爆速エデンももう終盤です。やりたいこといっぱいあるからね。仕方ないね♂
復刻の来た水着カンナですが、なんと今回のすり抜けで出てきました。(優越感)
白洲アズサは砕けない
アリウススクワッドと交戦する補習授業部だったが、先生の指揮もあり、形勢は圧倒的に補習授業部側に傾いている。
「ッ!なぜだ!なぜ勝てない!奴らは素人だ!」
「私たちのダメージが回復しきっていないってのもあるけど…」
「一番やばいのはあの指揮官ですね…」
彼の指示で生徒たちは本来以上の力を発揮し、アズサに至っては、アレほど力の差があったサオリと互角にやり合えるほどまでになっていた。
「リーダー、ここは引こう。」
「なっ!このままおめおめと逃げ出せというのかッ!」
「落ち着いてリーダー。まだ私たちは負けたわけじゃない。」
「あ…ああ、そうか。そうだな。」
サオリの指示に従い、逃げの体制に入ったスクワッド。当然先生たちは追いかける。
そして、追いかけているうちに古聖道の地下までやってきた。
『古聖道の地下にこんなところが…!?』
「トリニティ生である私たちも知りませんでした…なるほど、彼女たちはここから地上に出てきたのですね。そうすればあの数にも納得がいきます。」
「待て、サオリたちはどこだ?」
いつの間にかスクワッドを見失ってしまった。その時、大きな揺れが起こり、赤いローブを纏う巨大な異形が現れた。
「あれは…!?一体…」
───────────────
「姫…なぜだ…なぜ帰るんだ…?」
今まで一言も喋らなかった少女は、先の戦いで消耗しきったサオリをなだめるように、言った。
「もう負けだよ、サっちゃん。」
呆気に取っれるサオリ。喋ることは禁止されてるはずだ…だってそうマダムが…
「このまま帰っても私たちを生かしておくはずがない?そう言いたいんでしょ。」
図星だった。用済みの使えないゴミをのうのうと生かしておくほどマダムは優しくなかった。
いくら恐怖と痛みに慣れ親しんだ私たちでも、死ぬのは、怖い。
いや、違う。私が死ぬのは怖くない。私が一番怖いのは…
「言わなくても判るよ。でも大丈夫。一緒に帰ろう。」
「アズサはきっと気づいていたんだね。私たちの憎しみが、私達自身のものじゃないことに。」
「……」
「行こう。サっちゃん。」
「…姫が……そういうのなら…」
いつの間にか集まっていたヒヨリとミサキとともに、スクワッドは闇の中に消えていった。
─────────────────
赤い異形はもっといた杖を振り上げたかと思うと、一気に振り下ろした!
杖が地面と触れた先から赤い衝撃波が起こり、辺り一帯を破壊せんとする
攻撃に気づき、退避を行った先生一行、しかし、一番消耗の激しかったアズサが逃げ遅れてしまった!
『(まずい!今の体力のアズサがあれを喰らえば致命傷は避けられない!)』
「そんな!アズサちゃん!」
絶体絶命のその時、アズサの体がなにかに引っ張られるように動き、ギリギリで回避に成功した。
「まったく…ヒヤヒヤさせやがって…」
彼女を引っ張り上げたのはヨシノだった。まだ場事の戦いの傷が目立つが、人ひとりを持ち上げられるほどには回復したようだ。
「キラークイーン、落とさないように丁寧に戻すんだ」
先生には、紫色の腕が優しく彼女を地面に下ろすのが見えた。恐らく他のみんなにはアズサの体がふわりと落ちてきてそのまま着地したように見えただろう。
これで補習授業部が全員集合した、が、全員がそれぞれの戦いで消耗しており、まともに戦える状態にはなかった。…やはり、今こそ使うときか。アビドスの時に黒服との勝負で持ち出した、大人のカードを。
このカードは奇跡を起こすことができるらしい…が、
等価交換。何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない。つまり、そういうことだろう。
覚悟を持って大人のカードを取り出す。そして、手にした大人のカードが光りだす…!
「なんだ…?これは……折れていた腕が治ったのか…!?」
「私もサオリとの戦いで負った負傷がすべて癒えている。」
『さあ、みんな。勝ちに行くよ。』
『大人の力には、大人の力で対抗だ』
────────────────────────
聖園ミカは対応に追われていた。
シスターフッドと正義実現委員会は、それぞれのリーダーの指示のもと、戦地へと赴いたが、当然トリニティの生徒は彼女らだけではない。情報が正しく伝わっておらず、勝手に暴動を始めようとするものも何人かいた。今のミカの役割はそういった一部の生徒を抑圧すること。今の古聖道の状況はあまり把握できていなかった。
一通りの作業が終わり、自室へと戻る。すると、どうやら先客がいたようだ。
「セイアちゃん…?なんで……アイツから聞いたのは気を失ってずっと目が覚めてないって……いや、その前にどうやって部屋に入ったの?」
「君は相当焦っていたようだね。窓が開けっ放しだったよ。」
「…ここ、1階じゃないんだけど…」
セーフハウスで意識不明のはずの親友が目の前にいること、さっきまで寝ていたはずの病弱な彼女が、謎の力で窓から入ってきたこと(よじ登ってきた…?ないか。)の
「まあ、そんなことより」
そんなことで片付けていいものではない気がするが…
「ここは私に任せて君は古聖堂に行け。おっと、流石に突拍子もなくこんな事を言うのは君の頭では混乱してしまうかな?まあ、端的に言えば君の力が恐らく必要になるということだ。」
「…そのちょっと小馬鹿にした感じ、本当にセイアちゃんじゃんね☆」
そう呆れたように言うミカの目には涙が溜まっていた。
「再会を喜ぶのはあとにしてくれよ…しかしまあ、心配をかけてしまったことに関しては謝罪しよう。すまなかったな。」
「もう…!セイアちゃんのおバカ!なんで急にいなくなちゃうの!私…本当に心配して…!心配しすぎて…!」
そう言うとミカの目からせきを切ったように涙が溢れ出し、子供のように大きな声で泣き出し始めてしまった。
「…すまなかったな。本当に…すまなかった。」
今だけは、彼女たちに一時の休息が訪れた。
「しかし、なかなかここまで来るのは大変だったぞ。壁に出っ張りが少なく、登ってくるのも容易ではなかったからね。」
「ほんとにさっきまで寝てたの…?」