RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

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 コラボ合宿含めてストックがまた尽きかけていますね(汗


守衛学園とのコラボ合宿その4

 Side 藤崎 シノブ

 

 =敵基地内=

 

 守衛学園側は必死になって防衛線を展開している。

 此方側が勝ちすぎて本気になったみたいだ。

 市街地で倒された敵も既に復帰済み。

 自分達の基地で谷村 亮太郎達が倒した連中も出張ってきている。

 

(それを抑えるのが俺の役目っと)

 

 そして藤崎 シノブは前線に出る。

 時に赤い盾で防ぎ、被弾を最小限に抑え、ビームサーベル二刀流で相手のビームや弾を弾き、バルカン砲でミサイルを迎撃。

 シノブは前に出て守備に徹している。

 自分に攻撃を集中させれば集中させるだけ、味方の被害は抑えられ、攻撃のチャンスは増える。

 

「皆は攻撃を続行。俺は気にしなくてもいい。撃墜されてもいいからコアの攻撃に集中。得点を稼ぐだけ稼いで次に繋げるんだ。敵は邪魔する奴だけを倒せばいい」

 

 と言いながらシノブはサーベルで一機撃墜。

 盾も破壊され、サーベル二刀流状態で暴れ回っている。 

 

『撃つな!! 味方に当たる!!』

 

『だからって、接近戦で倒せんのかこんなの!?』

 

『数で押し潰せ!! コイツを放置していたらさらに被害が拡大する!!』

 

 さらに二機目の敵のコクピットを貫く。

 後ろから飛び掛かって来た敵は背を向けた状態でサーベルによりコクピットを貫いた。

 魔法とかスキルとか使ってない。

 このネクプラバトルと言うゲームの完成度が高いから出来る芸当でもある。

 殺気とかそう言うのもあるが、音の強弱とかで敵の位置が分かった。

 

「流石は軍隊学校と言うべきか、立て直しが早いな」

 

 そう言う風に日頃から訓練されているのだろう。

 冷静さを取り戻して反撃に転じるまでの時間が早い。

 その辺りを計算して派手なパフォーマンス、スーパープレイを披露したりしていたのだが。

 

『敵の対応は総合的に見て場当たり的になっている。守備チームは最低限の戦力を残して、全て攻撃チームに回す。撃破されてもいいから敵のコアにダメージを与える事だけを考えるんだ』

 

 ここで亮太郎は思い切った判断を下した。

 ゲームだからこそ出来る判断である。

 1年A組の皆が想像以上に指示を聞いてくれるのも大きい。

 

「えーと藤崎です。もうそろそろ限界ですけど、皆さんは攻撃を続行してください」

 

 再出撃の最初の数十秒以内は無敵時間が発生し、それを活かしたパワープレイで流石のシノブも追い込まれている。

 左腕が吹き飛び、頭部のメインカメラもやられ、両足の挙動もおかしくなるが、それでもサーベル一本で戦い続ける。

 守衛学園側には今の自分はどう言う風に見えているのだろうか。

 ゾンビか何かだと思われているのかもしれない。

 

 

 =動画・コメント欄=

 

〇堅実に行こうとした守衛学園に、実力と奇策で覆した模様。

 

〇何かヤバイのが二機程いるんですが……

 

〇試合の詳細とか、誰がどの機体動かしているのかは伏せられてるっぽいな。

 

〇イカサマ対策って奴だな。

 

〇てか琴乃学園チーム、相手の戦略を戦術で覆してるんですが。

 

〇初代ガンネクスのおジキが何か変なんですけどw

 

〇アイザルクもなw 何か凄い動きして渋い立ち回りしてるw

 

〇どんな野球チームでも大谷〇平が二人いれば勝てると言う理論かな?

 

〇琴乃学園側が想像以上に動きが統制取れてるのも大きい。

 

〇守衛学園側も必死に防衛線を展開しているけど、攻め込んでいる初代ガンネクスの立ち回りが上手いから反撃が思うようにいってない。

 

〇琴乃学園側は大雑把に攻撃チームと守備チームで別れているみたいだね。

 

〇逆に戦略、戦術を単純化し、力押しに走る事で守衛学園の戦略を破った。

 

〇守衛学園も悪くは無いんだけど、琴乃学園側に最低でも全国、あるいは世界大会レベルの奴が暴れ回ってんだけどw

 

〇ヤバい実力の奴が野球とかサッカーとかで、素人集団でもそこそこ戦えるような立ち回りしているのも大きいね。

 

◯ガンネクスとアイザルクもヤバいけど、周りの実力も無名校とは思えない程にいい。→琴乃学園。

 

◯琴乃学園はネクプラバトルで県大会の上位狙えるぐらい。守衛学園も他県なら全国行けるレベル。

 

◯大阪府内は強豪校が多くて激戦区なんよ。

 

◯守衛学園も本来なら全国大会でトップ争いに食い込めるレベル。

 

 

 Side 愛坂 メグミ、渡井 ミチル

 

 =ネクプラバトル会場内・監督石=

 

 長いピンク髪の美女、優しそうに整った綺麗な顔立ちに鍛えられた四肢。

 露出度を抑えて涼しそうな白い半袖のシャツ、赤いネクタイ、黒のロングスカート姿。

 それでいて爆乳。

 普段鍛えこんでいるのか体のバランスが崩れていない。

 彼女は愛坂 メグミ。

 藤崎 シノブ、谷村 亮太郎が通う琴乃学園一年A組の担任。

 今は生徒達の頑張りを見守っている。

 

「凄いですね二人とも」 

 

 琴乃学園のネクプラバトル部の顧問、渡井 ミチル―—黒のロングへアーのおとしやかそうで、物静かそうな色白の肌の爆乳美女。 

 着物とか十二単とか似合いそうな確信が持てる容姿だ。

 今は落ち着いた白の上着と紺の長スカートを履いている。

 

 美人過ぎる、爆乳すぎる教師、ある意味校則違反な二人としネットの一部界隈盛り上がらせていたが、そんな事よりも生徒達の活躍だ。

 二人は監督席で二人全体の様子を伺っていた。

 指揮を飛ばさなければならないのだが、シノブと亮太郎が優秀過ぎて殆どやる事が無い。

 一方で渡井 ミチルが敵の配置や戦力を簡潔に読み上げている。

 流石ネクプラバトル部の顧問と言ったところか。

 

「ええそうね。シノブと亮太郎の二人が頑張ってるのもあるけど、他のクラスメイトやネクプラバトル部の子達が支えてくれているからよ」

 

 前代未聞の三十人VS三十人の全開バトル。

 そろそろ前半も終わる。

 守衛学園も全国レベルの実力者であって立て直しているが、それをシノブと亮太郎の二人がクラスメイト達を上手く動かして対応している。

 シノブや亮太郎抜きでも体育祭の時は一致団結してシノブに勝利したし、ハンドレッド事件の時もシノブのためにアレコレと動いていたぐらいだし。

 この二学期で急速に一年A組は一致団結している。

 その事が担任のメグミは嬉しくもあったが、同時に教師として自分の未熟さを思い知らされたようだった。

 

 

 Side 黒川 さとみ

 

 =会場内、休憩スペース=

 

 休憩スペースに集まるクラスメイト達。

 士気は十分だった。

 前半で燃え尽きたと言う感じもない。

 二人はこの辺りの士気の持続性とかも考えて戦っているのだろうか。

 シノブと亮太郎の二人は皆の前で次の事について語る。

 

「前半で上手く行ったけど、相手は守衛学園。三十対三十のルール設定にも慣れて来ているので、圧勝のまま終わると言う可能性はまず無いと思ってください」

 

 と、前置きするシノブ。

 

「ですけど、それは自分達も同じです。急造のチームですが、信じられないぐらいによく戦ってくれています。指示もちゃんと聞いてくれて正直驚いています」

 

「俺はこのチームで勝ちに行きたいと思います。ただ勝つんじゃなくて、皆の力で勝ち取った勝ち方をしたいと思ってます。だから後半、引き続き力を貸してください」

 

 そう言ってシノブは一礼した。

 

「シノブってばそう言うのはまだ早いよ」

 

「自分はまだまだやれるであります!!」

 

「拙者も頑張りますぞ」

 

「と言うかこの試合だって俺達の見せ場を作るために色々と頑張ってくれてんだろ。こう言う時ぐらいカッコいいところを見させてくれ」 

  

「シノブも亮太郎も本気を出してみたら? 電子戦なら私も出来るし」

 

「そうです。私も時間貰って剣を見て貰っていますし」

 

 とクラスメイト達が口々に言う。

 怪我の功名と言うべきか、最近の行事や過去の事件でクラスメイト達は団結している。

 二人を認めている。

 クラスの中心の中にいるのだ。

 

(凄いわね、二人とも)

 

 一学期の終わり頃には考えられない光景にさとみは感動を覚える。

 人間何だかんだで、自分は平凡だ、自分では特別ではないと言いながら、特別な何かとかそう言うのに憧れてしまう生き物なのだ。

 今自分自身の胸中にあるのは特別な何かを目の当たりにした喜びだった。

 

 

 Side 守衛学園チーム

 

 前半は琴乃学園に先手を打たれて、そのまま力技で押し込まれた。

 このままでは終われないと、守衛学園の生徒達は機体を変更、戦略、戦術の大幅の見直しや情報の確認をした。

 今回の反省会は長くなりそうだ。

 

『敵の攻撃部隊確認!!』

 

『今度は海上、海中、市街地の三つに別れて侵攻!!』

 

『戦闘開始!!』

 

『初代ガンネクスとアイザルクは市街地に確認!!』

 

 

 Side 佐々木 シンヤ

 

 黒髪の眼鏡の少年。

 運動部の人間かと思うぐらいに体つきはいい。

 一年A組の佐々木 シンヤ。

 ネクプラバトル部の人間。

 大舞台に興奮しながらも、中々戦えている事実に内心驚愕していた。

 多人数戦では個々の技量も大切だがチームワークが物を言う。

 相手は守衛学園で県内では高い実力を持つ相手。

 とにかく基礎がしっかりしているので手堅く、手強いチームなのだが、藤崎 シノブと谷村 亮太郎の指揮で中々上手い事言っている。

 

 前半で戦いの流れを掴み、場の空気にも慣れて今回は部隊を細分化する。

 とにかく敵を撃破するよりも味方の位置や指示の確認を徹底された。

  

 佐々木 シンヤはジドキャノンⅡ。

 守衛学園で使われているジドタイプ、初代の地球軍の機体。

 大体最初の戦争が終わった戦後世界の機体だ。

 敵と間違われて誤射されるんじゃないかとヒヤヒヤしている。

 ネクプラバトルは誤射設定もあり、素人のチームは同士討ちで壊滅するパターンもよく聞く。

 

『シンヤは支援も大事だけど自分から攻めてみて』

 

「分かった」

 

 今はマップ西の市街地。

 敵の攻撃も激しい。

 前半がシノブの活躍で容易く突破できたが対策されている。

 特にシノブのガンネクスが敵の集中砲火を浴びていた。

 だが逆にそれが正気を産み出す流れだ。

 

『今回は僕に居るんだよね』

 

 ここで赤い配色のザルクⅡがシノブのガンネクスを支援。

 連携してキルスコアを稼いでいる。

 スページア公国のエースパイロット、赤き流星ことアカスギ少佐専用機。

 角付きの一つ目。 

 左肩はシールド、右肩はスパイクアーマー。

 ザルクマシンガンとバズーカを手に暴れ回っている。

 二人は水を得た魚のように戦場内を縦横無尽に飛び回る。

 敵も前半と違ってガンネクス型の高性能機を出して来ているが、操縦技術が使い過ぎて複数人掛かりでようやく抑え込めると言う状態だった。

 相手の戦略を戦術で潰している流れである。

 

『イッペイ達はこのまま戦線を押し上げて。さとみはこの隙に基地に急襲を。コアの攻撃は考えなくていいから、一秒でも長く敵部隊と交戦して』

 

『了解であります!!』

 

『分かったわ』

 

 ミサイルを迎撃し、ビームをギリギリで躱しながらシノブは矢継ぎ早に指示を出す。ビームライフルで敵の狙撃機にカウンタースナイプを放っている。

 僅かに出た隙も亮太郎がバズーカの爆風で煙幕を張り、クールダウンを行う。

 

『三千院さんは電子支援を続行』

 

『分かった』

 

『基地の守備隊は敵を近寄せない事だけを考えて』

 

『守備隊リーダー了解。こっちも騒がしい状況だ』

 

 続けてシノブが指示を飛ばし続ける。

 傍目から見ると追い込まれている状況でもあるが、冷静かつ的確に指示を出し続けている。

 一年A組の人間達は、シノブと亮太郎の二人は自分達の知らない間に何かしらのとんでもない修羅場を潜り抜けたと察している。

 そこまでA組は鈍感ではない。

 指揮統制の仕方が本職の軍人なのではないかと思うレベルなのもその証拠だ。

 

『下手に守りに入ったら此方が負けます。ここは打って出ましょう』

 

 シノブの指示に皆が『了解!!』と返す。 

 

 

 Side 守衛学園チーム、女性監督

 

 敵のチームの動きが前半と変わった。

 前半で奇策のラッキーパンチが上手く嵌ったと思ったが、今は徐々にだが戦線が押し込まれている。

 劇的な変化ではない。

 だが敵チームの判断速度、状況判断が格段に良くなっている。

 敵の指揮官が凄いのもあるが、敵チームの生徒達のチームワークもあるのだろう。

 監督も負けじと矢継ぎ早に指示を出している。

 単なるチーム同士のぶつかり合いではなく、軍師と軍師の知恵合戦になりつつあった。

 

『敵チームの機体が基地に急襲!! シーズの劇場版の方のゲルディアだ!!』

 

『敵は少数。慌てずに迎撃しろ!!』

 

『敵基地に攻撃を仕掛けているが中々手強いぞ!!』

 

『ここは持久戦に持ち込め!! 残り数分でケリをつける!!』

 

 戦況は特別有利と言うわけではない。

 一進一退の状況。

 スコアでは負けている。

 敵機体を撃墜してスコアを稼いではいるが、此方は前半に基地へ突撃されてコアに攻撃されているのだ。

 守りに入られたら負ける流れではあるが此方も守衛学園の生徒として意地がある。

 

 

 Side 綾瀬 リリ

 

 シーズ劇場版のギャドアシュトルム。

 西洋騎士のような機体で空中飛行も可能。

 どちらかと言うと近接戦型。

 機体よりもパイロットのキャラクターが印象的だった。

 自虐的な感じで動かしてみたら思いのほか戦闘スタイルが噛み合った。

 ライドセイバーも近接戦型だったし、意外とそう言うタイプなのかもしれないとリリは思う。

 

 今は黒川 さとみの、ゲルディアと言うヒロインの一人が乗っていた機体と一緒に基地攻撃に参加中。

 敵の攻撃が激しい。

 回避で精一杯だ。

 だがシノブの指示は「1秒でも長く敵の基地に攻撃をする事」だ。

 亮太郎も「ここはシノブの指示に従って」との事だった。

 二人とも敵のエース部隊相手に大立ち回りしている最中。

 1年A組の生徒達は各所で急造チームを作りながら守衛学園と交戦中。

 シノブが激しい戦いを繰り広げながら随時指示を飛ばしていた。

 戦況は劇的に変わったわけではない。

 だが想像以上に有利に動いている。

 残念ながら撃破されて基地に逆戻りした生徒もいるが、復帰して基地の守備に回って抗戦を始めている。

 

『指揮権を谷村さんに譲渡』

 

『了解。ちょっと賭けに出るよ』

 

 ここで指揮が谷村 亮太郎に戻った。

 後半戦も残り少ない。

 だが長く感じる。

 今度はどんな手で戦うつもりだろうか。

 

 

 Side 守衛学園

 

『敵のガンネクスとザルクⅡを追撃中!』

 

『俺達の基地の方に向かってるぞ!』

 

『また自分達の基地に突撃するつもりか!?』

 

『ガンネクスとザルクⅡへの狙撃を続行! てか誰かが抑えないと戦略が破綻するぞ!』 

 

 敵のエース二機の突撃に慌ただしくなる。

 何かの罠かと考えるが、その罠の誘いに乗らなければ此方の指揮系統や作戦が崩壊するのは前半戦で身に染みている。 

 

『追い詰めた!! 基地と挟み撃ちに―—』

 

 とうとう敵のエース二機を追い詰めた。

 基地に襲撃を仕掛けて来た敵チームの機体は排除済み。

 

『戦力を密集させ過ぎだ! 間隔を取れ!』

 

『えっ―—』

 

 女性監督からの指示が飛ぶ。

 次の瞬間には攻撃の嵐が降り注ぐ。

 

『まさか囮に!?』

 

『俺達を引き付けるために!?』

 

 敵の火力特化機体。

 砲撃機体が近くに潜んでいたのだろう。

 今回はレーダー設定が緩め。

 電子戦機でもいない限り―—

 

『やられた! 近くに電子戦機と重火力機体! 基地の近くに潜んでやがったんだ!』

 

 映像が送られてくる。

 大きなレーダーレドームを背負った灰色の機体。

 そこかしこに武器を搭載した重火力機体がいた。

 複数纏めての撃破判定。

 連続劇はボーナスで大きく稼がれてしまった。

 守衛学園チームは目に見えて動揺する。

 

『作戦を強行! 基地への総攻撃を開始する! エース級二機には引き続き複数で当たる!』

 

 女性監督が素早く決断した。

 肝心の敵はと言うと素早く後退していた。

 敵の重火力機体や電子戦機もだ。

 状況判断が素早い。

 こう言う基礎が出来ているチームは手強い。

 とても急増チームとは思えなかった。 

 

『どうしますか監督?』

 

『あの二機を放置する訳にもいかんが、構い過ぎたら負ける。ここは作戦を続行して基地に急襲を掛ける。これが正真正銘のラストアタックだ!』

 

 と、女監督は賭けに出た。 

 




 ブルアカに熱が入り過ぎてちょっと執筆が疎かになっています。
 何かこう、作品作りに活かせそうだから頑張っちゃうんですよね(汗
 ほんとごめんなさい(汗
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