家に帰ったら部屋にGUMPがあったせいでデビルサマナーになってしまった大学生男子の話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第14話 GUMPとは

「分かった。それでは契約だ」

 

 俺はピクシーの言葉に頷き。

 GUMPを向けて引き金を引いた。

 

 するとGUMPの銃身部分が真っ二つに割れて左右に開き、そこにモニターとキーボードが出現する。

 モニターは右で、左にキーボード。

 なので……

 

 俺は右手でGUMPを握り。

 左手でそのキーボードを叩いた。

 

 キーボードに書かれているのはアルファベットでもひらがなでもなかった。

 何でも、ルーン文字らしい。

 

 日本語で書いておけよと思うけどさ。

 何かしら理由があるのかもしれないな。

 知らんけど。

 

 俺は暗記しているコマンドを打った。

 悪魔との召喚契約を結ぶ際に必要な「召喚契約書」

 それを呼び出すコマンドを。

 

 GUMPはコンピューターであり、中に入っているのは悪魔召喚プログラムらしい。

 だからキーボードがついているんだ。

 コンピュータープログラムで、悪魔との契約、召喚、使役を行うんだな。

 すごい道具だ。

 

 そしてGUMPのエンターキーに相当するものは2つある。

 

 1つはキーボードについてる普通のエンターキー。

 もう1つは、引き金だ。

 

 2回意思決定をする必要があるのは、暴発を防ぐためなのかね?

 知らんけど。

 

 まあとりあえず。

 俺は召喚契約書のコマンドを打ち込んでエンターをして。

 ピクシーにGUMPを向けて引き金を引く。

 

 すると

 

 空中に契約書が浮かび上がる。

 魔界で使用される文字で文言が書かれた契約書。

 これにサインをすると、悪魔は契約を破ることが出来ない。

 

「さあ、その右下の空欄に、お前の真の名前をサインしろ」

 

 俺は契約を迫った。

 ピクシーは平伏しつつも

 

「あ、あの」

 

 顔を上げて

 最後に、こう言って来た。

 

「……魔石、1つだけ欲しいです……」

 

 ここまで来て要求かよ。

 すげえ根性だな。ある意味。

 

 俺は

 

「いいよ。志乃、1個ちょうだい」

 

「ちょっと待って」

 

 ごそごそ

 

「はい」

 

 志乃から受け取った魔石を1つ、ピクシーに差し出す。

 すると

 

 ピクシーはこの状況で、飛び回ってはしゃぐ。

 ……こいつ、情緒どうなってんだ?

 

 だけど、まあ

 

 その後、そのままのテンションで契約書にサインして、そのまま俺の最初の仲魔になったから。

 まぁ、問題は無かったんだけどな。

 

 ……こうして。

 

 俺はキョウジに言われるままに、悪魔を斬り殺し、ときには勧誘して。

 

 結果として俺はこの初陣で

 

 妖精ピクシー

 妖魔アガシオン

 地霊ノッカー

 地霊コロポックル

 魔獣カプソ

 

 ……この、計5体の悪魔との契約を成功させた。

 俺としては中々上出来だと思うんだが。

 

 無論、これで満足していたらダメなんだけどな。

 もっと強くならないといけないんだし。

 

 ……だけど。

 このとき、俺は志乃の表情に気づいてなかった。

 多分、不安だったことが思いの外上手く行ったので。

 

 ちょっと舞い上がっていたんだと思う。

 ……情けなくなる。

 

 このときに気づいていれば、志乃にあんな覚悟を決めさせることは無かったかもしれないのに。




ヒロインの覚悟とは?

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