家に帰ったら部屋にGUMPがあったせいでデビルサマナーになってしまった大学生男子の話 作:XX(旧山川海のすけ)
「秀司、モデルガン買ったの?」
志乃も気づいて、そんなことを。
俺は首を左右に振る。
俺はモデルガンには興味無いんだよ。
餓鬼の時分は玩具のピストルで遊んだことはあるけど。
何でこんなもんがあるの?
……でも、変なデザインの銃だな。
銃身がさ、妙にデカいんだ。
こんなので狙いとかつけられるのか?
銃は知識が全く無いけど、こんな銃実用性無いんじゃ無いの?
だから、変な話だけど……
本物の銃だと思わなかった。
もっと銃っぽいものだったら、警察に即座に連絡入れてたんだが。
……でも、気持ち悪いな。
空き巣でも入ったのか?
こんな学生の部屋に?
……ちっさい液晶テレビもレコーダーも、ノーパソもそのまんまだしな。
これが真っ先に行かれるだろ。
空き巣なら。
……うーむ。
「まぁ、明日警察に相談に行くわ。この玩具もそのときに持って行こう」
そう言いつつ、妹と志乃が見守る中で、俺はそれをローテーブルから拾い上げた。
その瞬間だった。
部屋の床板に、魔法陣が浮かび上がったんだ。
えっ?
……誰も動けなかった。
固まる俺たちが見守る中。
その魔法陣から……
「ソレサワタ……ウォレィ、オマエ……コロス」
赤黒い色の人影が現れたんだ。
腐ったような臭いのする人影で。
服は着ていない。
ただ、性器や乳首みたいなものがなくて。
通常の下顎が無く、そこから鳩尾と腹部にかけて、縦に裂けた大顎になってて。
目玉がまるでナメクジかカタツムリのように飛び出している。
……何だこの化け物……?
「キャアアア!!」
志乃の悲鳴で我に返る。
あんまりな現実で、一瞬受け入れられなくて固まっていたけど。
それで再起動した。
俺は咄嗟に叫ぶ。
「志乃ッ! 晶ッ! 逃げろッ!」
2人を逃がさないと!
それしか考えて無くて。
とっさに、手の中の変な銃を構えていた。
変な銃だけど、もしかしたら武器かもしれない。
持った感じがずっしり重くてさ。
触る前は変なモデルガンって思ったけど、持ってみると「ひょっとしたら」と思ったんだな。
「ウィアアア」
化け物は変な鳴き声を上げて、迫って来る。
俺はそいつを狙って、その変な銃の引き金を……
引いたんだ。
すると
銃の銃身部分が、ガチッと音を立てて真っ二つに割れて。
蝶の羽のように左右に広がって……
そこから何かが飛び出して来た。
それは発光体だったんだけど……
光る人影になり
「助かった。感謝する」
そうその光る人影は言い
「お前はもう用済みだ。あばよ」
光る人影は化け物に手を翳し
そこから炎を放射して
「ギュアアアアアア!」
瞬時に化け物を丸焼きにして、消滅させたんだ……!
光る人影の正体は?
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