RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

145 / 149
 リリカルなのは放送分見て、ブルーアーカイブのエデン条約編クリアした。
 9月こそは執筆に力を~と思ったがもうちょい掛かるかもしれん。


守衛学園とのコラボ合宿その3

 =ネクプラバトル・ルール説明=

 

〇マップ:地球、埠頭エリア。

 

〇ルールはより多くのスコアを稼いだ方が勝ちのルール。

 

〇残機は無限。

 

〇制限時間は前半、後半制の十五分。

 

〇前半終了時にメンバー入れ替え、機体入れ替えもあり。

 

〇二十体二十の特別ルール。

 

〇戦場の霧のようなシステムは緩和。

 

〇他にも細かなルールはあり。

 

☆

 

 Side 黒川 さとみ

 

 =昼・守衛学園、バトル会場=

 

 大勢のスタッフが準備しているバトル会場。

 観客の熱気とか物凄い。

 動画の同説数とかもエグイ。

 人気アイドルのコンサートよりも盛り上がってんじゃないかと熱気が伝わる。

 

 今回はスマホ操作式ではない。

 スキャンしたガンプラと専用デバイスを個体にセットし、立った状態でコントロールする方式。

 既にスキャンは終えている。

 マップはミラータイプ。

 残機無限。

 時間内に得点を稼ぐだけ稼ぐルールだ。

 得点は敵の撃墜や拠点へのコアへの攻撃などで加算される。

 高性能、大型機は高得点扱いになり、コアを攻撃すればより多くのポイントをゲットできる。

 

 マップは事前に知らされていたので、琴乃学園側もにそれに対応したネクプラを投入している。

 それは相手側も同じだろう。

 

 このネクプラバトルはゲームバランス崩壊上等なところがある。

 プレイヤーキャラクターはモデラ―としての腕次第で天上無しに上昇していく。

 同時にそれは機体性能が上がり過ぎて撃墜されたコストや復帰時間の延長、性能が良すぎて機体を満足に動かせなくなると言う問題もあった。

 初心者は素組のWトリガーで行けとか言われている。

  

(ちょっと緊張して来たわね)

 

 衣装を琴乃学園の制服姿に着替えた自分達。

 動画配信されて生中継されている身だ。

 ジャージ姿で戦いに挑みたくない心理は学園側も分かっているらしい。

 

(機体も問題なさそう)

 

 自分の機体は一つ目のトサカに一本角の大きめな機体。

 劇場版ガンネクスシーズのヒロインが使っていた量産機、ゲルディア・メガス。

 悪役メカにも見えなくない。

 体の各部に仕込まられたスラスター、大きな体躯、背中にミサイルポッドとレールキャノンを搭載したフライトユニット。

 女性パイロットが乗るにしては厳つい感じだが物語終盤でガンネクスタイプに乗り換える。

 手にはビーム盾にビーム薙刀だ。

 ライドセイバーとして剣と盾で戦ったりしたので接近戦には多少の自信はある。

 墨入れ、部分塗装、半光沢スプレーの簡単仕上げ。

 

(三十人かぁ……)

 

 一年A組は計三十人。

 こう言う行事には死んでも参加したくない偏屈者もいたりするのでどうしても空きが出る。その穴埋め要員としてネクプラバトル部から引っ張って来た生徒もいる。

 琴乃学園はネクプラバトルの地区予選で敗れ去って暇していたと言うのもあって都合が良かった。

 部の方は新人部員を優先的に出場させて、経験を積ませようと言う流れだった。

 この辺りの事情は守衛学園チームにも知らせてあるらしい。

 守衛学園は他県なら全国出場は確実の強豪校でもある。

 ハンデのつもりなのかもしれない。

 

『今回は俺がチームリーダーを率いさせて貰います。藤崎 シノブです』

 

 黒髪の少年藤崎 シノブが皆に呼び掛ける。

 

『作戦通りチームで別れて行動するよ』

 

 谷村 亮太郎も呼び掛けて来た。

 

『どれだけ高度な作戦を考えても、実行は難しいから単純にアタックチーム、ディフェンスチームに別れて行動するよ』

 

 と、作戦の確認を行う。

 アタックチームのリーダーは藤崎 シノブ、ディフェンスチームのリーダーは谷村 亮太郎。

 単純ではあるが隙が無さそうに感じる布陣だ。

 さとみはアタックチームである。

 

『色々と言うべきはあるけど、ここは最後にシノブ君に締めて貰いましょう』

 

『はい。皆、気楽に行こう。最悪俺と亮太郎さんが何とかするから』

 

 笑いが起きる。

 そう言えば二人はどう言う機体で行くつもりなのだろうかと疑問が起こる。

 

☆

 

 Side 守衛学園チーム側

 

 守衛学園チームは独特の緊張感に包まれていた。

 相手のエースが超有名過ぎて、こうして戦うのが恐れ多い。

 それでいて生身も自分達よりメチャクチャ強い二人だ。

 藤崎 シノブは熊を一撃でKOで、谷村 亮太郎はそのシノブ相手に超人柔道を披露していた。

 コラボ配信のお礼代わりに訓練に付き合って貰ったり、格闘技訓練とかも見てくれると言うサービスの良さだ。

 プロボクサーに憧れるボクシング選手が世界的チャンピオンにマンツーマントレーニングを見てもらえる様な心境である。

 

『何時も通りに行こう! 試合通りに行けば勝てる!!』

 

 と、リーダーは勇気づける。

 相手は超人ではあるがこれはネクプラバトル。

 ネクプラの操縦技術が良いだけでは限界がある。

 ネクプラを作るビルダーとしても相応の技術が要求される競技なのだ。

 それに自分達がこう言うのも何だが軍人だからと言ってFPSゲームのチャンピオンになれる程世の中は甘くない。

 もしそうならFPSゲームの世界大会は世界各国の現役兵士達の代理戦争になっているだろうし。

 

(それにいくら個人の武勇が優れていても限界はある)

 

 シノブと亮太郎の二人がとんでもないファイターだと仮定しても、その仮定で戦力を動かせばいい。

 他の選手も凄腕揃いならともかく、琴乃学園と言うネクプラバトルでは無名の高校。

 短期間で選手の能力が上昇はしない。

 だからこそ自分達は常日頃から訓練を欠かさずしている訳だし。

 

『ただいまより、守衛学園選抜チームVS琴乃学園1年A組の特別試合を行います』

 

 少女Aを名乗るアイドルグループがマイク片手にアナウンスする。

 人気アイドルグループTwinkleのメンバーが変装して活動している姿だ。

 既に色々とバレバレである。

 守衛学園にも少なからずファンがいた。

 

(この辺り琴乃学園に感謝だな)

 

 守衛学園は日陰の道を歩んで来た。

 どんなに頑張っても身内ネタ止まり。

 どう言う経緯であれ、大舞台での戦いの場に導いてくれた事に守衛学園側も感謝していた。

 

☆

 

 =生動画配信・コメント欄=

 

〇いよいよ始まるか!!

 

〇待ってました!!

 

〇サッカーの世界大会並に盛り上がる並なんよw

 

〇外国の方も多くいますね!!

 

〇と言うかネクプラバトルのトップランカーの方達も来てんだけどw

 

〇全米チャンプのフロストさんも来てるしw

 

〇元戦闘機乗りのトップガンの人ねw<フロスト

 

◯なんで世界大会並に盛り上がるんだよw

 

◯そりゃまあライドセイバー二人いるし。

 

◯1年A組の子達もライドセイバーに変身したけどなw

 

〇つか三十対三十って凄い数だよな。

 

〇予算規模とかどうなってんのこのイベントw

 

〇ホビーアニメの大会かよw

 

〇サーバーダウンしたりしない? 大丈夫?

 

☆

 

 Side 守衛学園チーム。

 

 試合開始。

 前半十分と言う時間は長いか短いか。

 それは相手次第になるだろう。

 すぐさま行動に移す。

 最初は様子見。

 マップの西側は市街地や埠頭、東側は海。

 北側、南側はそれぞれの基地。

 水陸両用部隊、空戦部隊、守備隊を展開。

 そして市街地に部隊を展開し、可能ならば基地に攻撃を仕掛ける。

 そう言う算段で動いていた。

三十機と言う大部隊を展開出来るがゆえの戦力配置だ。

機体は初代ガンネクスの地球軍側。

スページア戦争中、戦後の機体などが多い。

性能や武装などもあまりバラ付きがなく、作戦が組み立て易いと言う利点もあった。

 

 ただ不安として、三十機の大部隊を動かした経験は守衛学園もない。

 生身での訓練ならともかく、これはネクプラバトルだ。

 二十mの人型機動兵器でビームなどが標準装備のぶつかり合い。

 自分達の訓練やその成果が何処まで出せるか。

 そもそも現実の常識をゲームの常識に当て嵌めて良いものか。

 

『市街地に敵多数!! ノーマルのガンネクスを先頭に敵が突っ込んできます!!』

 

 市街地での配置が整った段階で敵の発見報告。

 白と青、赤、などのトリコロールからのノーマルガンネクスが突っ込んで来たと言う情報が耳に入った。

 武装はビームライフルにバズーカ、シールド。

標準的であるが機体の完成度が高い。

仕上げは墨入れ部分塗装。デカール。恐らく半光沢スプレーも吹いている。ウェザリングはあまりしなかったらしい。

スタイル調整などもしていない。

目を引くのは筋彫りの技術。

一瞬リアルグレードモデルかと見間違えた。

動きも速い。

自分達のプラモデルと同じく基本、基礎に史実なプラモ作りをしているのだろう。

 

少し離れた後方では雑多な機種、作品の完成度もバラつきがある。

纏った戦力で突っ込んで来たのだろうかと思う。

感覚的にあの先頭の初代ガンネクスが隊長機だろう。

 

『敵部隊と交せ―—』

 

『なっ、速っ!?』

 

 一瞬何が起きたか分からなかった。

 ビームライフル一発で二体の頭部が纏めて消し飛ばされた。

 普通のFPSゲームだったらダブルキル判定だった。

 これが胴体の直撃弾だったら間違いなく一機は撃破されていた。

 

『敵は市街地に戦力を集中している模様!!』

 

『敵の数は二十機!?』

 

『思い切った作戦を!?』

 

 レーダーの制限は通常の試合と違うので敵の作戦も看破できた。

 ある程度の連係プレイを無視し、単純な作戦による速攻を仕掛けて来た。

 相手のスーパープレイで動揺し、数の差もあるので市街地の部隊は押され気味だ。

 他の部隊と合流し、後退して態勢を立て直す必要があるかもしれない。

 

『一体何を!?』

 

 敵のガンネクスが空高く飛翔。

 此方の弾幕を潜り抜けながらバズーカを自分達の後方へとぶん投げる。

 一体何をと誰しもが考えた。

 

『何が起きた!?』

 

『投げ捨てたバズーカをビームで撃ち抜いたんだ!!』

 

『いかん!! すぐに散開!! 態勢を立て直せ!!』

 

 こんな序盤の序盤で武器を捨てて起爆させると言う方法を取るとは誰しも思わなかった。

 バズーカの破壊による爆風が想定以上。

 かなりの大爆発で転倒した機体もある。

  

『敵が迫って来る!!』

 

 飢えた狼の如く、次々と敵が迫って来る。

 初代の戦後世界の機体、地球軍のジドキャノンⅡ。

 ネオスページア製でミリタリー風にマーキング、塗装されたダデ・ドーラ。

 重装甲の一つ目のサンドブラウンの機体、ムドル・ストリーム。

 全体的に初代世界線の機体が多い。

 機体の出来栄えや動きに差はあるが、思った以上に統制が取れている。

 

『撤退を援護する!』

 

 狙撃機、グリーンからのジドスナイパーⅡが援護を開始。

 味方の窮地を救うべく、狙撃しようとするが。

 

『チッ!!』

 

 初代ガンネクスのカウンタースナイプ。

 狙撃地点にいたジドスナイパーⅡはかろうじて躱す。

 

『ロックオン警報が作動してない!! マニュアル射撃で撃ってるんだ!!』

 

 恐ろしい事をさらりと告げるが、今はそれよりも敵の進軍を防がなくてはならない。

 多少の撃墜スコアを差し出すのを止む無しだ。

 

 これがもしも実戦だったら総崩れだった。

 航空部隊、水陸両用部隊はゲームだと割り切って敵の基地に襲撃へ向かっている。

 

☆

 

 Side 守衛学園・空中部隊、水陸両用部隊

 

 =フィールド・上空琴乃学園側の基地近辺=

 

 味方は苦戦しているらしい。

 市街地で暴れ回っている初代ガンネクスが直感的に藤崎 シノブか谷村 亮太郎のどちらかだと理解した。

 本来なら味方の救援に行くべくだろうがこれはゲーム。

 その辺割り切って作戦通り基地へと襲撃を仕掛ける。

 此方は空中部隊が五人、海の部隊が五人。

 相手は十人。

 上手く行けば最初の差し合いは痛み分けに持ち込める。

 

『こちら航空部隊——Sリーダー、敵の姿が見当たらない……』

 

『基地が無防備だぞ』

 

『おい、どう言う事だ? 相手は勝負を放棄して―—』

 

 少し離れた場所から敵基地の様子を観察。 

 水陸両用部隊に先行して攻撃を開始する。

 

『戦いの空気がよくない。ここらで主導権を握るぞ』

 

 敵は攻撃に十五機、戦力の半数以上を投入していて、既にこちらの基地まで攻め込んでいるらしい。

 敵側の指揮官機と思われる初代ガンネクスが此方の反撃や作戦の手段を次々と潰してくるので戦略、戦術が上手く機能していないらしい。

 また敵の指揮能力と言うべきか、動きが想定外に素早いのも誤算だった。

 

『伏兵がいるかもしれない……周囲に警戒を』

 

 不気味さを感じながら高度を落とした。

 基地のコアは遠距離からは攻撃できないようにシールドで守られている。

 近距離まで近づく必要があるからだ。

 空中機体は地面近くまで降りる必要がある。

 

『うん?』

 

 そして何かが投げ込まれる。

 自分達に眼前に丸みを帯びた物体。

 訓練でよく見かけるグレネードだ。

 それが空中で発砲音と共に起爆した

 

『何が起きた!?』

 

『レーダーとロックオン機能にジャミング!?』

  

『クソッ!? 油断した!?』

 

 そして次々と此方に射撃が降り注ぐ。

 基地外の遠方からの射撃。

 さらに基地内に単騎電子戦機がいる。

 グレーのカラーリングで 頭がレーダーとなっている独特な形状。

 一つ目にハイザルクベースの電子戦機体。

 武装はマシンガンにシールド、トマホーク。

 アイザルク。

 初代世界線の作品、三番目のガンネクス・ダブルGに登場した機体。

 キット事態は古く、可動範囲など最新のキットに比べて見劣りする部分もあるが出来栄えは凄く良い。

 かなりのガチ勢が作ったのだろう。

 それがマシンガンを乱射しつつ、シールドを装備した左手に握ったトマホークで襲い掛かって来る。

 

『動きが素早い!?』

 

『本当に電子戦機か!?』

 

 胴体のコクピット部分をトマホークで地下任せに破壊。

 空中部隊の隊長機が破壊されて動揺する。

ネクプラバトル初心者はぎこちないFPSゲームのキャラクターみたいな動きをするがこのアイザルクの動きは違った。

稼働範囲は狭いがその範囲で最大限に効率良く動いている。

 

『遅れてすまん!!』

 

『攻撃を強行する!! どうも戦況が宜しくない!!』

 

 ここで守衛学園の水陸両用部隊も五機、基地内に上陸を果たす。

 既に基地内へ二十機による攻撃が開始されている。

 アレコレと考慮して現代戦の常識に囚われて手堅い布陣をしたつもりだったが、それが裏目に出てしまっている。

 

『後退した?』

 

 アイザルクは後退。

 ロックオン、レーダー機能に障害が出ているためアイザルクに追撃が出来ない。

『両サイドから敵が!?』

 

 理想的な十字砲火になるように敵が包囲を狭めて射撃を開始。

 プラモの機種も出来栄えもバラつきがあるが、統制が取れている。

 一年A組は自分達と違って命のやり取りを経験している人間もいるらしいし、その辺りの違いが出ているのかもしれない。

 

『目の前のザルクから目を離すな!! そいつは危険だ!?』

 

『動きがおかしい!! 本当に電子戦機か!?』

 

『全国大会レベルだろこのザルク!?』

 

 その後もアイザルクの立ち回りで思うように反撃が出来ずにこの場にいた守衛学園チームは一方的に潰されてしまうのであった。

 




 最近プラモ売ったけど、最初は快感を覚えたけど、時間経過で何か罪悪感を感じています。
 後で買い直して作り直す流れだこれ。
 
 そんなわけで合宿その3。
 最近はヒロインの胸のサイズを変えようかなと思っている今日この頃です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。