野球少年、ターフを駆ける。
オレは波和波。
とある高校の野球部に所属する
三度の飯より野球が好きという、
典型的な野球少年という所も付け足しておこう。
そんなオレだが、練習疲れを早く取るべく、
シャワーすら浴びずに寮のベッドに飛び込んだのだが…
…目が覚めると、可憐な少女(自称)の姿になっていた。
それに加え、馬の物らしき耳と尻尾が生えている。
慌てて大声を上げながら飛び起きると…
「…はっ?」
…俺のベッドの中に、
ルームメイトと思しき少女が入り込んでいた。
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紆余曲折あってウマ娘…?になったオレは、
同室の子に色々と聞かせてもらった。
…どうやら此処は、トレセン学園という学校らしい。
日本中からウマ娘が集う、
生徒数2000人を超える超マンモス校だ。
因みに中高一貫。何がとはいわんが羨ましいぜ。
そんなこんなでオレは、同室の子から話を聞いた。
まぁ聞いた時はめっちゃ怪訝な顔されたけどね!()
そしてオレは今週末にある…
…模擬レース?に向けて鍛錬を始めた。
まだトレーナーの付いてないオレには、
勿論トレーニング方法など分かるはずもない。
そのせいで…
“ゴォォォォォォッ!”「う"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"...!」
…何をやってるかって?
…謂わば、パラシュートランって奴かな?
パラシュートランは、読んで字の如し。
背中に展開したパラシュートを背負いながら兎に角走り込む。
そしてお次はショットガンタッチ。
このハンドボールを投げて…
…自分で投げたボールに追いつく。
ね?簡単でしょ?(ボブ先生風)
まぁオレの場合…
本格的(自称)な投球フォームで投げたせいか、
最早、レーザービームタッチだ。
所でオレの名前だが…
…”パワープロムナード”…
おい、略せば某野球ゲームの名前じゃねぇか!()
そんな事を心ん中でツッコミながら、
オレはトレーニングを続けた。
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…しまった、すっかり頭から抜け落ちていた…
そろそろ春の選抜野球の予選時期じゃねぇか…!
しかし今のオレには参加する権利などない。
…だってトレセンに野球部なんてねぇし、
そもそもウマ娘と人間じゃ天と地程の力の差がある。
…悔しいが、諦めるしかないだろう。
今オレにできる事は、レースのみだ。
…そんなトラブル(?)もあったが、
なんとかオレは、模擬レースに練習を間に合わせる事が出来た。
簡易的な作りのゲートに入る。
なーんか狭くて嫌なんだよn”ガコンッ!”…あっ!?
無駄な事を考えていたら盛大に出遅れてしまった。
…模擬レースの結果は、オレの圧勝だった。
あんな盛大な出遅れをしたのに、
勝ったのは一体何故だろうか…
…パラシュートランが結果的に功を奏したのだろうか?
…やべっ、スカウトが沢山だ…
…とりあえず此処からトンズラするか!
-続く…?-