家に帰ったら部屋にGUMPがあったせいでデビルサマナーになってしまった大学生男子の話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第53話 子孫繁栄最優先

 食事が終わり、日が沈み。

 宴が始まった。

 縄文人たちが集落の中央に集まり、大きな焚き火を囲んで輪を作る。

 

 火がパチパチと爆ぜ、赤い炎が夜の闇を切り裂くように揺らめく。

 誰かが太鼓を出してきて叩き始め、ドンドンという低く響く音が草原に広がった。

 

 男たちが足を踏み鳴らし、女たちが手を叩いてリズムを取る。

 藁の衣服が風に揺れ、刺青が火光に映えて不思議な模様を描く。

 

 彼らの踊りは素朴で力強く、まるで大地と繋がってるみたいだった。

 俺と志乃は竪穴住居の入り口に座り、なんとはなしにその光景を眺めていた。

 

 火の熱が頬を温め、太鼓の振動が地面から伝わってくる。

 志乃が膝を抱えて、俺に小声で訊いた。

 

「なんか、不思議な感じだね。歴史の授業で見るようなことが目の前で起きてるなんて」

 

「だな。縄文人ってこんな風に暮らしてたのか……」

 

 俺は呟きながら干し肉を齧っていたんだけど。

 

 ……事態が急変したんだ。

 

 踊っていた縄文人たちが、男女ペアになってだな……。

 

 その……

 

 そこらじゅうで2身合体をはじめたんだな。

 ここは業魔殿でもないのに。

 

 そこらじゅうで喘ぎ声や笑い声が太鼓に混じって響いている。

 

 俺は思わず口に含んだ肉を吐き出しそうになり、絶句。

 

「何!?」

 

 志乃も隣で固まり、顔を真っ赤にして俺に振り向く。

 

「秀司! 何!? 何でみんなあんなことしてるの!?」

 

 彼女の声が裏返ってて、慌てた目が俺を捉える。

 俺は咳払いして、この状況について思考を巡らせる。

 

 落ち着け……!

 こういう状況にも何か理由があるはずだ……!

 

「えっと……多分、この時代の人たちって、現代より子供の重要性が高いんだよ。生存率が低いから、女性はたえまなく妊娠出産を繰り返すのが普通だったのかもな。ムラを存続させるために、繁殖が最優先って考え方なんじゃないか?」

 

 志乃が目を大きく瞬きさせて、少し考え込む。

 やがて、納得したように頷いた。

 

「なるほどね……確かに、そういう時代ならありえるかも。でも、びっくりしたよ……」

 

「だろ? 俺もだよ」

 

 俺は苦笑いを浮かべる。

 

 そのときだった。

 

 焚き火の向こうから2つの影が近づいてきたんだ。

 

 ……オサの娘のアヤとミナだ。

 

 アヤの長身が火に照らされ、刺青が炎に映えて鮮やかに浮かぶ。

 ミナは幼い顔に真剣な目を光らせ、2人で俺の前に立った。

 

 そしてアヤが落ち着いた声でこう言った。

 

「神の使者よ、私たちに種を授けていただけますでしょうか?」

 

 その言葉に、俺は絶句。

 パニック状態になる。

 

「は!? 何!?」

 

 何を言ってるんだこの人たちは!?




突然の爆弾発言が主人公を襲う!

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