プロローグ
「なんだこれ…どうなってる?」
俺は確かトラックに引かれて、、、そのまま死んだはずだ
なのにここは何処だ? 見慣れない壁紙に勉強机 ベッドにクローゼット見るからに子供部屋だ
「ッ!」
部屋を見渡していると急な頭痛 頭が割れるくらい強い衝撃と共に流れてくる記憶
俺が何者なのか何人家族なのか7年分の記憶が流れてくる
この事で結論づけるとしたら
「俺は転生したというのか…あるのかそんなこと?」
なら何故今思い出した?…いやそれはもはやどうでもいい。問題はこの世界だ。俺が生きてきた中でテレビの中だけでしか見た事のない世界
「LBX……ダンボール戦機の世界だというのか…」
待ってそれ結構危ない世界では??
今が原作の前なのか後なのか…いや強化ダンボールの発表とかを見た記憶があるということは原作前ではあるのか
とりあえずどうするか…ダンボール戦機シリーズは全て見た事あるしなんなら再販されたプラモデルだって買ったくらいに好きではある
正直死んで欲しくなかったキャラを救えるなら救いたい
ならやる事は1つそれは
「LBXを手に入れる所から…だな」
母さんに相談してみるか…欲しいのは決まってるし
俺の部屋は2階にあり1階に降りると母さんはお茶を片手にニュースを見ているようだ
「あらゆー君おはよう お誕生日プレゼント何がいいか決まったかしら?」
ん?誕生日プレゼント??
チラッと時計を見る さっき部屋の電子時計には火曜日と出ていたそしてカレンダーには木曜日に丸が付いている
「おはよう…うん決まった」
丁度いいこれを気にゲット出来るじゃないか
「俺LBXが欲しい」
「まぁゆー君もとうとうLBXデビューね♪お父さんに連絡してカタログ貰ってきてもらうわね」
その日の夜 夕食を食べ家族3人でカタログに目を通していく
「ははは ユウキもとうとうLBXか!父さんと同じパンツァーフレームにするか?」
「お母さんと一緒のナイトフレームもいいわよ〜」
父さんはタイタン 母さんはウォーリアのカスタム機を使用しているためか同じフレームを勧めてくるけど俺はもう決めているんだ
ゲーム3作全てにおいて使った機体 奇術師のような見た目に華奢なフォルム俺が一目惚れした機体
「俺 ジョーカーにする!ジョーカーがいい!」
「ジョーカー ストライダーフレームか」
「ふふっ 親子皆違うフレームね(*´ω`*)」
「よしユウキ お誕生日おめでとう!俺と母さんからの誕生日プレゼントだ!」
「ゆー君の要望通りジョーカーよ」
綺麗に包まれた袋の中から取り出したのはコアスケルトンと一般販売のカラーの白いジョーカーの箱を手に取る
「ありがとう!父さん 母さん!」
「よし早速作ってみるか?」
「うん! 俺カラーも変えたい!」
「あら? それなら塗料も持ってきましょうね(*´ω`*)」
母さんが棚から塗料を持ってきてくれる マットな赤やグリーン 明るめの色のホワイトやイエローその中に俺の求めている色もあった
「これとこれ!」
「メタリック色にするのね〜じゃあはい 手袋付けてしましょうね」
父さんと母さんに教えて貰いながら組み上げていく プラモの時と違ってコアスケルトンに対してのかみ合わせなんかもあって難しい
「これで…できた!」
全体の白のほとんどをメタリックパープルに変更し腰のスカート?部分を黒 足元だけ白にしたカラー 俺が転生する前に作ったカラーをこちらで再現したものだ
「じゃあ動かしてみるか? ほらCCM」
父さんに渡されたCCMは黒の開閉式タイプ 俗に言うガラケーみたいな形だ
「うん! ジョーカー!」
「タイタン発進!」
フィールドは地中海遺跡 俺のジョーカーは柱などが並ぶ上に父さんのタイタンは下の階段に着陸する
<バトルスタート>
「まずは操作をっと」
ポチポチとボタンを押すとジョーカーが手を振り武器のジョーカーズソウルを振り回す
「よしっ 行くぞ父さん!」
あらかたの操作を掴んだためジョーカーズソウルを肩に担ぎタイタンに向けて走り出す
そのまま振り下ろしたジョーカーズソウルをタイタンは武器腕となっている己の腕で防ぐ
「防がれた!」
「まだまだ 直進的だぞユウキ!」
そのまま腕の力だけで後ろに吹き飛ばされたジョーカーを操作し着地させる
「なら!」
タイタンの周りを走り回り動きをつけつつ攻撃を仕掛けるもタイタンには当たらず躱されていく
「初めてにしてはいい動きだ! だが」
タイタンが地面につき当てた攻撃で土煙が舞い視界を封じられる だが場所はわかっているんだこのまま
「甘いぞユウキ!」
「ッ! なんで!」
後ろを取っていたはずなのにタイタンに逆に攻撃を食らわされてしまう
「土煙を上げたのは目くらましと何処から来るかを見る為にしたんだ LBXは機体とフィールドを活かして戦うんだぞ?」
自然と口角があがる 分かってはいたゲームと違い単純なコマンドでのバトルでは無いことも
実際体験したからこそわかるこの感覚
そして今一度確信したのだ 俺はダンボール戦機の世界にいるのだと!