルでそこそこ良い戦績を残していたのだろう。

 でなければ悪女に目を付けられる事はない。

 

「有名人って言うけどその子はどうなりたいのかな? 今じゃ誰でも頑張ればそこそこ有名になれるし」

 

 SNSで色々と話題独占中のキャロルがもっともな意見を言う。

 

「そうよね。マリネみたいになりたいのなら芸能事務所にでも入ればいいのに……まあ、今はテレビ業界も大変みたいでスターズ芸能事務所絡みであんな事あった後だとねぇ」

 

 少女A事件と言うエ〇同人だか陵〇物ギャルゲーが具現化したような大事件を思い出す。

 宇宙人絡みの事件で早くも風化されそうな勢いだが、平時の日本なら大事件だ。

 証拠隠滅のためなら街を消すと言う暴挙を目の当たりにして、二年前の自衛隊の大量虐殺もあり得る話なんだなと実感した。

 

「そう言えばネクプラバトルで思い出したけど……私達の1年A組の罰則合宿は他校と付き添いで色々とやるみたい」

 

 この話題を振っておいた何だが、良く知りもしない相手でアレコレと愚痴を言い合うのも何なのでさとみは話題を変えた。

 

「確か守衛学園だっけ? 関西の軍隊学校で……自衛隊も今色々と大変だから渡りに船って感じで承諾してくれたんだってさ」

 

 自衛隊も被害者ではあるし、仕方の無い部分も多いがそれでも大問題をここ一カ月間で何度も起こしている。

 世間では未だに悪の侵略者とグルだと思われていて、学校で自衛隊の子供がイジメを受けている話なんて聞く。

 海外ではレ〇プ魔扱いだ。

 過去の自衛隊の苦労が全て水の泡に帰る程の暴挙。

 

 と、散々扱き下ろしといて何だが問題がある。

 自衛隊の代わりに誰が日本を守るのかと言う問題だ。

 現実は絵本のようにその後の人生は幸せに暮らしました、めでたしめでたしで終わらない。

 

 その事に異世界帰りの勇者二人は危機感を覚えたのか、自衛隊や警察など相手に色々とPR活動もするつもりだそうだ。

 そうした中で守衛学園に白羽の矢が立った。

 守衛学園も、自衛隊と言う組織のアピールのための学園でもあると言う。

 さとみが言う通り渡りに船だった。

 

「私達もその話来るかな?」

 

 などとキャロルは何かを企んでいる様子だった。

 リリナはリリナで「後で師匠に聞かないと」と質問するつもり。

 あきらはと言うと「ちょっと興味あるかな?」と乗り気の様子だった。

 




 最近は何かこう言うお話の方が筆が進むんですね。
 あとこの後書き書いている時なんかしんどい。
 正直横になりたい。
 小説家になろう文の投稿したらまた横になります。
 ではでは。
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