摩耶の鎮守府日記   作:ワタナベ提督の鎮守府

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摩耶,夜戦(意味深)戦闘詳報/閲覧注意,その1

◇◆ 夜戦(意味深)開幕 ◆◇

 

(……陣形……敵との位置関係が戦闘で一番大事だって……良く分かってるのに……)

(アタシ……いきなり不利な体勢で戦闘始めてんじゃん……)

 

摩耶はベッドに横たわり、立て膝の間に提督の体を抱え込んでいる。

 

両腕は力なく横に広がった状態。

 

提督は、摩耶の両脇の下に手をつき、摩耶の体を包み込むように両膝と両手で体を支えている。

 

微かに微笑んだ提督の顔が、ゆっくりと近づいてくる。

 

(……アタシ……抵抗できないじゃん……)

 

甘い期待と共に、そっと目を閉じる摩耶。

 

◇◆ 先制爆撃 ◆◇

 

提督は摩耶の唇を標的に、熱い爆撃を開始する。

 

温かく、甘く、深く。

 

巧みな攻撃に、摩耶のゲージはじわじわと削られていく。

 

(……やばい……でも……アタシには対空砲がある……)

 

摩耶は提督の爆撃に対して、対空砲火による反撃を試みる。

 

提督の頭を両腕で抱え込み、頭を少し傾けて提督の唇を目標に対空砲火を展開。

 

しかし――

 

提督の攻撃は、摩耶の対空砲火すら利用するかのように、勢いを増していく。

 

唇が重なり、吐息が混ざり、意識が甘い熱に溶かされていく。

 

(……ダメだ……熱くなって……アタシの砲火が……っ……)

 

提督の攻撃に、摩耶の両腕は少しずつ力を失っていく。

 

提督の頭を抱えていたはずの両手が、頭の両横に力なく落ちる。

 

攻撃に耐えるためか、摩耶は無意識に頭の上で自分の両手をぐっと握り合わせる……。

 

◇◆ 胸部装甲への集中攻撃 ◆◇

 

提督の攻撃が止む。

 

(……攻撃が止んだ?……でも……いつもだとこの後……)

 

提督は、摩耶が頭の上で両手を握り合わせたそのタイミングを見計らったかのように、体を下へと移動させる。

 

そして――

 

胸部装甲への攻撃に移る。

 

(……やばい……でも……アタシ、何も出来ない……)

 

摩耶の大きな弱点である胸部装甲を標的に、その裾野から先端部に向かって、提督の巧みで甘い攻撃が繰り出される。

 

(アタシの弱点……完全に把握されてる……)

 

そして、提督は摩耶が 最も恐れていた 胸部装甲先端部への ゼロ距離攻撃 に移行する。

 

「……っ……!」

 

◇◆ クリティカルヒット ◆◇

 

胸部装甲の先端に熱を感じる。

 

そして、硬く尖った胸部装甲の先端が優しく吸いだされ、甘く転がされる感触。

 

「……あっ……!」

 

摩耶の頭に閃光が走り、小さな叫びが無意識に漏れる。

 

胸部装甲先端部がさらに硬く尖っていく。

 

もう一方の胸部装甲は,暖かく柔らかな提督の手につつまれ,硬く尖り切った先端部は指で優しく転がされている。

 

(これ……アタシが一番弱い攻撃じゃん……っ……!)

 

視界の端に、「小破」のプラカードを掲げた妖精さんが浮かぶ。

 

(アタシ……アタシ……)

 

甘く、蕩けるような戦いは、まだ始まったばかり。

 

(……次は……どこ攻撃されるの……?)

 

胸が甘い期待でいっぱいになる。

 

(……やばい……このままじゃ……アタシ、完全に……)

 

そして――

 

摩耶の意識が、ふと別の方向に向かう。

 

(……なんか……今受けてる攻撃……どこかで……)

 

そして……あるイメージが浮かんでくる。

 

(……これ……赤ちゃんが、お母さんのおっぱいを一生懸命吸う時の感じ……?)

 

その瞬間、摩耶の胸の奥が、じんわりと熱くなる。

 

(……愛しい……すっげぇ愛しい……っ……)

 

提督が、摩耶を求めてくれていることが、強く伝わってくる。

 

(アタシ……提督に……こんな風に求められて……)

 

摩耶の目尻が、熱く滲む。

 

(……っ……アタシ、提督のこと……本当に……っ……)

 

◇◆ 船体下部、装甲接合部の異常 ◆◇

 

胸部装甲先端部への甘く熱い攻撃を受け続ける中、摩耶は自分の船体下部に異変が起きていることに気づき始める。

 

(……えっ……? まさか……っ……!)

 

摩耶の船体下部には 最大の弱点である装甲の接合部 がある。

 

普段はひっそりと閉じているはずのその合わせ目が、提督の攻撃によって 熱を持ち、開き始めていることを感じる。

 

(……やばい……アタシ……こんなの……っ……)

 

さらに――

 

開いた接合部の合わせ目から、さらさらとした透明なオイルが滲み出している。

 

(っ……オイル……漏れてる……っ……)

 

実は、お姫様抱っこで運ばれていたときから、じわじわとしたオイル漏れは発生していた。

 

しかし、 胸部装甲先端への集中攻撃によって、その量は明らかに増している。

 

(アタシ……防戦一方なのに……っ……こんなの……っ……)

 

摩耶は 甘く蕩ける熱 に抗えないまま、目を閉じる。

 

(……次は……最大の弱点……下部装甲の合わせ目……)

 

摩耶の呼吸が、甘く震える。

 

次にどんな攻撃が来るのか。

 

防戦一方のはずなのに。

 

(……待ってる……アタシ……期待してる……の……)

 

甘い期待と熱が、摩耶の身体を支配していた。

 

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