ジョジョの奇妙な蒼い空   作:漆黒のポテナゲ

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どうもこんにちはー!(挨拶)

今回のハフバでなんと11名も新規が増えました。アロナの努力の結晶ですね。善い行いをした彼女を褒めてあげましょう。
よォ〜〜〜〜〜〜〜〜し!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!


調印式 その⑨

調印式 その⑨

 

 

古聖堂。

それはかつてトリニティにおける重大な決断が決められた地であり、アリウス派閥の墓標とも言える場所。

最後まで併合に反対したアリウス派は自地区ごと存在を消された…はずであった。

しかし、彼女たちは内乱を続けながらも、地下で生き延びていた。

そこに目をつけた大人がいた。その悪い大人は内乱を一瞬にして終わらせ、実質的な長にまで上り詰めた。

教え込まれた思想と、その体と心の傷は…一体どうすればよいのだろうか?

 

それは…これから判るのかもしれない…が、結局答えを見つけるのは、あくまで彼女たちでなければいけない。

 

彼女たちは…一体その先に何を見る?

 

フフッ…まあ、意味深な言葉を並べるこの私も()()()はまだ見たことがないが…ね。

 

さあ、始めよう。

君たちの青春を──

 

────────────

しと…しと…

 

古聖道まであと一歩のところまで足を進めたスクワッドは、何者かに道を阻まれた。

 

「またお前か。アズサ」

 

(殺せて…ない!)

 

「もう容赦はしない。目的地もすぐそこだ。一瞬で決めるッ!」

 

鋭い銃弾が何発もアズサに打ち込まれる。さすがにダメージが蓄積されすぎたのか、よろけて後方に倒れ込む。

しかし、それは何者かに優しく抱きとめられたことで阻止された。

 

「な…ヒフ…ミ…なんで…」

 

「…違います!」

 

「私はヒフミなんかじゃありません!私は…覆面水着団のリーダー!ファウストです!」

 

何を言っているんだ?と思うアズサ。なにか珍妙な被り物をかぶったヒフミは叫び続ける。

 

「ほら!こんな被り物して、もしかしたら私のほうが怖い人により見えるかもしれません!」

 

「先日見たアズサちゃんの姿が、本当のアズサちゃんだってことはわかりました!そんなアズサちゃんは、本来和ツィたちの手が届かないような世界にいるってことも…!」

 

突然の部外者の介入に困惑するスクワッド。まだヒフミの言葉は止まらない。

 

「それでも、私達はこんなに近くにいます!」

 

「何度離されても、拒絶されても私達は近づき続けます!!!」

 

「だから、違う世界にいるなんてそんな…そんな悲しいことを言わないでください!!!」

 

ハッとしたように息を呑むアズサ。しかしまだ足りない。

 

「ヒフミ、そんな嘘を─」

 

「「「「誰が嘘だって!?」」」」

 

アズサの声を遮り、謎の四人衆が現れた!

 

『…来てくれたみたいだね。』

 

「ん。急にファウストからお願いされてびっくりした。てっきりまた銀行強盗したいのかと…」

 

「そんなわけないでしょバカ!」

 

「うへ〜おじさんたちが助けに来たよぉ〜?」

 

「ファウスト様の命令ならなんなりと、です♧」

 

〈私もいますよ、ファウストさん!〉

 

「対策委員会の皆さん…!ありがとうございます!」

 

ここで冷静に状況を分析し始めたスクワッド。

 

「まずいね…正義実現委員会は委員長および副委員長が完治、シスターフッドも到着、ゲヘナの風紀委員も空崎ヒナが戻ってきている…?」

 

「完全に包囲されちゃいましたぁ!?」

 

「いや…動ずることはない…!むしろチャンスだ!ここで無限に複製できるユスティナ生徒会で奴らを倒せたら…!奴らに示すことができる!像をと絶望こそがこの世の真理だと!」

 

ヒフミが先生に目配せをし、先生が頷く。

いつの間にか降っていた雨はまだ古聖堂を覆っている。

 

「私は今とても怒っています。アズサちゃんにも怒っていましたが、それは違うって気づいたので今は怒っていません。」

 

「ですが、あの方々にはすごく怒っています。」

 

「殺意だとか怒りだとか憎しみだとか…そんなものを人に強要して…」

 

「それでも、私は!」

 

「アズサちゃんが人殺しになるのは嫌です…」

 

「そんな暗くて憂鬱なお話、私は嫌なんです。」

 

「それが真実だって、この世の本質だって言われても、私は好きじゃないんです!」

 

「私には好きなものがあります!」

 

「平凡で、大した個性もない私ですが……自分が好きなものについては絶対に譲れません!」

 

暗く空を覆った雨雲に動きが見えた。

 

「友情で苦難を乗り越え」

 

「努力がきちんと報われて」

 

「辛いことは慰めて、お友達と慰め合って……!」

 

「苦しいことがあっても……誰もが最後は、笑顔になれるような!」

 

「そんなハッピーエンドが私は好きなんです!!」

 

雨雲に隙間ができ、光が差し込み始める。

 

「誰が何と言おうとも、何度だって言い続けてみせます!」

 

「私達の描く物語は、私達が決めるんです!」

 

終わりになんてさせません、まだまだ続けていくんです!

 

私たちの物語……

 

私たちの、

 

私たちの、青春の物語(Blue Archive)を!!

 

─雨があがった。

 

「雨雲が…?」

 

「これは…奇跡…?」

 

「く、き奇跡なんてない…!!」

 

「な、戒律がッ!?」

 

『ここに宣言する。』

 

この場には集まりつつあった。シスターフッドが。正義実現委員会が。風紀委員会が。

それは、奇しくも、エデン条約設立のため、調印式に集まった者たちだった。

 

『私たちが、新しいエデン条約機構(ETO)。』

 

いや。別に珍しいことでも、ただの偶然でもない。引き寄せたんだ。このタイミングを、この必然の奇跡を、彼女たちの思いと力が─

 

「なっ…!」

 

ははっ、いやはや恐れ入ったよ。まさか、アリウスと同じように、条約の戒律の解釈を捻じ曲げ、条約の再現をしてしまうとは…

君が見せたかった奇跡はこれなのだろう?まったく。予言の大天使を冠する私よりも未来が見えてるんじゃあないのか?

「信じる」か…思ったより難しいことだな。

 

「リーダー、ユスティナの統制がおかしい…」

 

「エデン条約機構を助けることがユスティナの戒律、今はそれが2つあるから混乱して…」

 

「っ知ったことか!!!」

 

「ハッピーエンドだと!?ふざけるな!そんなものでこの世の本質が変わってたまるか!!!そんな夢のような話…」

 

『でも、生徒の夢を叶えることが、先生の義務だから。』

 

「っ…!」

 

各地で銃撃音や爆発音が鳴り始める。これを好機と踏んだ各勢力が攻撃を開始したのだ。

 

「リーダー。もうユスティナは機能していない…アンブロウシスも使い物にならないよ」

 

「サオリ、もう諦めて。」

 

アズサが諭すように語りかける。しかしそれをサオリははねのける。

 

「なぜだ…!」

 

「なぜお前だけ!なぜお前だけなんだ!」

 

「なぜ一緒に苦しんだお前だけが意味を持ち、青空の下に残る!?」

 

「否定してやる…!お前のすべてを!」

 

それにハナコとコハルが拒絶する。

 

「いえ、それはできません。」

 

「あんたらなんかに、私たちの合格は取り消せないもの!」

 

『みんな!行くよ!』

 

「私はもう…絶対に負けない。」

 

─────────────────────────

 

時を同じく、アリウス自治区

 

「おい。何泣いてんだ」

 

「あれ。今、僕は泣いていたのか…?」

 

たしかに、彼女の頬には一筋の涙が流れていた。

 

「メソメソしてねぇでこの状況を説明しやがれ。」

 

この会話を好機と捉えたのか、現れたアリウス兵たちを冷静に次々となぎ倒し、返り討ちにしていく。

 

「わからん。もしかするともう見つかったのかもしれない。マダムは度々不思議な力を使っていた…」

 

「千里眼ってやつか?まったく、メルヘンやファンタジーみたいだな。」

 

次の瞬間、一矢報いようと銃のトリガーに指をかけたアリウス兵が、気絶した同胞の山から這い出てきた。が、背後から出てきた触手に首を絡め取られ、そのまま気絶してしまった。

 

「助かったぜ。」

 

「ファンタジーやメルヘンはあなたの方ですよ…今のも完全に死角だったのに普通に反応していましたし。」

 

ジョウコは気絶した少女の目前に迫った拳を引っ込めた。

 

「何ボサッとしてんだ。行くぞ」

 

「本当にあなたは何者なんです?もう一小隊壊滅どころじゃないんですけどね…」

 

大した疲れも見せず、着々と前進する。彼女の力は未だ底を見せない。

 

 

 

 

 




ひとまずブルアカ宣言まで行けました…
こ↑こ↓で取り逃がすと、(ルートに)入ってないやんされてバットエンド直行なので
だから、書く必要があったんですね。(メガトン構文)
都合で夏休みなのに投稿頻度が遅いんや…許してください!なんでもしますから!
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