家に帰ったら部屋にGUMPがあったせいでデビルサマナーになってしまった大学生男子の話 作:XX(旧山川海のすけ)
食事が終わり、日が沈み。
宴が始まった。
縄文人たちが集落の中央に集まり、大きな焚き火を囲んで輪を作る。
火がパチパチと爆ぜ、赤い炎が夜の闇を切り裂くように揺らめく。
誰かが太鼓を出してきて叩き始め、ドンドンという低く響く音が草原に広がった。
男たちが足を踏み鳴らし、女たちが手を叩いてリズムを取る。
藁の衣服が風に揺れ、刺青が火光に映えて不思議な模様を描く。
彼らの踊りは素朴で力強く、まるで大地と繋がってるみたいだった。
俺と志乃は竪穴住居の入り口に座り、なんとはなしにその光景を眺めていた。
火の熱が頬を温め、太鼓の振動が地面から伝わってくる。
志乃が膝を抱えて、俺に小声で訊いた。
「なんか、不思議な感じだね。歴史の授業で見るようなことが目の前で起きてるなんて」
「だな。縄文人ってこんな風に暮らしてたのか……」
俺は呟きながら干し肉を齧っていたんだけど。
……事態が急変したんだ。
踊っていた縄文人たちが、男女ペアになってだな……。
その……
そこらじゅうで2身合体をはじめたんだな。
ここは業魔殿でもないのに。
そこらじゅうで喘ぎ声や笑い声が太鼓に混じって響いている。
俺は思わず口に含んだ肉を吐き出しそうになり、絶句。
「何!?」
志乃も隣で固まり、顔を真っ赤にして俺に振り向く。
「秀司! 何!? 何でみんなあんなことしてるの!?」
彼女の声が裏返ってて、慌てた目が俺を捉える。
俺は咳払いして、この状況について思考を巡らせる。
落ち着け……!
こういう状況にも何か理由があるはずだ……!
「えっと……多分、この時代の人たちって、現代より子供の重要性が高いんだよ。生存率が低いから、女性はたえまなく妊娠出産を繰り返すのが普通だったのかもな。ムラを存続させるために、繁殖が最優先って考え方なんじゃないか?」
志乃が目を大きく瞬きさせて、少し考え込む。
やがて、納得したように頷いた。
「なるほどね……確かに、そういう時代ならありえるかも。でも、びっくりしたよ……」
「だろ? 俺もだよ」
俺は苦笑いを浮かべる。
そのときだった。
焚き火の向こうから2つの影が近づいてきたんだ。
……オサの娘のアヤとミナだ。
アヤの長身が火に照らされ、刺青が炎に映えて鮮やかに浮かぶ。
ミナは幼い顔に真剣な目を光らせ、2人で俺の前に立った。
そしてアヤが落ち着いた声でこう言った。
「神の使者よ、私たちに種を授けていただけますでしょうか?」
その言葉に、俺は絶句。
パニック状態になる。
「は!? 何!?」
何を言ってるんだこの人たちは!?
突然の爆弾発言が主人公を襲う!
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