才能に恵まれすぎたドMが魔法界で百合逆ハーレムを目指す話   作:ひさなぽぴー

31 / 106
19.二人目の犠牲者

【悲報】ジャスティン・フィンチ=フレッチリー、石になる。

 

 うん……彼についてはなんていうかその、運がなかったって話で……。

 でも死んだわけじゃないんだから、ある意味運はいいんだよな。何せ相手は目を合わせただけで命を刈り取れる、バジリスクなんだ。しかも殺す気満々でいるやつ。そんなのと出くわして石で済んでるんだから、マジで幸運なはずなんだ。

 

 一緒にグリフィンドール寮つきのゴースト、ほとんど首なしニックも石化してるんだけど、まあ彼はとっくの昔に死んでるからノーカンってことで。

 

 ……それにしても、ゴーストが石化するってどういう状況なんだろうね。わたし、気になります。あとで誰もいないタイミングを見計らって、魔眼で見に行こう。

 

 ただこの事件で一番の問題は、またしても何も知らないハリー・ポッターくん(12)が現場に居合わせたことだ。直近の決闘クラブで、ハリーが蛇語で蛇をジャスティンにけしかけたところをほとんどの生徒が目撃した直後だったこともあって、ハリーは一気に厳しい立場に追いやられることになった。

 

 もちろんハリーが蛇をけしかけたなんてことはなくって、むしろ逆になだめてたんだけど。蛇語をわからない人間にはそう見えるだろうし、名の知られたパーセルマウスの大半がスリザリンの血統ってこともあって、あっという間にハリーが容疑者第一位だ。

 これを一番支持してないのが、ドラコを中心としたスリザリン生ってのがなんとも皮肉だよねぇ。

 

「はっ、ポッターごときにそんな大それたことできるもんか」

 

 ハリーへの対抗心や敵愾心から違うって思ってる辺り、ドラコも屈折してるよなぁ。それはそれとして、ハリーいじりの材料にするところも含めて。

 

 ちなみにこの事件の直前、学校で飼ってるニワトリが次々に殺されてるって事件も別に起きてるんだけど……石化した生徒とゴーストって話がインパクト大きすぎたせいで、誰からも注目されてない。かわいそうなニワトリさん……せめておいしくいただきますので安らかに眠ってほしい。

 

 ともかくそんなわけで、針の筵に座らされる羽目になったハリーはグロッキー。トイレでの秘密の部屋探しも、何かしてるんじゃないかって思われて監視されてるみたいにジロジロ見られることが増えたせいで、中止しちゃった。

 これについてはハリーはなんにも悪くない。そりゃあ男子が女子トイレの近くをうろついてたら、普通警戒するもんね……。これについては素直にごめんなんだ。

 

『まさか、ハリーが、パーセル、マウス、だった、なんて』

「あーその、リン、何してるんだい?」

『!? ま、まさかリンもパーセルマウスなの!?』

「ハリー!? え、もしかしてこれそういうことか!?」

「うん、わたしもそうだよ。って言っても、わたしはまだあんまり滑らかに話せないんだよね。ハリーの蛇語、すごいね。ネイティブみたい」

 

 お詫びってわけじゃないけど、人前でそんな会話を見せてわたしも容疑者になっておいた。スリザリンの使用人なんて揶揄されることもあるわたしだから、マグル生まれであってもホグワーツ生には怪しく見えることだろう。

 まあ、代わりにドラコにめちゃんこ怒られたんだけどさ。

 

「何を考えているんだ! 君にもしものことがあったらどうするつもりなんだ!?」

 

 毎度のことながら、ドラコってマジで身内には優しいよね。巡り巡って、他のスリザリン生におかしな容疑がかかる可能性もあるから余計ではあるんだろうけど、普通にわたしの軽挙を叱ってくれるんだもんな。ママ……。

 

「ドラコの言う通りですわ。きちんと反省なさいな」

「はい……あっ、ちょ、やめ、やめてくださいグリーングラス様……あっ、あっあっ」

 

 感じてるわけじゃないよ。ドラコに怒られてる間ずっと正座してたから、立ち上がれなくなってて……その状態でダフネに足の裏をつま先でつつかれまくってるだけ。

 我慢できなくなって床に転がれば、視界の端でゲラゲラ笑ってるパンジーをはじめ純血の人たちが何人も見えた。大勢に取り囲まれた状態で、無様に悶えながら床に転がってる現状……あーだめだめ感じちゃう!

 

 結局感じるんじゃねーか、ってツッコミはご遠慮願おう。つんつんされること自体には興奮してないんだからね!

 

 とはいえ、ハリーがパーセルマウスだっていう情報が開示されたことで、秘密の部屋に近づくことができたのは間違いない。

 

 何せハリーは、ハロウィンの日にミセス・ノリスが石化した現場に向かう途中で声を聞いてる。ハリーにしか聞こえない声で、その話は同行してたハーミーとロンも知ってる。

 そのときは幻聴とか魔法で惑わされてるとか、そんな感じの解釈をした三人だったけど、パーセルマウスなら話は変わってくるよね。何せハーミーは、わたしが蛇語でスリザリンの書斎に続く道を開いたところを目の前で見てるんだもん。その発想に至るのは当然だった。

 

「秘密の部屋に隠された魔法生物は、きっとバジリスクです」

 

 校長室で、魔法生物飼育学の教科書(パーシーから借りたらしい)のページを掲げてそう言ったハーミーに、ダンブルドア先生は険しい顔をする。普段ならまず見れないその表情に、わたしの隣にいるハリーとロンが小さく息を呑んだのが聞こえた。

 

 古代魔法きっかけでダンブルドア先生へのホットラインを持ってるわたしから、石化の原因がわかったかもしれないって連絡を入れたらすぐに会ってくれることになってね。結果、情報を直接伝えることができたってわけ。

 

「ハリーがパーセルマウスってことはもうご存じですよね。ハロウィンの日、ハリーは声を聞いてたんです。私やロンには聞こえない声だったそうです」

「その、『殺してやる』って、確かにそう言ってました」

「それに、ハロウィンの日からホグワーツで飼われているニワトリが次々に殺されてるという話を聞いております。ニワトリ……正確にはその鳴き声は、バジリスクの天敵。つまりそういうことだと、わたしたちは考えました」

「なるほど、よくわかった。確かに状況はこの上なくバジリスクを示しておる。ニワトリは、恐らく継承者を名乗る何者かの仕業じゃろうな……」

 

 わたしの補足に、ダンブルドア先生はううむとうなった。そのまま少し考えこんだ彼は、ほどなくしてはっとして顔を上げる。その瞬間にはもう、先生はいつもの好々爺然とした顔に戻っていた。

 

「……おお、そうか。そういうことじゃったか」

「? あの、どういう……」

 

 一人で納得するダンブルドア先生に、ハリーが思わず突っ込む。

 

「おお、すまぬ。確かに条件に合うものはバジリスクしかおらん。しかしな、バジリスクの邪視は対象を殺すもの。決して石化させるものではない。これはどういうことじゃろう……そう、考えておったんじゃよ」

「そうなんです、私たちもそこがわからなくて……」

「そもそもバジリスクの飼育記録なんて、そこら中にあるものじゃないですし……」

「うむ、うむ。その通りじゃ。よく調べておるのう。じゃが……思い出してみておくれ。あのときのハロウィンの日……ミセス・ノリスの周りの様子についてじゃ。このおいぼれの記憶が確かなら、あのときあそこは水浸しになっておった。恐らくじゃが、彼女はその水越しにバジリスクの目を見たのではないかのう」

 

 そこからの説明は、大体わたしが知ってる通りのものだった。つまり、直接じゃなくて何かを介して見たとき、バジリスクの邪視は十全な効果を及ぼさず石化にとどまるのだろう、っていう話だ。

 

「ならジャスティンは……」

「一緒にニックが石化しておったじゃろう? 彼らゴーストは半透明じゃ。彼の身体越しに見たのではないか。わしはそう思っておるよ」

「であれば、とりあえずできる対策は……曲がり角とかに鏡を設置する、とかでしょうか」

「手鏡を携帯して、曲がり角で使うという手もあるわ。男の子はそういうの持ってる人は少ないでしょうけど……」

「魔法で鏡を作ればいいんだよ。僕らにできるかどうかはわかんないけど……そこはほら、上級生と一緒にいればいいだろ?」

「えっと、メガネも行けたりしないかな? 僕みたいに度の入ってるメガネじゃなくても、少しくらいは効果が……あったらいいなって」

「おお、次々と名案が出てくるのう。まっこと、君たちは将来有望じゃな。うむ、それらも含め、ただちに対策に乗り出すと約束しよう」

 

 ということで、原作とは異なりこの世界ではバジリスク対策が学校全体に施されることになった。さすがにものを配布するとなるとあからさますぎるってんで、変身術と呪文学の授業で扱う魔法にバジリスク対策になるものが取り上げられるって形が中心だったけどね。

 

 それでも察する生徒は出てくるもの。代表格はフレッドとジョージで、彼らはニワトリの鳴き声を奏でるジョークグッズを作って配布して回ってた。

 販売、じゃなくて配布ってあたり彼らの本気度がうかがえる。試供品って名目だし、実際そのうち売ったりするんだろうけど、やっぱり双子もちゃんとグリフィンドールなんだなって。これにはパーシーもニッコリ。

 

 まあ本物の鳴き声じゃないのにどれくらい効果があるかはわかんないけど、ないよりはマシだよね。

 

 秘密の部屋とバジリスクについてはそんなところかな。原作と違って早々にバジリスク対策が実施されたこの世界で、トムくんがどういう行動に出るか気になるところ。

 

 あとは呪いについてだけど、クリスマス休暇直前になって遂に進展するときがきた。

 いや、今までもまったく進展がなかったわけではないんだけどね。ダンブルドア先生の協力はやっぱり大きくって、解呪魔法は少しずつ形になりつつあるから。

 

 ただ、現時点では行き詰まりを感じてる。解呪魔法を完成させるには、いい加減呪いを具体的に視認して解析できないとやっぱ難しいなって感じるの。

 

 そんな中、遂に魔眼を制御していられる時間が約1分に達しました。わーい、拍手拍手!

 測ったところ、魔眼使用に専念した状態で快感を覚え始めるまでは約57秒の猶予がある。しかもそこから35秒も快感を我慢していられたからね。魔法を使いながらスイッチするのもできるようになったから、これならそれなりにやっていけると思う。

 

 いやあ、練習に励んだかいがあった。特に最近は効果的な方法を見つけられて、それで一気に進んだところある。

 

 どんな方法って? 簡単だよ。休憩挟みながら、数秒程度の魔眼解放を繰り返すだけ。ね、簡単でしょう?

 

 いやさ、ジャスティン石化後の校内移動中、バジリスク対策って銘打ってレベリオ連打する機会がそれなりにあるんだけど、これに合わせて魔眼を使ったら色々調べられるんじゃね? って思って。

 で、普段魔眼をずーっと使ってると1分程度で限界が来るけど、休みながら数秒程度の展開を繰り返すなら結構もつってこともわかったんだよね。これなら普段から魔眼の検証もできるし、特訓にもなる。魔眼と一緒に魔法を使う訓練にもね。

 

 おまけに一度限界が来れば、その先は性的な意味でもとても素晴らしい体験ができるわけで、一石三鳥とはこのことだ。

 いやあ……人前で感じまくって大変なことになってるのが周りにバレるかもしれない、って状況でさらにアクセルを踏み込むスリル、最高でしたね。

 

 たとえるなら、天下の往来で大事なところに震えるものを突っ込んでランダムにオンオフしてるような感じだった。ドチャシコ興奮したし、途中から完全にそういうプレイとして認識してたよね。

 おかげで連動する形で露出プレイに目覚めそう。動く肖像画があちこちにあるホグワーツでやるのはリスクが大きすぎるけど、いつかやってみたい。

 

 おまけに一人でプレイを楽しんだあと、その状態でハーミーと隠し部屋に行って、スカートをたくし上げてぐしょぬれぱんつを見せて恥も外聞もなくおねだり、なんてプレイもできたので本当にとてもとても満足してる。

 

 いや、わたしからしてほしいって言いに行ったんじゃないよ。本当だよ。絶賛興奮中のわたしを見つけたハーミーに、監督なしで魔眼解放したことが即バレして連行されたものだから、謝罪しつつおねだりしただけ。

 いやあ、周りにいた人には気づかれてなかったんだけど、さすがハーミーと言うべきか。

 

「はーみぃ……♡ えっち、えっちしよ……?♡」

「そんな顔でそんなこと言われたら、私だってガマンできないじゃないもうっ!」

 

 ただそんなこと言いながら押し倒してくれたハーミーは、正直もう完全にこっち側の人間だと思う。

 一応取り繕って呆れて見せたりしてたし、全部終わったあと頭抱えて反省してたけど、視線はわたしの大事なところに釘付けだったし生唾飲み込んだりしてたし、なんだかんだで6連戦(内わたしからのおねだりは4回)シたもん。もう手遅れでしょう。

 

 すまんな、齢13歳にしてこの高みに連れてきてしまって……。やっぱ子供にえっちなことは教えちゃダメなんだなって、はっきりわかんだね。R18指定はちゃんと意味のあるものだったんだなって……。

 あ、ちなみに解析が進んだ結果、遂にカメラで動画を音声付きで撮れるようになりました。次にハーミーとする機会があったら、こっそり設置しておこうと思います!(手のひらドリル

 

 次は日本から持ってきた呪符魔法の解析をしてみようかな。調べつくせば自分で作れるようになるはず。えっちな呪符とか作ってみたいよね。オラわくわくすっぞ!

 




約5300文字の大半がバカの所業で埋め尽くされてる・・・。
治安のクソ悪いハリポタ世界でシリアスにやってる他のオリ主たちがこいつ見たら、ブチ切れるんじゃなかろうか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。