歌姫たちと復讐の騎士   作:アキ1113

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 今回は、お泊まり会の話の後編となります。

 それでは、どうぞご覧ください。



第37話 それぞれの寂しさ

 

 「今日はありがとうございました!」

 

 写真を撮り終わったこころは、全員に向かって礼を言った。

 

 「お2人のことをもっと知ることができて、研究も進みそうです!」

 

 「良かった!」

 

 「私たちも仲良くなれて嬉しいよ」

 

 「それにハルマ先輩もありがとうございます!」 

 

 「……あまり答えられていなかった気がしたけど………あれで良かったの?」

 

 ハルマはこころにそう言われ、少し間を空けた後にそう返した。あの写真撮影の後、こころは4人に様々なことを質問していたのだ。そこでハルマも全員から様々な質問をされたのだが、今まで普通の生活をしてこなかったハルマはその質問に中々答えられずにいた。そのため、ハルマはそう訊いたが……

 

 「はい!前に聞けなかったことも訊けたので」

 

 「この世界のことは、これから知っていけばいいんだし!」

 

 「2人の言う通りだよ。それに、私たちも色々教えてあげられると思うよ?」

 

 「プリルンもこの世界のことを研究中だから大丈夫プリ!」 

 

 4人ともそんな風に返してきたのだ。

 

 「……それにしても、不思議です」

 

 『?』

 

 「ただのファンだった私が、同じリボンやお揃いのブローチを付けて、お2人と一緒にアイドルプリキュアをやっているなんて―――あっ!もちろん今もファンですけど……それに私を助けてくれたハルマ先輩―――仮面ライダーヴラムとも一緒に戦えるなんて……どちらも前の私だったら、絶対に考えられなかったと思います」

 

 「これからもよろしくね、こころ!」

 

 「!……はい!こちらこそです!プリルンも―――」

 

 こころはプリルンにも、同じように言おうとしたが……

 

 「お揃いじゃないプリ……」

 

 『!』

 

 「3人はお揃いだけど、プリルンはお揃いじゃないプリ」

 

 プリルンはカメラで撮った写真を見ながら、そう口にした………どうやら、アイドルプリキュアの3人と自身がお揃いでないことを気にしているようだ………その後少しして、プリルンは寝てしまい……

 

 「私、プリルンのこと考えられていませんでした………!ハルマ先輩、もしかして気付いて……?」

 

 こころはハルマがプリルンを抱き上げ、3人と一緒に写真を撮らせようとしていたことを思い出し、ハルマにそう尋ねる。

 

 「……何となくだよ」

 

 「何となく……?」

 

 「ああいう表情は、今まで沢山見てきたから」

 

 『……?』

 

 ハルマの言葉を聞き、3人は疑問に思ったが……

 

 「プリ……」

 

 『!』

 

 プリルンが寝言を言ったのに反応し、思わずその思考を切った。

 

 「プリルン、寂しくなっちゃったのかな……?」

 

 「お揃いじゃない、だなんて……」

 

 すると、その言葉を聞き…… 

 

 「お揃い……!うた先輩、なな先輩、ハルマ先輩。もう少しだけ、夜更かしできますか?」

 

 こころは3人にそう言うのだった……。

 

 

 

 

   ◇

 

 

 

 

 「人使い荒いよなぁ……」

 

 「やってられないですぞ……」

 

 その頃、チョッキリ団の拠点となっているバーでは、カッティーとザックリーがチョッキリーヌに対する愚痴を言いながらも、酒を飲み過ぎたのか酔いつぶれていた。すると……

 

 「お前たち……そんなこと言ってる暇があるなら、とっとと起きな!!」

 

 『!?』

 

 いつの間にか後ろにチョッキリーヌが立っており、2人はそれを聞いて飛び起きたのだ。

 

 「ザックリー。プリキュア3人目の出現を止められなかった落とし前、朝が来るまでにつけるんだよ!あと、ついでにヴラムも倒してきな!」

 

 「い、イエスボス……」

 

 ザックリーはそう言い、街へと出ていくのだった……。

 

 

 

 

    ◇

 

 

 

 

 「!ここは……」

 

 その夜、ハルマはある夢を見ていた。その夢と言うのは……

 

 『―――ハルマ』

 

 「!……とう、さん……?」

 

 『ここにいたのね?』

 

 「!かあ、さん……?」

 

 死んだはずの両親が出てくる夢だったのだ。

 

 「な、なんで―――」

 

 ハルマの動揺を余所に、2人はハルマを抱きしめてくる。

 

 『今まで1人にしてごめんな』

 

 『これからはずっと一緒よ』

 

 その言葉に対し、ハルマも2人を抱きしめ返そうとした……が、

 

 「え……?」

 

 次の瞬間、2人はハルマの目の前で血塗れになって倒れていた。

 

 「父さん!!母さん!!」

 

 ハルマは自身の手が血塗れになるのも気にせず、両親の身体に触れるも……

 

 「っ……!!」

 

 2人は既に息絶えていた………すると……

 

 『……』

 

 「エスコル……!!」

 

 そんなハルマの前にエスコルが現れ、血のついた2本のナイフを持ったままハルマの前から去ろうとしていた。

 

 「……待て」

 

 ハルマは去ろうとするエスコルを呼び止め、いつの間にか手に持っていた鎌モードのブレイカーを向ける。そして……

 

 「ああああああああ!!」

 

 エスコルへと駆け出し、そのままブレイカーを―――

 

 「!はぁ……はぁ……」

 

 振り降ろそうしたところで、ハルマは目を覚ました。

 

 「っ……またか……」

 

 この類の夢を見るのは初めてではないようで、ハルマはそう呟きながらゆっくりと身体を起こす……周りに目を向けると、ハルマ以外の4人はまだ眠ったままでいた。ちなみにハルマは窓に近い一番左で寝ており、何かあった時にすぐさま対応できるように……とのことらしい。

 

 「……」

 

 ハルマは布団を畳むと、寝ている4人を起こさないように部屋から出た。それから着替えをし、外へと出たのだが……

 

 「!ハルマ先輩、おはようございます」 

 

 それから少しして、こころが動きやすい服装で外へと出てきたのだ。

 

 「あぁ、おはよう……どうかした?」

 

 「私はダンスの朝練を」

 

 「そう……」

 

 「?……先輩、大丈夫ですか?顔色が悪いような……」

 

 こころは、いつもと様子の違うハルマの顔を心配そうに見つめてきたが……

  

 「大丈夫。昔から夢見は悪い方だから」

 

 「……何か、悪い夢でも見たんですか?」

 

 「そんなところだよ」

 

 ハルマは何てことないようにそう返した。その様子を見て……

 

 「……もしかして、ご両親の夢ですか?」

 

 「!何で……」

 

 こころに夢の内容を当てられたため、ハルマは一瞬動揺しながらそう口にする。

 

 「……実は私、幼い頃にお父さんを亡くしてて………今でも時々、死んだお父さんの出てくる夢を見ることもあるんです。それでその夢から覚めた時は、いつも寂しくなっちゃって……」

 

 「……」

 

 「だから……今のハルマ先輩の表情が、その時の私と同じだなって思ったので……」

 

 こころは幼い頃に父親を病で亡くしており、昨夜のハルマのように亡くなった父親の夢を見ることもあるようで、その経験からハルマも自分と同じなのではないかと思っていたようだ。

 

 「……そうだよ」

 

 「!」

 

 「そしてごめん。話したくないことを話させた」

 

 ハルマは意図してないとはいえ、こころに父親のことを話させたのを謝罪した。

 

 「!お父さんの話は私からしたことなので、先輩が気にする必要はないですよ」

 

 すると……

 

 「!そうだ……先輩もよければ一緒にどうですか?」

 

 こころはこの雰囲気を変えようとしたのか、自身の朝練にハルマを誘った。

 

 「一緒にって……そのダンス?の朝練?それをよく知らない人が居ても意味が―――」

 

 「なら尚更です!それに、何か別のことをして気分転換した方がいいと思いますよ?」

 

 ハルマは最初、断ろうとしたが……

 

 「……分かった。ついていくよ」

 

 「ありがとうございます!」

 

 最後はついていくことを決めた。そうして2人で朝練に行こうとしていると……

 

 「こころ?ハルマ?」

 

 「!おはようプリルン」

 

 プリルンが起きたようで、窓から顔を出していたのだ。そんなプリルンに対し……

 

 「そうだ!プリルンも一緒にどう?」

 

 「プリ?」

 

 こころはプリルンにも声を掛け、朝練へと誘った。その後、3人はこころがいつもダンスの練習をしている場所へと向かっていく。その途中でランナーの女性とすれ違い、こころはその人に向かって会釈をした。それを見たハルマも、こころに倣って同じように会釈をした。

 

 「2人のお友達プリ?」

 

 「いや、知らない人……こころは?」

 

 「たまにすれ違う人です……ランニングしてる人って、目標に向かってキラキラしてるんですよ」

 

 「キラキラ……」

 

 こころとすれ違った女性は、橋の上で足を止めると……

 

 「朝日が綺麗……!」

 

 昇ってくる朝日を見て、そう呟いていた。そこに……

 

 「ったく……飛んだ時間外労働だぜ。ザックリありえねぇし……」

 

 チョッキリーヌからの指示で来たザックリーが、文句を言いながら現れたのだ。

 

 「そもそもこんな朝っぱらから起きてる奴なんか―――ん?」

 

 「ふぅ……」

 

 「!朝っぱらから目障りなキラキラ見つけたぜ……!」

 

 ザックリーが辺りを見回すと、橋の上にいるランナーの女性が目に留まり……

 

 「お前のキラキラ、オーエス!」

 

 「きゃああああああ!?」 

 

 「ザックリ行くぜ!」

 

 キラキラを引き抜いてしまったのだ。そして……

 

 「来い、マックランダー!世界中をクラクラの真っ暗闇にしてやれ!」

 

 「マックランダー!」

 

 ランナーのマックランダーを生み出した。

 

 「マックランダープリ!?」

 

 「こんな朝から……ハルマ先輩!」

 

 「分かってる」

 

 「ヴラスタムギア」

 

 ハルマはヴラスタムギアをすぐに腰に巻き……

 

 「こころ、行ける?」

 

 こころにそう訊いたのだ。その言葉に……

 

 「!……もちろんです!」

 

 ブローチを構えながら答えたこころは……

 

 「プリキュア!ライトアップ!」

 

 プリキュアリボンをセットし、その部分を3回タップした。

 

 「キラキラ!ドレスチェンジ!YEAH♪」

 

 ブローチの両側を押すと、髪型と目の色が変わり……

 

 「キミと~!YEAH♪」

 

 もう一度押すと、服装がコスチュームへと変化していく。

 

 「一緒に~!YEAH♪」

 

 さらに押すと、手元と足元にグローブとブーツが装着された。そして……

 

 「キミと踊る、ハートのリズム!心キュンキュン、キュアキュンキュン!」

 

 キュアキュンキュンへと姿を変えたのだ。それと同時に……

 

 「カップオン!」

 

 「変身」

 

 「プディングヴラムシステム!」

 

 ハルマもギアのレバーを下げると、ヴラムへと変身を遂げ…… 

 

 「追うよ」

 

 「はい!」

 

 キュンキュンと共にマックランダーを追うのだった……。

 

 

 

 

    ◇

 

 

 

 

 マックランダーが現れた頃……

 

 「ん……」

 

 丁度、ななが目を覚ましたのだ。

 

 「あれって……!?」

 

 窓の外を見たななは、空の色が暗くなっていることに気付き……

 

 「うたちゃん起きて!」

 

 「ふぇ……?」

 

 「マックランダーが出たんだよ!」

 

 「え……えぇ!?」

 

 慌ててうたを起こし、その場所へと向かうのだった……。

 

 

 

 

    ◇

 

 

 

 

 「ランダー!」

 

 マックランダーは街中を走り続け、周りを破壊しながら公園へと辿り着いていたが……

 

 「っ!」

 

 「マッ!?」

 

 「何っ!?」

 

 追いついたヴラムに、背後から蹴り飛ばされたのだ。

 

 「先輩、やっぱり早い……!」

 

 その後から、キュンキュンとプリルンも追いついてくる。

 

 「来やがったなヴラム!そしてプリキュア!」 

 

 「毎回懲りないな……」

 

 ヴラムが呆れながらそう呟くと……

 

 「行け!マックランダー!」 

 

 マックランダーはヴラムとキュンキュンに、次々と蹴りを繰り出してきた。

 

 「「っ!」」

 

 それに対し、2人は周りを走りながら攻撃を回避し……

 

 「っ!」

 

 「!?」

 

 ヴラムの方は隙を突いて、弓モードのブレイカーから矢を放っていく。

 

 「すばしっこいやつらだぜ……マックランダー!」

 

 「ランダー!」

 

 ザックリーが指示を出すと、マックランダーは2人から逃げるように走り出して行った。

 

 「これって―――」

 

 「待てー!」

 

 「!」

 

 ヴラムはマックランダーの行動の意味を察したが、キュンキュンはすぐさまマックランダーを追いかけていった……が、持久力はマックランダーの方が上だったようで……

 

 「ダメ……目が回って―――」

 

 辺りをぐるぐると走り回るマックランダーについて行けず、目を回してしまった。

 

 「やっぱりか……」

 

 「マック、ランダー!」

 

 「っ!?」

 

 マックランダーは飛び上がると、キュンキュンに向かって急降下し、蹴りを食らわせようとしてきたのだ。キュンキュンはそれを受け止めたものの……

 

 「っ……!」

 

 段々と押されていってしまう……。

 

 「持久力はこっちが上のようだな!」

 

 「キュンキュン!頑張れプリ!」

 

 「……!」

 

 プリルンも心配そうに見ていたが……

 

 「フッ!」 

 

 「っ!?」

 

 ヴラムがマックランダーの脚に蹴りを入れると、そのまま吹き飛ばしたのだ。

 

 「大丈夫?」

 

 「先輩!」

 

 「ちっ!邪魔しやがって……!」

 

 すると……

 

 「2人ともー!」

 

 「ここからは私たちも!」

 

 そこにうたとななが遅れて到着した。そして、走りながらアイドルハートブローチを構え……

 

 「「プリキュア、ライトアップ!」」

 

 プリキュアリボンをブローチにセットして、リボンをセットした部分を3回タップする。

 

 「「キラキラ、ドレスチェンジ!YEAH♪」」

 

 それからブローチの両側を押すと、髪型と髪色が変わり……

 

 「「キミと~!YEAH♪」」

 

 もう1度押すと着ていた服がコスチュームへと変化していく。

 

 「「一緒に~!YEAH♪」」

 

 最後にもう1度押すと、グローブやブーツ、アクセサリーが装着されていき……

 

 「キミと歌う、ハートのキラキラ!笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」

 

 「キミと瞬く、ハートの勇気!おめめパッチン、キュアウインク!」

 

 2人はキュアアイドルとキュアウインクへと姿を変える。

 

 「2人とも無事?」

 

 「遅くなってごめんね」

 

 「私は大丈夫です。ヴラムやプリルンも一緒だったので」

 

 「プリ……?」

 

 キュンキュンのその言葉に、プリルンは首を傾げたが……

 

 「まとめて相手してやるぜ!」

 

 マックランダーが襲い掛かろうとしていたため、安全な場所まで退避していった。

 

 「援護する。とどめは任せた」 

 

 「「分かった!」」

 

 「了解です!」

 

 「マック……ランダー!」 

 

 そんなやり取りをした直後、マックランダーは赤色の靴紐を4人に向けて飛ばしてきたのだ。

 

 『!』

 

 それを4人は避け、プリキュア達がマックランダーへと駆け出していく。

 

 「はぁぁぁーー!!」

 

 「ランダーー!!」

 

 始めにキュンキュンがマックランダーにパンチを食らわせようとし、マックランダーも対抗して蹴りを繰り出してきた。互いの攻撃は拮抗していたが……

 

 「うわっ!?」

 

 最後にはマックランダーが競り勝ち、キュンキュンは後ろに吹き飛ばされてしまう……続いてアイドルとウインクの2人が飛び上がり、上から攻撃を仕掛けたが……

 

 「ランダー!」

 

 「!?」

 

 「靴紐!?」

 

 マックランダーが飛ばした靴紐に拘束され、そのまま地面に落ちそうになってしまう。それを見て……

 

 「っ!」

 

 ヴラムは矢を2発放ち…… 

 

 「「!」」

 

 すぐさま2人を拘束から解放したのだ。そのおかげか、2人は体制を立て直して何とか地面に着地する。

 

 「あ、危なかった……ウインクは大丈夫?」

 

 「うん、ヴラムのおかげだね」

 

 2人が互いの無事を確かめる中……

 

 「キュンキュンレーザー!」

 

 「ヴラムシューティング!」

 

 「マッ!?」

 

 キュンキュンはレーザーを、ヴラムはブレイカーにゴチゾウをセットした状態で矢を複数放ち、マックランダーの体制を崩させたのだ。

 

 「アイドル!」

 

 「うん!」

 

 それに続くように、アイドルとウインクは駆け出していき……

 

 「「はぁぁぁーー!!」」 

 

 「マックランダー!?」

 

 そのまま蹴りを繰り出し、マックランダーを吹き飛ばしていく。そんな2人の上をキュンキュンは飛び越えていく。

 

 「キュンキューン!頑張ってプリー!」

 

 「行くよ!」

 

 キュンキュンはプリルンの応援に応えるようにそう言うと……

 

 「クライマックスは私!」

 

 マックランダーを観客席へと強制的に座らせ、流れている音楽に合わせて手拍子をし……

 

 「準備はオッケー?」

 

 『ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!』

 

 「ねぇ、キミも!かわいーな♪(キュンキュン!)かっこいーな♪(キュンキュン!)完全同意上がるテンションコーレスプリーズ♪(イェイ☆)とびきりキュンキュン響かせて~踊ろっ♪(Let's dance!!)もう1回♪(キュンキュン!)アンコール♪(キュンキュン!)完全ダイスキハイなステップがナンバーワン♪もっと~夢中になれるね~♪こころビートYES!!キュンキュン♪」

 

 そして、歌を歌い終わったキュンキュンは、紫の水滴を複数生み出し……

 

 「プリキュア!キュンキュンビート!」

 

 ビームを放ち、マックランダーを浄化するのだった……。

 

 「おっと……」

 

 マックランダーを浄化したことで現れたキラキラリボンを、アイドルはキャッチし……

 

 「チョッキリ団たるもの、結ばずチョッキリすべきだったぜ……!」

 

 ザックリーはそう言い、この場から姿を消していった。

 

 「キュンキューン!」

 

 安全な場所で戦いを見守っていたプリルンは、キュンキュンのもとに飛び込んできたのだ。

 

 「ステージ凄かったプリ!」

 

 「ううん、私はまだまだ……みんなやプリルンがいたからこそだよ」

 

 プリルンはキュンキュンのことを褒めたが、キュンキュン自身は周りのおかげだと口にする。

 

 「プリルンにプレゼントがあるの」

 

 「プリ?」

 

 そう告げた後、うたの部屋へと戻ると……

 

 「ぴったりプリ!」

 

 「これから、いちいち隠れたりする必要もなくなりますし……何より、プリルンも寂しくないと思って」

 

 「うたちゃんのアイデアだよ」

 

 プリルンにプリルンが入る専用のポーチがプレゼントされたのだ。さらに……

 

 「それから~……私とお揃いの衣装!」

 

 「プリ!」

 

 キュアアイドルと同じ色や柄の衣装もうたからプレゼントされ、早速それを着たプリルンは大喜びしていた。

 

 「これでアイドルプリキュアとお揃いプリ!」

 

 すると、何かを思いついたこころはカメラを持ち……

 

 「目線お願いします!」

 

 プリルンに向け、そう促したのだ。

 

 「プリルン、ファンサして!」

 

 「プリプリルンルン!プリルンプリ!」

 

 うたの言葉を聞いたプリルンは、カメラに向かってファンサをし、その姿の写真を撮ってもらうのだった……。

 

 

 

 

 

 




 読んでくださり、ありがとうございます。

 今回でお泊まり会の話は以上となります。最近、投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。しばらくこのようなことが続きますが、お待ちいただけると幸いです。 

 それでは、次回の話もどうぞよろしくお願いいたします。
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