ショッカーライダーに転生して好き勝手に生きる(事など出来ない)お話   作:さざみー

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第110話 prologue・Unenrolled 結果報告_0X

「貴様! あれほど大口を叩いておきながら、仮面ライダーに負けただと!」

「だから未完成だと再三再四伝えておいたはずです」

 

 いつものように怒声を上げる暗闇将軍に、ミカは内心の怒りを隠し冷静に言葉を返す。

 確かに仮面ライダー1号相手にアインロールドは敗走した。それは間違いない事実である。

 だが、まだ戦闘プログラムのインストールすら完了していないのだ。エナジーフィールドや各種ブーストが使えない。

 このような状態では勝てるものも勝てなくなるのは道理であった。

 

「ほざいたな、ならば次は勝てると!?」

「少なくとも無様な敗走は有りません。完成まで持ち出さなければの話になりますが」

 

 腹立たしいが、この才女がいなければアインロールドの完成は有り得ない。

 怒り狂った暗闇将軍ではあるが、その程度の事が分からぬほど盆暗でもない。握りしめた拳を理性を総動員して緩める。

 その怒りと苛立ちを怒声に込め、目の前の女に寛大な最後通告を下す。

 

「よかろう! ならば、次に敗北をしたら貴様の命が無いものと思え!」

 

 乱暴にドアを開け部屋を出ていく暗闇将軍の後姿を見送り、ミカは小さくため息をつく。

 本当にあれの相手は疲れる。だが、その圧倒的な暴力で日本支部を牛耳っているのがあの男であり、兄弟姉妹の境遇を改善するにはあの男につくよりほかなかった。

 

 そう、もうこれ以外の手段はない。一介の研究員がいかに手を回そうと、別計画に手は出せないのだ。

 その為の生贄であるメンテナンス用ベッドに眠る怪物を見つめ呟く。

 

「謝らないわよ。この地獄からは逃げられないわ。貴方も私も……」

 

 死ねばこの地獄から解放されて楽になるかな。

 少しだけそんな事を考えるが、残された兄弟姉妹の事を考えると、そんな無責任な事は出来ない。

 結局、名を奪ったこの少年を道連れに地獄の奥底に行くしか無いのだ。

 

 そんな摩耗した心の女は気が付かなかった。

 救いを求める声なき悲痛な叫びに、目の前の彼の指がほんの少しだけ動いた事を。

 

 

──1号のキックを食らい何処か壊れたのか、少しだけ考えられる時間が長くなった。

──でも、それもすぐ終わる。俺はもうすぐ消える。

 

──あれが本物の仮面ライダーか。

──消える前に、一目見れてよかった。

 

──思い出せることが少なくなっていく。

──もう、家族も名前も思い出せない。

──誰に謝らなきゃいけなかったんだっけ?

 

──目の前の女が何か勝手な事を言っている。

──忌々しい。

──本当に忌々しい。

 

──自分でない何かが流し込まれる。

──ああ、もうおれはオレになっていく。

 

 

 

 完成したところで、アインロールドのやる事は変わりがない。

 

 開発部の人間たちはその行為を悪癖と考えていたが、猜疑心に苛まれた暗闇将軍にとって野心を持たぬ心を失った人形は使いやすい駒である。

 完成の報告を受けるや否や、すぐさま実戦へと投入された。

 

 

 

「やられたな……」

 

 惨状を見た、壮年の男の第一声がこれであった。

 苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべ、手元の端末で現時点で分かっている範囲の被害を確認する。

 

 既に日は暮れ月が天頂に達する時間だというのに、その施設は慌ただしいいままだ。

 現場を確認する調査員や瓦礫を撤去する作業員、さらには再度の襲撃を警戒し警備に当たる兵士がひっきりなしに行きかっている。

 

 そんな施設の通路を、その男は部下を伴い進んでいた。

 

「白昼堂々の襲撃とは」

 

 彼らは怪人、宇宙人、悪夢など人類を未知の脅威から守るために各国が共同で設立した極秘防衛機関のエージェントであり、今回襲撃を受けたのも極秘防衛機関が保有する研究施設の一つだ。

 その敵は白昼堂々、空中から侵入して瞬く間に組織が保有するライダーを短時間で殲滅し、保管していたサンプルを破壊したという。

 

 迎撃に当たったMW系ライダーが2人、DG系ライダーが1人、LC系ライダーも一人死亡。さらには政治取引で手に入れたゼクターやRCシステムのデータを筆頭に他のシステムも完全に破壊された。組織が保有するライダーシステムの実に3割が今回の襲撃で失われた事になる。

 さらに施設内で厳重に保管されていたショッカーやゴルゴム等が使用していた改造人間のサンプルも完全に消し飛ばされ、組織が負った最終的な被害は計り知れない。

 

「幸い、ここにあったのは全てシステム解析用であったので、実務に支障はありませんが……」

「今後の開発スケジュールに大幅な遅延が発生するな」

 

 護衛を兼ねた配下のエージェントの言葉に、司令はため息交じりに答えを返す。

 

 未知の脅威への対抗は、脅威に対する技術開発競争という側面が非常に強い。

 今回の襲撃で開発の基礎となるサンプルの多くが消滅した。現行戦力である程度の期間は対応できるとはいえ、早急に代官となる技術開発の資料を集めなければ先細りが必至だ。その為のコストがどれほどのものになるか、考えただけでも眩暈がしそうであった。

 

 それでも不幸中の幸いを見つけるのなら、ここでの出来事は彼らと別部署の話であり、自身が相対する脅威に対抗するための開発スケジュールに関してはさほど遅れが無いだろう。

 組織的には何の慰めにもならないと、司令は自分の思考を冷笑でかき消す。

 

 そして、もう一つ確認しなければならない事を部下に尋ねた。

 

「スリーは?」

「幸い素早く撤収したために打撲と擦り傷程度で済んだようです。ご命令通り大事を取って一晩は様子を見る手筈にはなっております」

「それは幸いだ。我々には彼の力がまだまだ必要だ」

 

 意見交換の会議に出席していたエージェントの一人が襲撃に巻き込まれ、負傷を負っていた。

 直接戦闘に参加した訳では無いのだが、脱出の際に攻撃の余波に巻き込まれたのだ。

 幸い自力での移動には何ら支障が無いのだが、攻撃を放った相手が相手なので念の為一晩病院で休むよう命じたのだ。

 本当にその程度で済んで、自分たちは幸運であった。

 異星人や怪人を相手にしている部署は今頃てんやわんやである。

 

「敵は、ショッカーの黒衣の処刑人か」

「はい、残された映像記録から間違いないかと」

 

 態々消去せずに残されていた施設内の監視カメラには、緑色のエネルギーを迸らせながらライダーや警備員を薙ぎ払っていくショッカーライダーの姿が克明に記録されていた。

 その力はあまりにも圧倒的であった。

 防衛システムは元より、各ライダーの必殺技すら叩き潰しながら進み続ける姿には恐怖を覚える。

 

 あれがショッカーの最新の技術。

 地獄の軍団は、未だ健在だという事なのだろう。

 

「行くとしよう。これ以上は邪魔になる」

「はい」

 

 別部署の司令官は、部下にそう告げると施設を後にする。

 見るべき物は見た。今回の一件を踏まえ自分たちのシステムはより強固で、より強力な存在に仕上げなければならない。

 そうでなければ、悪夢は現実を侵食し、その結果が自分たちの前に姿を表す。それだけは、何としても阻止しなければならない。

 

 0の数字が刻まれた手袋を身に着けた男は、5の刻印が刻まれた指輪を付けた部下を伴い夜の闇に消えて行った。

 

 

 

 

「なるほど、あの娘の言葉は嘘では無かったようだな」

 

 機上の人となった暗闇将軍は、部下から受けた報告に上機嫌に返す。

 目障りとなっていた極秘防衛機関の施設を襲撃をさせたところ、単騎で壊滅させてしまった。

 別にアインロールドを使い捨てる気は無かった将軍は後詰を用意し、自身も現地に控えていたがその必要が無い程あっさりと施設は壊滅した。しかも、奪われていたショッカーの勇士の亡骸を発見し葬るおまけつきだ。何人かは頭部が残っており再生できる可能性もあるという。

 

 その後もいくつかの任務を単独で当たらせてみたが、融通が利かない部分が鼻につくが概ね満足のいく性能であった。

 なるほど、従来の改造人間と一線を画す。計画通りあれを量産、部隊を編成できるのなら、目障りな仮面ライダーを一掃するのも夢では無いのかもしれない。

 それに、計画を主導した自身の栄達もまた……。

 

 ここしばらく失敗続きで肩身の狭かった各国支部長の会議も、気分の良い報告が出来そうだ。

 

 

 もっとも、彼の幸運な気分は後数時間後にはどん底に叩き落とされる。

 そう、自身の管理能力の無さに足元を掬われる事になるのだ。

 

 事件は彼が管理する……そして管理しきれていなかった日本支部で起こり始めていた。

 

 

 子供たちが育成という名の軟禁を受けている地底深くの実験棟に、無許可で立ち入る一団が存在した。

 小柄で眼鏡をかけた女を先頭に、体格の良い黒服の一団が後ろに続く。

 

 唐突に隔壁が開かれ、その事に怯え部屋の片隅に固まる子供たちを見て女はにこやかに微笑むと、まるでスーパーの特売品を見た主婦のような口調で悍ましい台詞を吐き出す。

 

「あは! 噂通り未改造の子供がたくさんいますねぇ。これ全部貰っていきましょう!」

 

 相手が心ある人間、いや生き物とすら思っていない。

 この女にあるのは、新たな実験の素体を手軽に入手できそうだという喜びだけだ。

 ここに来る他の連中はまだ対価を支払う程度の社会性はあったが、この女にはそれもない。ただ己の歪んだ欲求を満たしたいという欲求だけだった。

 

「待て、ここで何をしている!」

 

 唐突に入り込んで来た一団に、警備に当たっていた改造人間が慌てて飛んでくる。

 

 当然だが、ショッカーは世間一般とは大きく剥離した価値観ではあっても社会というものがあった。

 少なくとも、無許可で他者の実験施設に入ったりはしない。ましてそれを持ちだそうなどと殺されても文句が言えない暴挙だ。

 

「うるさいですねぇ。ショッカーが何を常識的な事を言っているんですか? やっちゃってください」

「はっ!」

「まて、いきなり何を!?」

 

 だから、あまりにも理屈が通じない相手に対して反応は遅れた。

 唐突に腕から刃を生やした黒服の一撃を躱す事が出来ず、改造人間の首が地面に転がる。

 女はその首をつまらなそうに踏みつぶす。偉大なる研究の邪魔をした愚か者にはふさわしい末路だ。

 

「ひっ!?」

 

 唐突に始まった凶行に、部屋の隅に固まっていた子供たちが悲鳴を上げる。

 今までもおかしな連中を散々見てきてはいたが、この女はその中でも最上級におかしな存在だ。

 そう怯える子供たちに、女は童女のような笑みを浮かべこう言った。

 

「これは、一杯、一杯、いーっぱい実験できそうですねぇ。うふふ、楽しみだなぁ」

「お前たち、立て!」

 

 夢見る女を尻目に、彼女が連れてきた男たちは怯える子供たちを掴み連れ出そうとする。

 体格の良い男相手に栄養状態の良くない子供が抵抗できるだろうか?

 無論無理だ。 

 

「やめろ! やめやがれ!」

 

 勝気そうな少女が暴れる。小さな子供を連れ去ろうとする男に体当たりをする。

 だが、所詮は無駄な抵抗。大男の放った張り手を受け壁まで転がり意識を失う。

 

「キャロル! やめて!」

 

 ボーイッシュな少女が意識を失った少女に迫る男に飛びつくが、小さな子供の体格でどうにかなる物ではない。

 すぐさま振り払われ、床に強かに叩きつけられる。

 

「皆……」

 

 恐らくは一番年嵩だろう少女が、一番小さな子をせめて守ろうと抱き寄せる。

 だが、そんな事は無駄な抵抗だ。直ぐに片手で吊り上げられ引き剝がされる。

 

 19人の子供が連れ去られようとした、その時であった。

 

「待ちなさい!」

 

 息を切らせて、白衣の女が地底の研究棟にやってくる。

 無論、やって来たのはミカ・ウェストだ。基地の監視システムに侵入し、スクールに何かがあったら場合直ぐに情報が伝わるようにしておいたのだ。

 一瞬だけ、子供たちが向ける視線にミカの表情に怯えが走る。

 

 だが、この兄妹たちを守れるのは自分だけだと、恐怖を押し殺し女の前に立つ。

 

「その子たちはショッカーの大切な資産です。それを勝手にどこに連れて行こうというんですか!」

 

 その言葉に注がれた視線は、失望だろうか、嫌悪だろうか。

 だが、この言葉が今の彼女の限界なのだ。あまりにも彼女の持つ力は小さい。

 

 そして、その虎の威を狩る女狐の意図を読めぬ相手では無かった。

 彼女はミカの精一杯の虚勢を鼻で笑うと、一言で切って捨てる。

 

「虚勢はみっともないわよ、天才さん。ショッカーは成果主義、成果を見せれば文句は言われない。じゃあね、ばーか」

 

 彼女の意を受けた護衛の一人が、ミカを殴り飛ばす。

 この時物を使わなかったのは、相手が戦闘能力の無い女であったからにすぎない。ただの気まぐれ、運が良かっただけだ。

 だが、改造人間の膂力と速度を、ミカは回避する事など出来ない。

 

 あっさりと弾き飛ばされ、壁にぶつかり動かなくなる。

 死んだわけでは無い。それどころか意識はある。だが、身体がバラバラになりそうな痛みで意識が遠のき、動く事も呻く事も出来ないでいた。

 

「あーあ、最後につまらない物を見たわ。じゃ、いきましょうか」

 

 女はそういうと、護衛を引き連れ、子供を奪い立ち去っていく。

 ミカがようやく動けるようになったのは、彼らの姿が完全に見えなくなってからだ。

 

 痛む体で、荒れた髪で、痛々しい頬の腫れなど気にせずミカは基地を進む。

 まだだ、まだ何とかしなければ。

 あのイカレ女はショッカーでも有名な狂人だ。あの女の手に掛かれば、子供たちが無事な保障は無い。

 切り札を動かし、奪還しなければ。

 

 壁に寄りかかりながらなんとか自身の研究室に辿り着く。

 そこで棒立ちになっていたのは、メンテナンス中のショッカーライダーであった。

 深紅の双眸が、感情なく彼女を見つめる。

 

「動きなさい、アインロールド!」

 

 ミカは自身の最高傑作に命令を下す。

 だが、動かない。

 

「動きなさい、動けって言うのよ、アインロールド!」

 

 動かない。

 ミカはショッカーライダーに対し最上級の命令権を持つ。

 だが、最高位ではない。

 

 大首領やショッカーの大幹部は、当然彼女より上の命令権を持つ。そして、日本支部長の暗闇将軍もその一人だ。

 その彼が、会議で支部を開ける際に一つの命令を下していた。

 

『勝手に動くな』

 

 だから、ミカの命令は彼には届かない。

 そのように作ったからだ。

 それはミカ自身が一番よく知っている。

 

「動いてよ、動けよ! 何で動いてくれないのよ!」

 

 力無く、アインロールドに命令を下し、彼の身体を叩く。

 だが、動かない。動くはずがない。

 

 自然と涙が流れる。

 

 こんな事をしたかったわけじゃない。

 こんな事のために罪を重ねたわけじゃない。

 

「なんでよ、なんでなのよ!」

 

 ミカが泣き崩れる。

 それと同時に、彼女が自身に施していた偽装が溶け落ちて行く。

 

 豊満な肢体は痩せすぎた栄養不足のガリガリの体躯に。

 長かった手足は筋肉など無い、弱々しくも細い身体に。

 若々しく美しかった顔は、頬が扱け目の落ち込んだ年端も行かない少女の顔に変わっていく。

 

 スクールのどの子供たちよりも痩せこけた少女。それがミカ・ウェストの正体であった。

 彼らを少しでも多く、長く生かすために全てを投げうった少女は、自らが作り出した化け物の前で泣き崩れる。

 

「あの子たちが、あの子たちが何をしたって言うのよ! なんで、なんであの子たちばかりこんな目に合うのよ! 何がショッカーよ、何が仮面ライダーよ!」

 

 誰も助けてくれない。助けようともしない。

 闇の奥底で苦しみ消えるだけの生命。精一杯抗おうとして、それでも抗えぬ地獄の底。

 

「誰か……助けて……。あの子たちを……助けて……」

 

 

 

──いいのか?

 

──いいわけあるか?

 

──そいつはショッカーだ。

 

──知っている。

 

──そいつが生きているだけで、人は不幸になる。

 

──知っている。

 

──俺をこんな目に合わせた奴だぞ

 

──関係ない。俺は……。

 

──罪の無い人を殺めておきながら、元凶をなぜ……。

 

──知るか。

 

──地獄に落ちるぞ。

 

──落ちてやるよ。

 

 

 もう、地獄に落ちている。

 償えぬ罪を、幾多も重ねた。

 

 だけど、俺は彼女を助けたい。

 

 心を縛っていた鎖を引きちぎっていく。

 それと同時に幾多の闇が、俺の手足を縛っていく。

 

 闇が運んでくる。

 俺が殺した人たちの怨嗟の声を、命乞いの声を、無念の涙を、俺に伝えてくる。

 これは俺の罪だ。最初の罪だ。もう言い訳など出来ない罪だ。

 

 俺はこれから、洗脳されていたという免罪符を捨てる。

 

 ショッカーの悪魔を、ただ泣いている子供というだけで救う。救おうとする。それが俺の自身の選択だ。

 全ての罪を俺は背負う。

 

 俺は地獄の亡者だ。それでいい。

 

 だから……。

 

 

 

 動かぬはずの怪物が、膝をつく。

 動かせぬはずの腕を、少女の肩に置く。

 

 唐突に触れた感触に、泣き続ける少女が驚きの表情を浮かべ、顔を上げる。

 少女の青い瞳と、怪物の深紅の双眸が交差する。

 

 そして怪物。

 いや、仮面ライダーアインロールドは少女に向かい、こう声をかけた。

 

「分かった、任せておけ。後は俺が何とかしてやる」

 

 

 

 これは地獄の底、悪意の底から始まる物語。

 

 少年の戦いの記録。

 

 その始まりの一歩。

 

 ガラクタを寄せ集め、一握りの善意で戦い続けた、この世界にのみ存在した仮面ライダーのお話。




襲撃された施設はどCODEの施設なんだっ!?


Q.なんで盆暗将軍はスクールの子供を使わなかったの?
A.最年長のミカが当時11歳。ほとんどが年齢は一桁な上に栄養状態も良くなかったので改造に耐える事はどう考えても不可能だった。そこでちょうど良さげな子供がいると聞いて誠太郎を攫ってきた。

Q.盆暗将軍はなんで子供を食わせないんだよ!
A.別にサディストではないので、予算は十分割り振っていた。(管理が出来ているとは言っていない)
  ミカがその頭脳を駆使しスクールを抜け出し、開発部に潜り込み何とか状況を改善しようとしていた。(改善できたとは言っていない)

Q.盆暗将軍、良いところが無さすぎない?
A.日本が魔境すぎて、とりあえず死なない戦闘能力特化の支部長なんです!


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