RE:召喚勇者の現代帰還〜それでも勇者は勇者としてあり続ける〜   作:MrR

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ハンドレッド編・序章
ハンドレッド編序章その1・デビルズカードの脅威


【谷村 亮太郎の調査ファイル】

 

 赤霧 キョウマ

 

 誕生日:12月24日

 

 血液型;B型

 

 年齢17歳。

 

 白髪、褐色肌、赤目。

 中背。

 ケンカによる生傷が彼方此方にある。

 性格はとても暴力的。

 半グレ組織、ハンドレッドを組織し、拳銃や麻薬にも手を出していた。

 この頃からフューチャーテックやハウンド警備会社との繋がりがあったと思われる。

 

 フューチャーテック事件で須藤 正嗣が没落し、息子の勇也が逮捕された後は残された利権を次々と掌握。

 行き場を失った不良達を吸収し、少女A事件が終わった頃には一大勢力と化していた。

 

 

 Side 警察官

 

 =夜・大阪府内の繁華街=

 

 あの事件、宇宙人が襲来してヒーローの存在が知れ渡り、あの時から世の中はおかしくなったのだろうか。

 ただの何の変哲もない、ガラの悪そうなチンピラへの職務質問。

 それで終わる筈だった。

 逃げ惑う人日。

 悲鳴。

 燃え盛るひっくり返された車両。

 車の焦げる嫌な臭いや銃の硝煙までもが漂っている。

 

 騒動の中心地には怪人がいた。

 特撮物に出て来そうなやられ役の存在。

 宇宙犯罪組織ジャマルの怪人と戦った警官は何人もいた。

 正直強いかどうか分からない。

 巨大化する何て言う与太話も聞いた事がある。

 

 だが実在する怪人の戦闘能力は警官の想定を遥かに超えていた。

 

(こんなの、こんなのおかしい!? 人間が勝てるワケが無い!?)

 

 不良が素手で殴り倒したとか、女子プロレスラーがプロレス技で仕留めたとか言われている怪人。

 こうして戦ってみると悪夢のような強さだった。

 車はひっくり返され、警察が使う拳銃では仕留めきれない。

 火の玉や周囲に雷撃を放ったりとやりたい放題だ。

  

 機動隊も出動しているがまるで歯が立たない。

 重火器で武装した自衛隊ならあるいはと思うが、この国で自衛隊の出動はよっぽどでなければ出動できない。

 

「ヒッ!?」

 

 そんな怯え切った警官の様子に気づいたのか、怪人が——二本角で赤井瞳に牙を生やした赤い悪魔のような怪人が突撃してくる。

 

「待て待て待てーい!! デビルズカードの事件なら私に任せなさい!!」

 

 女の子の声だった。

 長い金髪で白肌で大きな爆乳と居尻のスタイル抜群の美女が黄色いヒーローグラスを身に着けた、白の派手なハイレグレオタードに銀のプロテクターを身に着けたド派手で露出度多めの女の子が怪人にドロップキックをかました。

 大きすぎる胸の谷間の部分とか丸出しでハイレグがエグく、大きな尻のラインとかも●出した。学園女子プロレスラーのスターマスクとかジェイミー・ゴードンとかはアレに負けないぐらいの背格好で怪人やロボットと戦ったと言うが、それに負けないかそれ以上の恥ずかしい背格好だ。

 

 そんな警官の感想などしったこっちゃないのか、クルクルと回転してスクラップになった車の上に着地した。

 

「アメコミヒーロー系魔法、少女スターセイバー!! 参上だぞ!!」

 

 と、決めポーズを決めて、腕を天にかがげる。

 傷ついた警官達の傷や一般市民などの傷が治っていく。

 怪人が襲い掛かって来るが、右腕の振りかぶりの一撃を止め、細腕で止めて殴り倒す。

 

「少々早いけど!! トドメの一撃!!」

 

 何十メートルか蹴り飛ばし、そして彼女は駆け出すように跳躍。

 一回前転し、飛び蹴りの構え。

 

「スタァアアアアア!! キィィィィィィック!!」

 

 精一杯の叫び声と共に光り輝く蹴りを怪人の胴体に着弾。

 大爆発が起きる。

 スターセイバーを名乗った美女はクルクルと回転しながら地面に着地。

 決めポーズ取ると、スターセイバーは救助活動をする。

 

「地球のヒーローって大変だね。ただ敵を倒すだけじゃなくて救助活動とかもしないといけないなんて」

 

 などとボヤキつつ、勢いよく水を出して火災を止めて、怪我人の状態などを確認。

 粗方避難を終えると去っていった。

 

「なっ、なんだったんだ?」

 

 この場はスターセイバーを名乗る美女に助けられてしまった。

 

 

 また、ある場所では——

 

 =夜・ハンドレッドの本拠地=

 

 ハンドレッドの本拠地となっている廃工場。

 事態は想像を絶する程の惨状だった。

 ただの粋がった不良の集まりを逮捕する。

 それだけの仕事だった。

 マスコミも駆けつけ、テレビに向かった報道している。

 だが怪人が出現して暴れ回り、本拠地に踏み込んだ警察官達はほぼほぼ返り討ちにあった。

 

 怪人の種類は様々。

 人間の頭部だけが変異したようなタイプと全身の姿形が変わったタイプ。

 徒手空拳でどうにか頭部だけが変異したタイプは倒せるが、完全に怪人化したタイプには手も足も出なかった。

 遂には山のように巨大化までして手に負えない状況に陥っていた。

 

 そんな場所に現れたのは——光の巨人だった。

 子供向け番組のウルティマイトを思い出させる。

 そんな光景だ。

 頭は銀、体は赤。

 人を思わせる女性的な顔の形。

 二本角で燃え盛るような赤毛。

 とても胸が大きくスタイルもいい女性戦士が巨大化した怪人と戦っていた。

 

「何だアレは!?」

 

「光の巨人……だとでも言うのか」

 

「ウルティマイトは実在した!?」

 

 などと口々に言う。

 両者が激しくぶつかり合う中で地上では、これまたやたら胸が大きな男物のデザインの戦隊レッド(昭和後期、平成初期ぐらい)が援護に入っていた。

 怪人と戦いながら必死に人命救助をする。

 

「ライドセイバーが来てくれた!!」

 

「3人もだ!!」

 

 そこへライドセイバー3人。

 異世界帰りの勇者、藤崎 シノブ、谷村 亮太郎。

 何でも屋をやっている日本政府の違法実験が産み出した異世界帰りの勇者に勝るとも劣らない戦士、闇乃 影司。

 ライドセイバー1号、2号。

 劇場版限定の3号に変身しての突入。

 1号、2号は専用バイク、3号は車を操縦。

 次々と敵怪人を薙ぎ倒し始める。 

 

 事件が収束した頃には敵はいなかった。

 ハンドレッドのアジトも空き家同然。

 手掛かりらしい手掛かりはなく、警察の失態に終わった。

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