ショッカーライダーに転生して好き勝手に生きる(事など出来ない)お話   作:さざみー

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第38話 episode・Destron 帰るまでが旅行です。

 デストロン大元帥は断末魔の叫びと共に、ライダーマンが放った閃光の中に消えていった。

 ひとまずはあれが暴れる事は無くなったが、どうせしばらくしたらまた復活してくるのだろうと考えるとうんざりする。

 俺の知る限り4回くらい死んでいるからな、あいつ。

 ザリガニの改造人間ではなく、ゴキブリか何かの化身じゃないかと疑うしつこさだ。

 

 まぁ、ヨロイ元帥の事など考えても仕方がないので、ひとまず横に置いておこう。

 それよりも先にやらなければならない事が俺にはあった。

 

 俺とV3はバイクを操り氷の道を下り、SISに降り立つ。

 周囲を見ると役目を終えた氷の道が次々に砕け散り、南国の夜空に煌めきながら降り注ぐという幻想的な光景を醸し出していた。

 美しくも恐ろしい。デストロンの女伯爵は流石である。

 

 地表に降り立ちサイクロンヘルから降りた、俺を出迎えたのはミカとテオドラだった。

 

「お兄ちゃん!」

「アインロールド様!」

「よっ、ただいま」

 

 軽く手を上げ挨拶の言葉を口にする。負ける要素など無かったと思うが、やはり大幹部相手は心配であったのか二人はどこか安堵した様子が見受けられる。

 横目で見ればV3も島に到着し、ライダーマンと何かを話していた。

 

 さてと……。

 

 ミカとテオドラの無事を確認すると二人のライダー……いや、V3に向き直る。

 ほぼ同時に、V3もこちらを見たかと思うと、俺とV3はほぼ同時に腰を落とし構えを取る。

 

「お兄ちゃん?」

「お、おい? 風見?」

 

 ミカとライダーマンがほぼ同時に困惑の声を上げるが、別に不思議な事をする訳ではない。

 ライダーマンはミカの客人かもしれないが、このジジイは客人でも何でもない。ただの不法侵入者で単なる迷惑ジジイだ。

 

「そこの偏屈ジジイに若くないからライダーを返納するよう分からせるから、下がっていてくれ」

「本郷さんは甘いからな。そこのヘタレ小僧に少々教育をしてやるから、下がっていてくれ」

 

 奴の無礼極まりない発言に、俺は青筋を立てる。

 

 やはりこいつとだけは相いれない。もう年齢とかショッカーとか仮面ライダーとか正義とか悪とかも何ら関係ない。

 一人の男として、こいつだけは叩きのめして分からせないと気が済まないのだ。

 

「いや、お前らな……。そんな理由でやるつもりか?」

 

 ライダーマンが呆れ声を上げるが、これはとても重要な事だ。

 

 じりじりとすり足で移動し、互いに自分が得意とする間合いを図り始める。

 上げた腕の指先にまで神経を張り巡らせる。どんな状況にも対応できるよう、極限まで集中力を高める。

 緊張感がじりじりと高まる。

 一挙手一投足を見逃すまいとする俺たちの意識に飲まれ、周辺は異様なほどの緊張感に覆われる。

 

 そして……。

 

 唐突にSISを襲った巨大な揺れに、俺とV3の対峙は中断を余儀なくされる。

 致命的なバランスを崩すようなやわな体幹はしていないが、ここで慌てて動いても隙だらけの姿をさらすだけだ。

 それはV3も同じなのだろう。動かず周囲の様子を見まわしている。

 

 船全体を震わす巨大な揺れ、そして各所のスピーカーから響き渡るサイレン音。

 

 ……って、あっ!

 

「はいはい、お兄ちゃん時間切れね。帰りましょう」

 

 ライダーマンと同じく呆れた様子のミカががしっと俺の右手に組み付いてくる。

 いや、男としてV3とは決着をだね。無いもの押し付けるな。

 

「まて、お前たち何をした!?」

 

 慌てて呼び止めるライダーマンに、ミカは振り向きながらこう伝える。

 

「見つかっちゃったからね。潜航してこの場から逃げるのよ」

 

 そういう計画でしたね、そう言えば。

 何の脈絡も無くV3が出てきたり、唐突にヨロイ元帥が出てきたりで危うく忘れる所でした。

 

「逃がすと思うか!」

「誰が逃げるだと!?」

 

 あ、やっぱり決着を付ける、付けるべきだよなぁ……。

 クソジジイに逃げたと思われるのは我慢ならないよなぁ……。

 

「お気持ちはわかりますが、もう船が沈みますわアインロールド様」

 

 やはりどこか呆れた様子のテオドラが自らの片腕を俺の左手に絡めてくる。

 って、鎧越しでもわかるちょっとこのボリュームは!?

 

 いや、そうじゃなくて、どうやらずっと力を溜めていたらしく、背後でミカのワームホールが開く気配がした。

 

「それと、あなた方ならこれから再潜入も可能でしょうが、彼らはどうかしら」

 

 そう言って彼女が示したのは、逃げ出そうとしている不審船の一団だ。

 一隻はアマゾネアの攻撃で炎上、沈没。もう一隻はデストロン大元帥の攻撃の余波で転覆している。

 さらには残った船は逃げようとする兵士による同士討ちをやらかしていたらしく、SISに取り残された者や倒れ伏している者、さらには過剰搭載状態の船にロケット弾が着弾したらしく酷いありさまだ。

 あれでは、SISが海に沈む際の海の乱れには耐えきれないだろう。

 

「ああ、そうそう。イカダを放出させておきますので如何様にでもご利用ください。それではごきげんよう」

 

 これは何も人道的に言っているのではない。

 兵士たちの救助や捕縛に2人の手を煩わせて、こちらを追わせなくする算段なのだ。

 無論ライダーたちもこちらの思惑を分かっているだろう。何とも言えない微妙な表情をこちらに向けていた。

 

 そうして、テオドラは俺をワームホールに引きずり込もうと引っ張り始める。

 同時にミカも俺の腕を引っ張りながらライダーマンに別れを告げた。

 

「ああ、さっきは助けてくれてありがとうね、結城先生。お礼という訳じゃないけど、私の目が黒いうちはこの船を変な事には使わせないから」

 

 一方の俺はずるずるとワームホールに引きずり込まれながら最後にこう宣言する。

 

「V3、今度会ったら絶対にぶちの……」

 

 最後まで言わせてもらえませんでした。二人掛かりで強引にワームホールの向こうに連れていかれてしまう。

 左右の絶望的な差を感じながら、俺は何とも間抜けな退場をするのであった。

 こんちくしょう。

 

 

 

※※※※※

 

 

 SISでの戦いから数日後、テオドラの姿は欧州にあるデストロンの秘密基地にあった。

 デストロンの意思決定を行う三大部族会議に出席するためである。

 

 このときの議題は、先日SISで行われた戦いにおいて、デストロン大元帥を僭称したヨロイ元帥およびヨロイ一族についての問責だ。

 大首領直々の建造命令が出ていたSISで破壊を伴う私闘を行い、奪取まで宣言をした。これは大首領に対しての裏切りではないか、ヨロイ一族全体がそう問われているのだ。

 

 そんな厳しい追及に対してヨロイ一族の若き当主、ヨロイ参謀は切れ長の整った顔を崩す事無く涼しい顔でこう返す。

 

「心外ですね。あれは何処かで勝手に復活したヨロイ元帥の暴走ですよ。今回の事件ではヨロイ一族の者も一名犠牲になっておりますよ」

 

 彼の言葉に嘘は無い。

 不真面目な警備を行っていたヨロイ一族の者を倒したのはライダーマンであったが、とどめを刺し遺体を再生不能なまでに破壊したのは、その後に侵入してきたヨロイ元帥だ。

 ここだけ見れば、ヨロイ一族もヨロイ元帥の暴走の犠牲者と見れなくもない。

 

 本当はどうだか。テオドラは冷めた目でヨロイ参謀を見ながら内心で毒づく。

 

 ヨロイ一族から提出された資料によれば、ヨロイ元帥はヨロイ一族やデストロンの資材を流用、世界各地に自身が死んだ際の再生設備を建造していたらしい。

 かなりの数を建造していたらしく、また建造に携わった者は全て殺されておりヨロイ一族ですらその場所や総数を特定できていないそうだ。

 提出された資料に不審な点は無い。そもそも、内容に一切の嘘偽りが無いのだから当たり前だ。

 

「我々としてもヨロイ元帥の再生プラントの件は知りたいぐらいなのですよ。勝手に流用された資材は相当数に及びますのでね」

「つまり、今後はヨロイ元帥を裏切り者として始末しても良いと?」

「ええ。むしろこちらからお願いしたいぐらいです。資材を取り戻す必要もありますから」

 

 この言葉にも偽りはない。

 ただ、彼が隠しているのは二点。

 

 偶然発見できたヨロイ元帥の再生プラントを使い、怪物化させたヨロイ元帥を作り出した事。

 そして、ヨロイ元帥を彼の子飼いだった軍事独裁国家の兵士と共にSISに差し向けた事。この二点だ。

 

 結果だけ見れば、ヨロイ参謀の計画の成功率は9割といったところだ。

 暴走したという形のヨロイ元帥は実によく暴れてくれた。おかげで今後もクローンとして復活してくるだろうヨロイ元帥を裏切り者として処分する大義名分が立った。

 

 そう、ヨロイ参謀はクローン復活を繰り返す事により長年ヨロイ一族を支配し続けてきたヨロイ元帥を排除するために、今回の計画を実行したのだ。

 そして彼の計画通りに事は進み、後は一族内の元帥派を一掃するだけだ。

 彼にヨロイ一族幹部という名の小間使いをする気など欠片も無かった。

 

 テオドラを始末できなかったのは惜しいが、こちらに関してはさほど期待していたわけではない。

 ショッカー幹部候補生時代、当時最高傑作として名高かった銀狼テオドラを、3カ月で幹部候補生最強にまで上り詰め大幹部とも互角と言われたライダー殺しのアインロールドが守っていたのだ。

 幹部候補生たちの羨望と嫉妬を一身に集めていた二人が相手ではヨロイ元帥といえども分が悪かった。

 

 それに、これであのアインロールドが終わりとなるのは味気がさなさすぎる。ヨロイ参謀としてはこの結果は残念ではない。

 むしろ、同世代最強とこれからどう戦うのかという、楽しみが残ったとも言えよう。

 

「わかりました。ヨロイ元帥は今後復活してもその全てを裏切り者として処分の対象としましょう」

 

 このあたりが落としどころか。テオドラはそっとため息をつく。

 

 現在のデストロンを構成する三つの結束部族のうち、最大勢力はヨロイ一族だ。キバ一族はツバサ一族と組み何とか対抗しているのに過ぎない。

 そしてそのツバサ一族とて信用できる相手ではないのだから、適当な所で落としどころを付ける必要があった。

 

「ご迷惑をおかけし本当に申し訳ない。あの裏切り者に関する情報は常に共有するよう努めましょう」

 

 ヨロイ元帥の処分コストを他の部族にも負担させる気なのだが、ヨロイ参謀はそのような事をおくびにも出さずに申し訳なさそうな態度を継続する。

 テオドラも彼の内心を読み苦々しく思うものの、言っている事の筋は通っているので口にする事は避けた。

 

 そんな若い二代頭首のやり取りを無言で聞いていた三人目の人物。当代のツバサ大僧正が口を開く。

 かつてV3と死闘を繰り広げた先代のツバサ大僧正、その弟にあたる痩せぎすの老人はぎょろりとした目玉を二人の若者に向ける。

 

「ヨロイ元帥への始末は相心得た。ところで、SISに関してはどうするのだ? ヨロイ一族は本件の調査が終わるまで退去を命じられたと聞いたが?」

 

 先代大僧正に倣い蓄えた白いひげをしごきながら問題となった船に関して問いかける。

 彼の言う通り、先日のヨロイ元帥の襲撃を受け、SISよりヨロイ一族は退去を命じられていた。水陸両用改造人間のほとんどがヨロイ一族の者であるデストロンにとって、系列組織内での影響力低下を意味する内容であった。

 

「はい。現在はキバ一族の者が少数残って作業に従事しておりますが、我が一族の者は全員退去をしております。本当にあの老害には困らされます」

 

 自分でヨロイ元帥に襲わせるよう仕向けておいたことなどをおくびにも出さず、ヨロイ参謀は元帥に対して毒づく。

 

「奴の事はもういいじゃろうて。それよりも先の事を考えんとな。そこで提案なんじゃが、代わりに我が一族の者をSISに派遣できんか?」

「ツバサ一族をですか?」

 

 翼を持つ飛行型改造人間で構成されたツバサ一族は水中用怪人が極端に少なく、資材等の協力こそしていたがSISに直接改造人間を派遣はしていなかったはずだ。

 その疑問に、二代目ツバサ大僧正はこう答える。

 

「ふむ、SISは既に浮上しており、内部の気密も進んでいると聞く。ならば上空の警備も合わせて我が信徒でも役に立てるのではないかと思ってな」

 

 ヨロイ一族が排除されたのを好機と見て、系列組織内の影響力を確保するためにツバサ一族をねじ込む気か。

 機会を狙っていたのだろう。相変わらず食えない老人だ。

 テオドラとヨロイ参謀がそう考えるのを尻目に、二代目ツバサ大僧正は不気味な笑みを浮かべながら心にも無いだろう言葉を嘯いた。

 

「ただでさえヨロイ元帥がやらかしたのだ。ここでSISから引いては我らが他の組織より低くみられる事は必至。デストロンも助け合わんとな」

  

 こうして、ツバサ一族がヨロイ一族と入れ替わりでSISに入る事が決定された。

 

 ショッカー・アイランド・シップが残された人類の希望の船となるか、絶望を振りまく災厄の船となるか。

 かの船の未来は、まだ誰も知らない。 

 

 

 

※※※※※

 

 

 

 ショッカー・アイランド・シップでの戦いから数日後、風見志郎と結城丈二の姿はタヒチの一角にある食堂にあった。

 この二人にしては珍しく疲労困憊であり、テーブルの上はドリンク以外は手が付いていない。

 それほどまでに、ここ数日の二人は多忙を極めていた。

 

 まず問題になったのは救助した、もしくは捕縛した兵士たちの扱いだ。

 反政府活動や少数民族の弾圧で国際的な批判をあびている独裁国家の兵士が、超常の力を使う犯罪者と共に遠い外国の地で非合法作戦に従事していた。

 さらには強い発言力を持つタカ派の大佐がその部隊を指揮していた。

 

 あたり前だが国際問題である。

 

 それぞれの伝を使い然るべき筋に引き渡す事になったのだが、その対応に二人は追われることになり、ここ数日はまともに食事をする暇もないありさまだった。

 たとえ希代の天才や改造人間といえども、このハードワークは疲労がたまる。

 ようやくひと段落付いたのが、その日の昼だった。

 

「結局、追跡は無理だったな」

「ああ、してやられたよ」

 

 アインロールドたちの目論見通り、兵士の救助や捕縛に手を取られ彼らを取り逃がす事になった。

 超巨大船ではあるものの、潜航後はライダーマンの予想外の速度で逃亡してしまい、事前に準備しておいた包囲網をあっさりと振り切ってしまった。

 こうなるとXライダーを呼んできても追跡は困難であろう。それほどまでに海という空間は広大なのだ。

 

「地球脱出船か……」

「必要なの位はわかるな。作っている連中は一切信頼できないが」

 

 そして、もう一つの問題があの船の建造目的が地球脱出船であった事だ。

 近年頻発する危機を考えれば必要性はわかる。かといってショッカーを信じる事など出来ない。

 

 では奪ってどこかに預けるか? 

 

 無論、そんな事も出来ない。

 建造途中の地球脱出船を完成させる技術も無ければ、あの船を預けるほど信頼できる当ても無い。

 それ以上に、あの船は存在するだけで人類同士の争いを誘発する。

 

 この伝説の男二人といえども、今回もたらされた情報を正直持て余しているのが実情であった。

 

「追いかける術のないあの船の事はひとまず横に置こう。それよりもだ、あの子供たちの事だ」

 

 結城は思考を切り替え、まだ何とかなる可能性がある話題を口にする。

 

「小学生ぐらいか。子供でショッカーの司令官だと? 何の冗談だ」

 

 ミカが聞けば激怒しそうな事を風見は口にするが、これに関して風見は悪く無い。

 

「少なくとも、改造人間たちの対応を見る限り重要な地位についていることは間違いないと思う」

 

 もう少し上じゃないかな。結城はそう考えたが大して重要な情報でもないのでその部分はスルーしておく。

 それよりも重要なのは此処からだ。

 

「それと、おそらくはファング・カウンテスも彼らと同年代だ」

 

 デストロンの氷の女伯爵。V3とライダーマンも何度か戦場で対峙した事のある相手だ。

 配下である怪人相手でも冷酷な判断を下す非情な指揮官。それが二人が彼女に抱いていた印象である。

 だが、今回得た会話サンプル。声の張りや世代ごとのトレンドとなるイントネーション、単語の使い方。そしてウェスト博士やアインロールドとの接し方を考えると彼女もまた若い、あるいは幼いことが推測できた。

 

「……今までと印象がまるで違ったな。いや、あれを見てしまうと今までがあえて作っていたのかもしれない」

 

 常に兜を装着しているファング・カウンテスの素顔は彼らも知らない。だが、まだ若い顔を隠すためなのかもしれない。その疑惑がどうしてもぬぐえない。

 無論、彼女もデストロンとしていくつもの作戦を実行している以上倒すべき敵なのには変わりがない。

 それでも、と思ってしまうのは、若い人間に対しては仕方が無い事ではあった。

 

「まったく、あの小僧……。子供に何をさせているんだ」

「いや、彼も16歳と言っていたろう。たぶん本当だぞ」

 

 思わず漏れた怒りを込めた呟きに、結城がまたしても呆れ声を返す。

 どうにも、あのアインロールドにだけは当たりが異様に強い。同族嫌悪だろうと結城はこっそり分析している。

 

「小僧は小僧だ。それ以上でもそれ以下でもない。それより、早いうちに本郷さんを探して事情を聞かないといけないな」

「ああ、ショッカーの内情も含めて何か知っているのだろう」

 

 風来坊の根無し草の多い仮面ライダーたちの中でも、本郷猛は連絡が付きにくい人間の一人だ。敵も多く、携帯端末等は頻繁に変える為に直通の連絡をとる事が難しい。

 一応は伝言を置いておける場所を幾つか知ってはいるものの、その伝言を本郷が見るかどうかは完全に運次第となる。

 

「それにしても、お兄ちゃん……か」

 

 はるか遠い過去、ともすれば薄れてしまいそうな記憶の彼方を刺激する単語を風見志郎は無意識のうちに口にする。

 おそらくは事情があるのだろう。再会したらあの小僧を叩き直してやらないとだめだな。そんな事を風見志郎はぼんやりと考えていた。

 

 向かいの席で結城丈二が何度目かわからない呆れ顔を浮かべていたのは、言うまでもないだろう。




二代目ツバサ大僧正「(キバの嬢ちゃんもショッカーとの調整で大変じゃろうし、ヨロイの坊主も元帥がやらかして後始末で大変じゃな。ここはわしが年長者として一肌脱がんといかん)デストロンも助け合わんとな」



7月5日 12時現在
ぶっちぎるぜ 245/43%
最初に言って 325/57%

接戦でした。
次回エピソードは時の彼方より彼らが来るでしょう……。
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