才能に恵まれすぎたドMが魔法界で百合逆ハーレムを目指す話   作:ひさなぽぴー

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マジで冗談抜きに一年ちょいぶりに小説書きました。
リハビリも兼ねて、頭悪い話です。
少しでも笑って楽しんでくれた方がいたなら幸い。


プロローグ ようこそ魔法の世界へ

 どうも、転生者です。

 

 というのも、転生する権利をかけての異能力バトルトーナメントというものをあの世でやりましてね。優勝は逃したものの準優勝には輝き、おおむね望み通りの特典ももらえたわたしはイザナミノミコトに見送られて、無事新しい人生を始めることになったわけですよ。

 

 ただ、生まれた直後から意識がはっきりしてたのは特典とは関係ない。特に希望してないもん。マジでただの偶然で、けどわたしとしてはこれがまー実にラッキーだった。

 

 何せ、合法的に赤ちゃんプレイができる。転生もののお話で、赤ん坊時代のあれこれを苦痛だと表現する人は多いように思うけど、わたしに言わせればそれをすてるなんてとんでもない。

 おかげさまで大変興奮させていただきました。具体的に何がどう、と語ると気持ち悪がられるだけだということは理解してるので、多くは語るまい。わたしは大変満足している、それだけでいい。そうだろう?

 

 そんな天国も過ぎ、今やわたしも少女と呼べるお年頃。今生の生まれも日本で、何の因果か前世と同じく1980年に生まれたんだけど、実は今の住所はイギリスのロンドンだったりする。

 

 なんでかというと、単純な話。今世の両親が外務省の官僚で、共にイギリスの日本大使館に転勤になったからだ。

 夫婦揃って同じ国に、というのは珍しいと思うんだけど、幼い子供もいるのに離れ離れにはしたくないという嘆願が通り、実現したらしい。わたし自身、イギリスに行きたいなぁと思っていたので渡りに船だった。

 

 ともあれそんなわけでロンドンに越してきたわたしたち一家は、ハムステッド地区に一軒家を借りてそこに住んでいる。バチクソ広いハムステッド・ヒースという公園が近い住宅街であり、ハムステッド駅にもそこそこ近いいいところだ。

 もちろんお高い土地柄ではあるんだけど、今の日本はバブル真っ盛りなんでね。お金には余裕がある。共働きの高級官僚だし。へへっ、勝ち組ですまんな。

 

 そしてわたしは、この地区のプライマリースクールに通っている。

 

 日本人学校に行かなかったのかって? それはそうなんだけど、でもネイティブに囲まれた環境で英語の勉強をきちんとしたかったからさ。

 いや実はね、前世でも本場の執事教育を受けたくて留学していたんだけど。あの頃は本当、言語の壁を越えられなくってね……。

 

 だけど今のわたしは違う。何せわたしがあの世での異能力バトルトーナメントで入賞してもらった特典は二つあるんだけど、メインになるのは才能。言ってしまえば、あらゆるものごとの才能だからだ。

 おかげでネイティブたちと一緒に日々を過ごしているだけで、どんどん覚えていくんだからこんなに楽しいことはない。毎日ハッピーハッピーハッピーです。

 

 言葉だけじゃない。勉強することすべてが確実に身についていくんだから、楽しいに決まってるでしょ。前世では才能のなさに苦しんだ機会がそこそこあっただけに、快感を覚えるまであるレベル。

 

 ただ、一点だけ想定していなかったことがあって。

 

 それは、

 

「うわあ、本当にあったよ漏れ鍋」

 

 この世界が、ウィザーディングワールドだったってことだ。

 

***

 

 ウィザーディングワールド。ハリー・ポッターシリーズ、いわゆるハリポタの世界。魔法使いたちが暮らす世界と、そうでない人たちが暮らす世界が重なり合うファンタジーの世界。

 前世でハリポタが流行した頃、わたしは既に成人してたから熱烈なファンってわけではないんだけど、あれだけ流行っていた作品だ。それなりに目は通して、おおむねのところは知っている。

 

 まあね、わたしも一応はオタクだったのでね。世間でにぎわっている界隈には沼るのが礼儀だとばかりに楽しんでいたってわけよ。どうしても受け付けない作品も中にはあって、ものによっては途中(もしくは序盤)で断念したのもあるけど、好きになれたものならそこそこ詳しいと思う。

 その中でもハリポタはわりと好きだったほう。原作はちょっと文字が多すぎてリタイアしてしまったけど、映画は全部見た。舞台は見れてないけど、二次創作は散々漁ったので、設定はそれなり以上に頭の中に入っている自信がある。

 

 だからこそ、わたしは気づいちゃったのだ。スクールの同級生に、ハーマイオニー・グレンジャーがいることに。

 嘘だろ承太郎って思ったけど、入学以来全教科満点を取り続けてるハーマイオニーちゃんなんて、あのハーマイオニー以外の誰なんだって話よ。

 

 なお、同じく入学以来全教科満点を取り続けているわたしは彼女にライバル視されているんだけど、わたしとしては敵対するつもりなんて一切ない。

 それどころか、学校で一番仲がいいお友達と思っているまである。転生者のわたしにとって、精神年齢の高い彼女は会話相手になる数少ない子供なんだよね。

 

 まあ、あのストレートに正論でぶん殴ってくる物言いが実にわたし好みで、その言い方で罵ってくれないかなぁって期待が一番の理由ではある。彼女は根がいい子だし、グリフィンドールに配属されるだけあって正面からスパッと言うことはあってもなじったりはしてくれないから、難しいだろうなぁとも思ってるんだけどね。

 でも期待するくらいいいだろ。人の夢は終わらねぇ!

 

 ただそれはそれとして、彼女はかわいい(どうやらこの辺は映画版準拠っぽい)し頭もいい。おまけに正論で殴りがちな性格から周りの子供たちからは煙たがられるせいでわたししか友達がいない現状、わたしに若干依存気味なところがある。

 そんな幼馴染がいたら、友達以上の関係になったとしてもわたしは一向に構わんッッ。みんな同意してもらえるって信じてるぞ。

 

 話を戻そう。

 

 ともかくそういうわけで、ここがハリポタ世界であることに気づいたわたしである。

 そしてわたしは転生特典にあらゆる才能をもらっているので、わたしは魔法が使えるはずだ。今までそんな気配は周囲に何もないけど、使えるはず。

 使えるんじゃないかな。使えるといいな。

 

 そう信じてためにためたお小遣いがまとまった額になり、一人で外出してもある程度よくなったタイミングで、わたしは一人電車を乗り継ぎドルリー通りまでやってきた。そして今、こうして漏れ鍋を発見したってわけだ。

 しばらく少し離れたところから様子を見ていたけど、通りがかる人々は漏れ鍋の看板や入り口を認識していない。そしてごくたまに、明らかに時代錯誤な格好の人が出入りする。これはもう確定と見ていいでしょうよ。

 

 ということで足を踏み込んだ漏れ鍋は、映画で見たままの姿でわたしを出迎えてくれた。感無量である。

 

 どこからどう見てもマグルの格好をした子供が、一人でやってきたからかぶしつけな視線をいくつももらうものの、それはわたしにとってご褒美だ。意気揚々とカウンターへ足を運び、店主らしき人に声をかける。

 

 するとやはりここは漏れ鍋で、魔法界の玄関口であることを教えてくれた。わたしのようなマグル生まれが偶然見つけて踏み入ってくることは珍しいがないわけではないらしく、わりあい親切に対応してもらえた。

 美少女だからってのもあるだろうけどね。外見も才能の一種。異論は認める。

 

 そしてわたしは親切な店主のトムさんに案内され、8歳にしてダイアゴン横丁に足を踏み入れることに成功したのだ。

 マグル生まれとしてはめちゃくちゃフライングだけど、5歳からイギリスにいたわたしにとってはこれでもだいぶ待ったほうだ。知ってて踏み入る資格があるなら、そりゃあ来るに決まってるんだよなぁ。

 

 何にせよ、実に感慨深い光景だ。ダイアゴン横丁の街並みはやはり映画で見たままで、わたしは今、猛烈に感動している!

 

***

 

 それからわたしは、定期的にダイアゴン横丁に通うようになった。初めて行ったときは手持ちのお金をほとんどガリオンに変えたし、それ以降も毎月のお小遣いはほぼすべてガリオンにしている。

 そうやって三年をかけて集めたものは、主に三種類。財布とカバンと本だ。

 

 最初に買ったのは、モークトカゲ革の財布。これは見た目以上にお金を入れることができるっていう財布だ。魔法界のお金は硬貨しかないから、持ち運びに難があるんだよね。

 加えて、モークトカゲの生態が反映されている革を使った財布には盗難防止機能もあるから、結構マストだった。一応、マグル界で小銭入れとして使ってても違和感のないやつを選んだよ。

 

 次に買ったのは、検知不可能拡大呪文がかかったショルダーバッグ。ポケモンの女の子主人公が使ってそうな感じのやつだ。デザインは魔法界らしくちょっとレトロだったけど、これはこれで気に入ってる。入る量はそこまで多くはないけど、重さを一定に保ってくれる機能がついてるから差し引きはプラスだと思ってる。

 

 ここまではまあ、種類に含めてはいるけど一つしか買ってないやつ。買い物の大半は三つ目のやつ。それが本だ。たくさんの本を買いまくった。

 

 何せ前世に魔法はない。ハリポタシリーズの設定はそれなりに知ってるけど、あくまでそれは設定でしかないわけで……魔法って具体的にどういう仕組みなのかとか、そういうのはほとんどわからない。だからその辺りを調べたくて、教科書になってるものとか研究に使えそうなやつなんかを買い漁った。

 

 ただ、杖は買ってない。

 マグル生まれの家にはホグワーツの入学許可証を先生の誰かが持ってきて説明して、一緒に学術品を買いに付き添う。このとき当然杖を買うはずで、基本的にイギリス魔法界で杖を買うとなれば最大手のオリバンダーの店に行く。

 このオリバンダーが……ね。凄腕の杖職人なんだけど、誰がどんな杖を買ったのかすべて覚えていて、再会したときにそれを普通に暴露するっていう癖があるんだよね。

 

 11歳で初めて魔法に触れたはずのマグル生まれの魔法使いが、既にオリバンダーの店で杖を買ってるってバレたらどうなるかわかったもんじゃない。未成年は魔法を使っちゃいけないって法律があるからね。だから念のため杖は買わなかったってわけ。

 

 ただしこの法律、わりと穴がある。未就学児は対象外なんだよね。

 

 というのも、未就学児ってのは感情が爆発したときなんかを筆頭に、魔力が暴走を起こして本人の意思とは関係なく魔法を使うことがあるんだ。これは完全に無意識で引き起こされるものだし、規模も程度もタイミングも、何もかもランダムな幼児の気まぐれな魔法の発露すべてを拾おうもんなら、人手がいくらあっても足りっこないってわけだ。

 

 これは元々前世でも、そうなんじゃないかって言われてた。何せホグワーツ以前のハーマイオニーや、トム・リドルが普通に魔法を使っていたのに誰からも咎められてないからだ。

 けど、転生して魔法界の情報を色々調べて、改めてこれが事実だってわかった。だから杖は買わなかったけど、魔法を使うこと自体はやめてない。杖がなくても魔法は使えるじゃない、の精神だ。

 

 ってことで、杖魔法をすっ飛ばして無杖魔法にチャレンジしたわたしだよ! たとえ魔法を感知されても、杖がないなら年少ゆえの魔力暴走ですって言い訳もできるからね!

 

 別にやけになったわけじゃない。ハリポタの設定に基づいたちゃんとした行動だ。アフリカの魔法使いは基本、杖使わないからね。

 神様に才能を与えられたわたしなら、できるできるできる絶対にできる! の精神でがんばったよ。無事できるようになりました。へへっ、神に感謝。

 

 まあできるようになったって言っても、エピスキーとかスコージファイみたいな生活を便利にするやつ中心で、戦闘に使えそうなものは後回しだ。

 

 あとは一つ、オリジナルの魔法を作ったくらいかな。マグルの視点からするとだいぶアウト寄りの魔法だと思うけど、似たような効果の魔法薬を授業で作るし、魔法界的にはたぶんギリセーフだと思う。そんな魔法を作ったよ。

 作ったって言っても理論とか何もないし、名前もつけてない。ぶっちゃけて言えばまだ完成とは言えないんだけどね。とりあえず効果はある、くらいのやつ。いつかきちんと理論立てて形にしたいところさん。

 

 だからね、今からホグワーツが楽しみなんだ。必要な道具一式が手に入るのもそうだし、魔法の勉強もそう。

 

 そうして培った技と力を総動員して、ぜひともわたしだけのご主人様に巡り合いたいねぇ!

 

 そう、わたしの目的はご主人様だ。いい感じに痛めつけてくれる、いい感じに苦しめてくれる。行為のときなんかにも、思いっきり遠慮なく抱き潰してくれるような、そんな人の所有物にわたしはなりたい!

 できればかわいい女の子にご立派様を手に入れていただいて、身体の奥の奥まで苛め抜いてほしい! 魔法界にならそういう魔法なり魔法薬があると信じて!!

 

 だって、身分の格差が厳然として残る魔法界なら、ナチュラルに貴族目線なお嬢様がたがいると思うんだよね。特に純血のすごくいい家柄の人たち。たとえばブラック家やマルフォイ家とかね。そういう人の所有物希望です。

 

 とはいってもこの時代のブラック家はとっくのとうに風前の灯火だし、マルフォイ家も原作通りなら息子が一人だけ。それ以外の貴族と言えそうな魔法族だって、先の戦争で没落してるところが多いんだけども。

 そこはわたしの立ち回りでカバーするってことで。困ったときは魔法がなんとかしてくれるだろうしね!

 

 え? ヴォルデモート対策?

 

 そんなもの……うちにはないよ(しないとは言ってない)。




前々から思ってたんですよ。
ハリポタ世界って、絶対えっちなことに魔法使ってるやついるだろって。
魔法族だって性欲はあるんだから、そういう魔法とか道具作ってるやつ絶対いるだろって。
なので(?)2020年代の日本から変態を放り込んでみました。
結果、30年以上未来の変態の国からやってきた変態が己の欲望のために奔走することで原作にもかかわっていくような、そんな話になりました。
愉しんでいただければ幸いです。

あ、ちなみに直接的なシーンは出さないつもりです。さすがに。
キスくらいはそれなりの頻度で出るけど。
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