◇◆ 摩耶、出撃!デパート前での艦隊集結へ向けて ◆◇
艦隊集結は ヒトマルサンマルマル(10:30)。
集結地点までは摩耶の巡航速度で10分。
だが……
摩耶は ヒトマルマルマル(10:00)に出港した。
摩耶は余裕を持って行動するタイプだ。
装備も完璧。摩耶が綿密な検討の上,今日選んだ装備は
✔ ワンピース
・ややハイウエストで、すっきりとしたシルエット。
・膝丈の上品なデザインで、動きやすさと女性らしさを両立。
・薄手の生地が軽やかで、さりげないフリルが愛らしいアクセントを添える。
・高雄姉が「摩耶にはこういうのが似合うわ」と自信満々に勧めた一品。
・最初は「こんなのアタシらしくねぇ!」と抵抗したものの、鏡の前で試着したら案外しっくりきてしまった。
・提督が「すごく似合ってる」と笑顔で言ったことで、摩耶の中で決定打となった。
✔ パンプス
・シンプルなデザインの白のパンプス。
・ヒールは低めで、長時間歩いても疲れにくい。
・高雄姉が「摩耶もたまにはこういうのを履きなさい」と言いながら選んでくれたもの。
・愛宕姉が「可愛いわねぇ!これなら提督も喜びそう♪」とニコニコしていた。
・試しに履いた摩耶は「まぁ、悪くねぇな」と思ったが、姉たちの前ではあえてツンとしていた。
✔ お気に入りの2WAYバッグ(ハンド+ショルダー)
・摩耶が普段愛用している カジュアルなショルダーバッグ ではなく、少しフェミニンなデザインのバッグ。
・ワンピースに合わせるために、提督に買ってもらった特別な一品。
・素材は柔らかなレザー調 で、肩掛けもできる 2WAY仕様。
・容量も十分で、長財布やハンカチ、小物類がしっかり収まる設計。
・愛宕が「バッグは女の子の魅力を引き立てる大事なポイントよ♡」と熱弁し、摩耶に強く勧めた。
・提督の「摩耶に似合いそう」の一言で、摩耶の中で即採用が決定。
摩耶の心境
(……なんかアタシ、ちょっとしたお嬢様みたいじゃねぇか?)
(いやいや、でも姉さんたちの目があるからな。着こなせるようになったら、まぁ……悪くねぇかもな……)
そして、摩耶はバッグの中身も慎重に確認する。
✔ スマホ(提督との連絡用&時間チェック用)
✔ 財布(提督からもらった新居用の共同財布と、自分用の財布の二つ)
✔ ハンカチ&ティッシュ(高雄姉から「身だしなみの基本よ」と言われて持ち歩くようになった)
✔ リップクリーム(愛宕姉の「女の子の嗜みよ♡」という助言で追加装備)
✔ 手鏡(これも愛宕姉に「エレガントな淑女は身だしなみを気にするものよ♪」と言われて入れた)
✔ 折りたたみのエコバッグ(高雄姉に「買い物の時に便利ですわよ」と言われて持たされる)
✔ 飴玉(レモン味)(提督が「摩耶、疲れたとき用に」と渡してくれたもの。もったいなくて食べられずにずっと入っている)
✔ 予備のヘアゴム(前髪が邪魔になった時のために)
摩耶(うん、完璧だな!)
いつもなら、ここまで念入りに確認はしない。
だが、姉たちと出かけるときは別だ。
高雄姉の目を逃れることはできないし、愛宕姉には何をツッコまれるか分かったものではない。
こうして、摩耶は**「普段よりちょっとおしゃれ」**を意識したコーディネートで、待ち合わせのデパートへと向かっていた――。
◇◆ 角を曲がる前、摩耶の脳内作戦会議 ◆◇
(よし、順調だ。)
待ち合わせ場所のデパート前はもうすぐそこ。
次の角を曲がれば、高雄姉が待っているはずだ。
時刻は ヒトマルフタマル(10:20)
(さすがアタシ、完璧な時間管理だぜ。)
摩耶は自分の計画性に 「うんうん」 と内心頷く。
(……さて、あとは角を曲がるだけだな。)
その時だった――
◇◆ 視界の片隅に、"金色" の何かが…… ◆◇
(……ん?)
戦闘で鍛えられた摩耶の俊敏な目が、デパートの前に立つ "金色" の何か を捉えた。
(……んん? んんん??)
(あれっ、なんか金色見えてなくね???)
心臓が ドクン と跳ねる。
(いやいや、気のせいだろ? 金色なんてそんな都合よく……)
だが、もう一度チラッと視線を向けると――
確かにそこに "金色" が存在する。
(うん、金色だよな? 確認のためにもう一回見てみるか……)
摩耶は一度角の前まで戻る。
◇◆ 摩耶、"金色" を二度見、三度見…… ◆◇
(金色、金色って……なんだっけ……?)
摩耶の脳内で 警戒アラート が鳴り響く。
戦闘経験豊富な摩耶の "危険察知能力" が作動し始めた。
(……金色、金色……金色って……)
(えっ!? ちょ、待て待て待て!!!!)
◇◆ 摩耶、パニックモード突入! ◆◇
(いやいやいや!!! なんで金色がいるんだよ!?!?)
(もしかして……いや、そんなはずは……)
(でも……まさか……)
(……いやでも、高雄姉の髪の色って……黒だし……)
(なのに、なんで金色がいるんだよ!!!!)
摩耶の脳内で 警報が鳴り響く!!
⚠️ ピンチ!ピンチ!緊急警報! ⚠️
⚠️ これは想定外の事態です! ⚠️
⚠️ 一度母港へ退避を検討してください! ⚠️
(落ち着けアタシ! ここでパニックになっちゃダメだ!!)
(……しかし……)
(なんで……愛宕姉が……いるんだよ!!!!!!)
◇◆ 角を曲がる決意 ◆◇
摩耶は 「いや、これは気のせいかもしれない」 という 最期の希望 にすがる。
(もしかしたら、たまたま髪が金色の人がいただけかもしれねぇ!)
(……でも待てよ……)
摩耶は改めて記憶を辿る。
(愛宕姉って、今日休みだったよな……)
(しかも、提督が「愛宕も誘ったら?」とか言ってたよな……)
(いや、でもアタシは誘ってないし、そもそもあの時話題そらしたし……)
(……なのに、なんでいるんだよ……!!!)
摩耶は再び "金色の存在" に目を向ける。
金色の髪が、朝の光を受けて「きらっ✨」と輝く。
(……100%……愛宕姉だ……!!!)
摩耶、 絶望。
だが、このまま角の前で立ち尽くしているわけにはいかない。
(……よし。覚悟決めろアタシ!!)
摩耶、 角を曲がる決意を固める。
次の瞬間、金色の髪の持ち主がこちらを向く。