才能に恵まれすぎたドMが魔法界で百合逆ハーレムを目指す話   作:ひさなぽぴー

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54.大きなお世話

 二月の最終日。わたしとハーミーは隠し部屋で、ジニーの前でえっちをした。

 具体的な内容をここで書くとBANされちゃうので省くけど、性行為とはどういうものかを説明するためのものだったから、えっちって言ってもほとんどの時間はドスケベな感じではなかったよ。

 

 単純に見せるだけじゃなくって、女の子の身体はどう扱うべきなのか。どこをどうしたら気持ちよくなるのか。逆に男の子の身体は。

 そう言った内容のことを、実践しながらハーミーと二人で説明したのだ。

 

 AVにもハウツー系のやつあるじゃない? あれと似たようなもんだよね。あれと違うのは、もっと学術的な話も盛り込まれてたことと、竿役がマジで生えた女の子ってことくらいじゃないだろうか。

 もちろん、ちんちんが生えてるとしても女の子同士のことだ。男の子を相手するときと必ずしもイコールになるわけじゃないんだけど、そこはわたしたちに教えられることじゃないからね。

 極力状況を近づけたし、得られるものはちゃんとあったはず。

 

 ハーミーも最初はかなり恥ずかしがってて、行為自体も教えるのもぎこちなかったけど、彼女は元々教えたがり、語りたがりなとこがある。次第に調子を上げていったし、説明もかなりわかりやすかったと思う。

 ここら辺は単純に、成長したこともあると思うけどね。一問一答形式で教える時間を設けたりとか、やり方も工夫してたもん。

 あなたのはレビオサー、って言ってた彼女はもういないのだ。

 

 おかげでまっとうでちゃんとした性教育の時間だったと思うよ。ジニーもまじめに話を聞いてたし、これで予習はバッチリじゃないだろうか。

 もちろん、今回の件でジニーには指一本触れてない。既に好きな人がいる子を寝取る趣味はないからね。

 

 まあ、そんな真面目な性教育の最後、下心一切なく勉強熱心な生徒の顔で「二人は普段どんな感じでシてるの?」って聞かれたときは、わたしたち二人とも何も言えなかったわけですけどもね。

 ええ、見せましたとも。わたしはノリノリで、ハーミーは苦渋の決断って感じで。

 

 念のため、「これからするのはマジで上級者の行為だから、絶対にマネしないように」って言い含めたけど、果たして効果があったかどうか。

 何せ一戦終わったあと、ジニーは口を手で押さえて顔真っ赤にしてたし、少し引いた様子だったもの。普段やってるような激しいプレイは軒並み封印してたんだけど、それでも刺激が強すぎたのかもしれない。

 

 ちなみに、そのジニーを見送ったあと、わたしたちは部屋に残ってそのまま軽く3連戦しました。

 しょうがないじゃない、だってお互い物足りなかったんだもん。性教育でやるようなぬるい行為とか、わたしはもちろんハーミーですら満足できない身体になっちゃってるのだ。

 

 行為中、それを自覚したハーミーはわりとショックを受けてるみたいだったけどね。

 

「いいわ別に。だって私、リンとずっと一緒にいるって決めてるから……! このまま一緒に、行くところまで行ってやるわよ……!」

 

 でもそう言って、わりとすぐに開き直ってたよ。嬉しかったよね。

 そのあとすごい勢いでゴリゴリしてくれたし、とても満足なえっちでした。

 

 ちなみに事後のこと。

 

「ハーミー、なんだかんだで教えるの上手だよね。先生になるのもいいんじゃない? えっちの先生♡」

 

 そう言って煽ったら、延長戦が入りました。とてもよかったです。すごかった。

 

 後日、わたしたちはえっちで使える薬一式をジニーにプレゼントした。知識に加えてこの薬があれば、初めてのえっちもきっと快適に進むはず。

 比較的消費期限が長い薬たちだから、当面は大丈夫でしょう。

 

 あとこれに合わせて、えっちに使える隠し部屋のこともきちんと教えておいた。

 今回えっちの演習場として使用したこの部屋を本番用に提供したんだけど、ここはパンジーとシた例の隠し部屋だ。つまり元セックスをしないと出られない部屋。

 ベッドはもちろんシャワーその他諸々が揃った快適な部屋だから、致す致さないに関係なく、とても便利だろう。

 何より、教室でするのもスリルがあっていいけど、初心者にはやっぱね、きちんとしたベッドでするほうがいいだろうからね。

 

 もちろん、セックスをしないと出られない仕掛けは既に解除してあって、危険は何もない。

 ただ今日までの間に、研究の成果として室内と外部を遮断する機能が追加されただけだ。これにより、えっちしてる最中に誰かが乱入してくることはない。

 

 しかもこの機能、室内の人間がスイッチ一つで作動させられるようになってる。だからえっちするため以外にも、こっそり隠れて何かするにも使えるはず。

 そういうときも、自由に使ってくれて構わない。そういうつもりで教えてあげた。

 

 今回みたいなケースもあるだろうし、必要の部屋以外にもこういう部屋はあったほうが何かと便利でしょ? 何もえっちだけが主じゃないのだ。人はえっちのみに生きるにあらずよ。

 

 入室の方法だけちょっと……いやかなり難しかったけど、今回の件に合わせてホグレガ時代の仕様に戻してある。つまり、謎解き要素が絡んだシンプルな算数の問題だね。

 普通にしてたら仕掛けそのものに気づけない、ってとこは変わらないから、秘匿性自体はほとんど据え置きだしね。ジニーにはこの隠された状態を暴く方法を教えておいたから、あとは彼女自身のタイミングでハリーを誘ってえっちに持ち込んでくれればいい。

 なんなら今後、後輩たちに引き継いでいってもらっても構わない。

 

 そもそもガチガチに難しくしてたのは、この部屋で色んな実験や研究をしてたからなんだけど……別にこういう部屋、作ろうと思えばもう他にいくらでも作れるのでね。

 部屋を隠してる魔法も大体わかったから、この部屋にこだわる必要もないってわけさ。

 

 ただえっちへの持ち込み方については、さすがに手伝えないかな。そこはジニーが自分でがんばらないといけないところだからね。

 

「頑張ってね、ジニー」

「わたしたち応援してるからね!」

「う、うん……二人とも本当にありがとう……!」

 

 身を寄せ合うわたしたちの激励を受けて、ジニーは頬を染めながらも大きく頭を下げた。

 そんな彼女を見送って、わたしたちは少しだけ話し合う。

 

「うまく行くといいねぇ」

「本当にね。でも大丈夫だと思うわよ」

「そうだね。絶対大丈夫だよね」

 

 うん、大丈夫だよ。ハリーには夢の中で女の子の身体の扱い方を覚えてもらうからね!

 

 もちろん、夢の中であってもわたしが相手をするわけじゃない。そこに線を引くくらいの理性は残ってるとも。

 さらにはその夢のこと自体も、忘れてもらう。それでも、身体には経験が残る。

 つまり、未経験なのにやたら床上手という、エロ漫画の主人公みたいな存在になれるってわけ。それでジニーをたくさん気持ちよくしてあげてくれ。

 

 またルーナには負担をかけることになるけど、本人がジニーのためならって喜んで請け負ってくれたし、()()もきちんとあげてるから大丈夫だろう。

 ルーナには、共夢の技術をもっともっと磨いてほしいしね。お互いに得しかないってわけさ。

 

 ちなみに、夢のことは省いてえっちの指導のことをイシュカに話したところ。

 

『貴様はさぁ……本当にさぁ……。ホグワーツは娼館じゃないんじゃぞ……』

 

 めっちゃ呆れられました。解せぬ。

 

『千年前とか、今より結婚する年齢早かったでしょ? 今よりそういうの、あったんじゃないの?』

『貴様と一緒にするでないわ! 確かにあの時代は今よりも野蛮な時代じゃった、それは否定せん! でもじゃからって、貴様みたく城内のあちこちでところかまわず行為に励む輩なんぞおらんかったわ!』

『えぇ~? ほんとにござるかぁ~??』

『ほんとじゃもん! 妾嘘言っとらんもん!! ……まあ城外でどうだったかは知らんのじゃが』

『絶対シてたに決まってるよぉ』

『貴様はどうしてそうもスケベに繋げようとするんじゃ……!』

 

 かつて男だったわたしに言わせれば、イシュカは思春期男子が抱えてる性欲の大きさを甘く見てると思うんだけどなぁ。

 

 まあ、この件に関しては証拠を用意できるはずもないから、どこまでも平行線になるだけだ。それは不毛だから、ほどほどにイシュカとのやり取りを楽しんだあとは素直に矛を収めた。

 

 ところが、ジニーはそれからしばらくハリーをえっちに誘う様子がなかった。かなり尻込みしてるみたいで、三月のホグズミード休暇でも二人は城内でデートしてはいても、そういう雰囲気になってなかった。

 

 いや気持ちはわかるんだよ。女の子のほうから誘うのって勇気がいるものだし。いくら好き同士でも、お互い初めてならなおさらだ。

 でもそこで勇気を出してみてほしい。グリフィンドールは勇気の寮なんでしょう? やれるやれる、ジニーならヤれるさ!

 

 ……ま、もし年度末まで勇気が出ないようなら、ちょこっと背中押してあげよう。それくらいのお節介は許されるでしょう。それまでにうまく行くなら、それはそれで。

 

***

 

 さて、三月のホグズミード休暇が終わったら、待っているのはイースター休暇だ。要するに春休みだね。

 他の長期休暇に比べるとさほど長くないし、年末年始ほど世間的にイベントがあるわけでもないから、ホグワーツに残る生徒もそこそこいる。

 でもわたしたちは、今年も帰省した。

 

 ホグワーツ生やってると、マグル界に関わる機会全然ないからね。せっかくだから、四人で示し合わせてマグル界デートであちこち行こうよってなってね。

 

 んで、その初回。ロンドンを歩いてる最中に、魔法省に行く途中のルーピン先生にばったり出くわした。

 なんでも、その日は魔法省のウィゼンガモット大法廷でシリウスの審議が行われる予定だったらしい。シリウスもピーターも出廷するってことで、会いに行こうとしてたんだってさ。

 

「何もできなかった私に、二人と顔を合わせる資格があるかはわからないけれどね……」

 

 なんて言って自嘲してたけど、友達に会うのに資格も何もないでしょう。それを実際に口にしたのはルーナだったけど、わたしたち全員の総意だ。

 

 もちろん、かつて大人だったことのあるわたしには、そのうち何かしらの理由を作らないと友達と会う機会がどんどん減っていくことを知ってるし、ルーピン先生もそうだろう。

 だから彼は、自嘲を薄めつつも確かに残したまま、それでもはっきりと嬉しそうに笑って、ありがとうと応じてくれた。そうして別れた彼の足取りが少し軽くなってるのを見送って、わたしたちはデートに戻った。

 

 あ、ちなみにシリウスの審議だけど、ほとんど出来レースみたいなものだったりする。ピーターが出頭して、八咫鏡の証拠能力が認められた時点でシリウスの無罪は確定してるも同然だからね。

 

 じゃあなんで長々と時間をかけてるのかと言えば、まあ政治でしょうね。そこらへんの細かい話はわからないけど、ドラコが生き生きした様子でパパフォイと手紙をやり取りしてたから、フォイ家総出でハッスルしてるんじゃないですかね。

 

 で、その結果が出るのは5月末らしい。これはダンブルドア先生の要望らしいんだけど、どうやらホグワーツのクィディッチ最終試合であるグリフィンドールVSハッフルパフの試合の日なんだとか。

 正確には審議はその前日に終わるけど情報を統制して、試合当日にみんなが知るようにするって形みたいだね。

 

 それを聞いたわたしは、すぐにピンと来たね。ダンブルドア先生、ハリーが守護霊の呪文を習得するための幸せな記憶を補填するために糸引いたなって。

 何せ今後のクィディッチの展開次第では、ここでグリフィンドールが優勝するかもしれないからね。原作でもそうだったけど、この世界でもそんな感じで推移してるのだ。

 

 もちろんそうするためには、ハリーが自分自身の手で試合に勝利する必要がある。どれだけお膳立てされても、ちゃんと実力がないと、チームワークがないとどうにもならない。

 だからこそ、ここで優勝できればハリーは守護霊の呪文を習得できるだろう……ってわけだね。

 

 この情報は、あとでジニーに共有してあげるつもりだ。ジニーにはぜひ、クィディッチの前日か優勝後あたりにハリーを誘惑してあげるといいと思うんだ。そうすれば、幸せの記憶が倍増しだろうからね!

 




こうしてホグワーツに、秘密のヤり部屋が爆誕したのでした。
・・・我ながらひどいエピソードだ。
でもサブタイは今回すごくバシッと決まったと思うんだ・・・!(ドヤァ
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