私はショゴスだ。
あのイス人の精神を取り込んでから、だいぶ知性が戻っている様に思う。 あのイス人はおよそ17世紀頃に地球につき、体を渡っていたようだ。
古きものはどうやら星間航行能力を繁栄の結果失い、やがて淘汰されていたらしい。
嬉しいことである。 そしてここは東都の米花町という所らしい。なんと下水道管に死体が遺棄されまくっていた。
黒づくめの人間と合わせて纏めて捕食した。
どうやらここにはミ=ゴも暮らしていたらしく、頭の色を次々に変えながらテレパシー能力で話しかけて来ている。
なんて高度な言語能力だ。
『あの人間はお気に入りの人間』
『脳缶を今作る所だった』
『お前はショゴスか?』
『何故一匹でいる』
『群れねば死のみぞ』
「テケリ・リ・リテケリ・リリリ」*1
「テケリ・リ・リ?」*2
『バイオ装甲を貫通する電撃を放つ銃を人間は持った』
『黒づくめの人間にイス人が紛れ込んでいる』
『拡散型の電気銃だ イス人の電気銃はミ=ゴの電撃銃とは違く、ユゴスの技術体系とはかけ離れている』
『金と赤の銃に注意しろ』
『名も知らぬショゴスよ、イス人を殺したか?』
『イス人の精神を吸収したのか?』
『それとも、お前もイス人か?』
『やつらはユゴスを襲撃した』
『争いには報復が必要だ』
「テケリ・リ・リリリテテケリリリ、テケリ・リ」*3
『気をつけろよ、私はユゴスに帰還する』
『だが脳缶の件は忘れないからな』
そう言うとミ=ゴは惑星ユゴスに帰還するために焼けこげたような翼をピンと張り、飛行を開始した。 惑星ユゴスは海王星のさらに先、60ヶ月かかる。*4
ミ=ゴの飛ぶ速度は43億kmの道のりを5年で到着する速度であり、光速を超越する器官を有しているため5年で到着可能にしている。人間は門の創造を使うといい。
*5しかし、黒づくめの集団か。
何の組織だ?
うおっ!? 思い出さなくていいのはありがたいけど音量が大きいな… 何より情報が手に入ったのは良いが怖すぎる。
何だ街中でヘリ操縦するって。
というか若返る薬ってなんだよ! ネクロノミコンの老化停止で良いだろ!ミスカトニック大学から借りてこい!
ふーむ、じゃあ黒スーツは危険だな、黒の組織とやらに間違えられる可能性がある。
「テケリ・リ」
おっと、スーツの方じゃなくてこっちで喋らないと。
「テケリ・リ!」
下水道にショゴスの声が響き渡った。
我ながらハスキーな声だ。
スーツは黒から白に変えて、念の為目撃されてる可能性があるから背丈も大幅にかえよう。
成人の高身長の男だから…逆の未成年で低身長、女にしよう。まずは上半身を調整するか。
胸は無くていい。いや容量が足りなくなるな、
詰めておこう。 髪は長めで死体の山から察するに平均的な髪色は黒か茶色だろう。 膝にかかるくらい伸ばしておいて、腹は中くらい、足と腕はむちむちにしておこう。
ミ=ゴの脳缶の中身の人間が言っている。
むちむちなほど良いと。
この位かな?
よし!完成!
あ、そうだ自分の名前が必要だ。
うーん、じゃあ…柳輝太郎は特徴的だから却下、上沼氷見も特徴的だからアウト。
何処にでもいる名前がいいな。
山田覇王…はダメだ。1990年頃の名前だけど特徴的だ。
もういっそ振り切れた方がいいかもしれない。
脳缶のやつら、ちっとも役に立たなかった。
常識という面でしか役に立った事がない。
うーん、どうしようか。