RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

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 カクヨム、なろうと続いてハーメルンに辿り着きました。
 最近はSAOのゲーム、GGOFBに嵌まっております。
 サブマシンガン月光周回するんじゃ……とりあえずトルゥーエンディング目指すために頑張ります。
 
 近況はここまでにして本編。
 いよいよ巻き返しの時です。


VSテロリスト編その4・ヒーローの出番

 

 Side ネクストソルジャー

 

 =朝・豊穣学園周辺=

 

 ガーディアンズの兵士達やヒーロー組織、スター・アライアンス達も現場に駆け付けたが、まるで戦場のような様相を呈していた。

 敵の攻撃で現場は混乱していて、作戦どころではなかった。

 誰が何の指示でどう動いているのかを把握するので手一杯だった。

 指揮を出す人間も自分達が社会的に破滅する恐怖でおかしくなっている。

 今は政治家、官僚が暗殺され続けているご時世だ。警察官の自分達もそうはならないと言う保証は何処にもない。

 パニックになるのも無理からぬ話だった。

 

『どうするリーダー? 皆で仲良く突撃するか?』

 

「相手には人質がいるのを忘れるな。とにかく現地にいる人々を出来うる範囲で救出して一時退散する」

 

 苦渋の判断を下すネクストソルジャー。

 本来なら学園に乗り込んでテロリストを片っ端から全力で殴り倒したかった。

 だからと言ってこの場にいる警察官や警備員達の人命を見捨てるワケにもいかない。

 敵の激しい攻撃をエネルギーシールドで防ぎながらネクストソルジャー達は人命救助に奔走する。

 

『救助対象者確認、これより救命活動を開始する!!』

 

『『『『了解!!』』』』

 

 そんな時に五色の戦隊ヒーローが参上した。

 赤、青、黄、桃、緑。

 男三人(赤、青、緑)、女二人(黄、桃)と思われるスーパー戦隊。

 消防車とか救急車とかがモチーフと思われる。

 手に持った水鉄砲のようにも見えるアイテムから霧が噴射されると怪我が見る見るウチに回復していく。

 テロリストの攻撃から守る様にバリアを張って身を挺して守ってくれていた。

 

『何だアレは? 新手のジャパンのヒーローか?』

 

「分からない……上に問い合わせてみる」

 

 スター・アライアンスは日本のヒーロー界隈はどうなってるか隅々まで把握しているわけではない。

 もしかして本日デビューした新たなヒーローの可能性だってある。

 

『アレは味方だ』

 

 スター・アライアンスのメンバーへ呼び掛けるように北川 舞が言った。

 

「舞、アレは何なのか分かるのか?」

 

『見た目は戦隊ヒーローだが、中身は魔法製ゴーレムだ。製作者は谷村 亮太郎と闇乃 影司だ』

 

『ジャパンのニューフェイス二人の合作なのか?』

 

 スター・アライアンスのメンバーの一人が率直な感想を口にする。

 彼達の間でも二人は有名だった。 

 

『最初の宇宙犯罪組織との戦いで色々と思う所があったらしい。救護活動だけでなく、ある程度の戦闘も出来るそうだ』

 

 名前はキューキューレンジャー。

 レスキュー系モチーフの戦隊ヒーローだそうだ。 

 

「話は分かった。谷村 亮太郎や闇乃 影司、もう一人藤崎 シノブもこの現場に来てるのか?」

 

 二人の名前だけでなく、藤崎 シノブの名前も出す。

 ここ最近日本で起きた大事件は大抵この三人か、そのウチの誰かが関わっている。

 シノブの名前を出すのも自然な流れであった。

 

『ああ、三人とも来ている。既に学園内に潜入中だ。増援も引き連れてな』

 

 

 Side テロリスト

 

 =朝・セキリティタワー内=

 

 おかしい。

 仲間の無線が次々と途絶えている。

 コントロールルームからも異常無しの一点張りだ。

 

(何かいる!? 絶対にヤバイ奴が既に入り込んでいる!!)

 

 気が付けば自分一人だった。

 後方を歩いていた仲間が突然消えた。

 握りしめていた銃だけを残して。

 

(一体何者だ!? この学園の警備員にそんな凄腕がいるのか!? それとも生徒達の雇われか!?)

 

 周囲は静寂。

 そもそもにしておかしい。

 無線は異常は無い。

 よく探せとだけしか返ってこない。

 

(いや、まさか―—)

 

 ふとある可能性に気付いて、テロリストは走り出した。

 

(既にコントロールルームが制圧されている!?)

 

 そう思い立ったところでテロリストの意識は途絶えた。

 

 

 Side 谷村 亮太郎

 

 =朝・豊穣学園、セキリティタワー、コントロールルーム=

 

 科学的な防護に特化したセキリティタワーは異世界の力で容易く陥落した。

 まさか最初にコンロールルームにいる人間、テロリストや警備員全員が催眠状態に陥っていたなど、想像だにしないだろう。

 

 そしてテロリストは無力化され、ハンドレッド事件の時と同じくミニチュアジオラマ内に放り込まれた。

 捕縛された警備員達を解放して監視システムや防衛システム、ドローンの制御圏を奪還する。

 あっと言う間の出来事に警備員達は困惑する。

 

 それを成し遂げたのは二本角で青いバイザー、ブルーのフルフェイスヘルメットを被り、黒のスーツの上に青色のプロテクター、青々とした外陰。

 腰回りにはヒーローベルトを巻き付けている。

 谷村 亮太郎が新調したヒーロースーツ、ブレイディア・エッジである。

 

 そんな谷村 亮太郎は一人の警備員を締め上げていた。

 

『お前が内通者だな?』

 

「なっ、なっなんの事だ?」

 

 自由の身になった警備員達は内通者と呼ばれている男を見て動揺した。

 

『ギャンブルや風俗で借金を作って……そんな時にパーフェクトピースにここの警備情報を横流しして小遣い稼ぎをしていた? 違うか?』

 

 鑑定、探知魔法は便利だ。

 便利すぎて異世界ユグドでは誰彼構わずそう言う魔法を掛けるのはマナー違反、準犯罪行為とされ、裏社会の人間などはそう言う偽装魔法の開発に余念がない。

 この地球ではそう言うのは無いので、名探偵抜きの推理ショーが出来るのだ。

 

 言い当てられた本人はもう観念するしかない。

 何れ分かる事だ。

 

「だ、だってそうだろ!? こっちは安い給料で働いているのに、裕福なガキどもの尻拭いみたいな仕事をやらされて!! それに相手は恐ろしいテロリストだし、命の危険があったんだよ!!」

 

 谷村 亮太郎の暗示で本音を喋る警備員。

 そして谷村 亮太郎は鳩尾に一発入れたフリをして眠らせた。

 

『言い訳なら後でゆっくりとするんだな』

 

 と言ってこの場を纏め上げる。

 非情ではあるが暗示魔法を使っていた。

 この場にいる警備員はともかく、どこでどう敵の内通者がいるのか分からないので通信は控えるように言った。

 

『聞いての通りだ。敵の内通者が何処にいるか分からない以上は安易な通信は禁止。スマホの使用も禁止する。セキリティシステムの復旧を急ぎ、僕達の救出作戦に協力願いたい』

 

「言わんとしている事は分かるがどの様に救出するんだ? 敵は学園内に散らばっている。自衛隊を総動員してもどれだけ犠牲者が抑えられるかと言う話だぞ」

 

 当然の疑問だ。

 暗示魔法を使って誤魔化さず、亮太郎は警備員に話させた上で答える。

 

『その方法についてだが詳しくは言えない。だが皆を無事に保護する方法は既に整えてある』

 

 と、周囲を説得した。

 本来この場には闇乃 影司も居て欲しかったが、豊穣学園内は広い。

 テロリストや人質も一部分散している状況だ。

 北川 舞に連絡を取りつつ、敷地内にいる仲間に指示を飛ばしながら次の行動に移す。




 他のサイトでも書きましたが谷村 亮太郎の隠密スキルとかが強すぎて実家のような安心感がありますね。
 
 それと新コスチュームですが仮面〇イダーセ〇バー系をイメージ。
 たぶんこの作品書籍化もコミカライズもしないし、したとしてもすぐに打ち切りコースだと思うから大丈夫だとは思う(謎
 
 ご意見ご感想お待ちしております。 

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