「やぁ、カガリから話は聞いたウズミだ」
「シン・アスカです、初めまして」
「・・・腹芸は得意でないのでな、単刀直入に聞くが、なぜ君みたいな子供がメンデルの事を知っている?」
「それは未来から来たからです、スーパーコーディネィターの キラ・ヤマト と その双子 カガリについて・・・」
「そこまで知っているとはな・・・本当に未来から来たのか・・・?そうでなければ知りえぬはずだからな・・・」
「はい、未来でお世話になりましたから、キラさんとは戦友・・・というか部下でして、カガリとは・・・その、喧嘩吹っ掛けちゃったり・・・あはは・・・」
「はっはっはっ、そうかあのお転婆は未来でもお転婆か!」
「ええ、双子でも私がお姉ちゃんだと言って譲りませんでしたから、元気でしたよ、キラさんは大きな大人になりました」
「部下と言っていたが彼も軍人に?あの優しそうな子がな・・・」
「えぇ・・・半ば無理やりというか・・・あまりお話しして歴史が大きく変わってしまうと俺も予想できない未来が待っていますのでやれる事、やれない事があるのも理解しています」
「ふむ・・・ならばなぜこの話を私に話す?それこそ大きく未来が変わってしまうのではないか?」
「はい、ですからすべてを話すわけにはいきません、俺はすぐそこの未来で家族をすべて失うんです、それだけは止めたい、出来る事なら家族だけでも助かればいいと思っている傲慢な人間です・・・」
「誰もが神にはなれないよ、この世の中には修正力というのがあるのを知っているかね?シン君の発言で助かる大勢の命があるとしよう、でも結局は元の木阿弥になってしまうことが多いんだ・・・たとえ話をしよう、私が何年の何月何日に暗殺されるから気を付けてと言われるとしよう、その場は助かっても修正力が動いたとしたら私はそう遠くない日に暗殺されてしまうか、天命を全うするかもしれない・・・仕方のないこともある」
「はい、ですから「オーブの危機」をお話しさせていただきたいのです周りの命を救う、自分の大事なこの国の事を」
「話がそれてしまったな、すまない、とりあえず修正力は置いておくとして「オーブの危機」について話そう」
「はい、まずここ十年の内にオーブは2回焼かれてしまいます、一度目はもうすぐそこまで迫っています、2回目はその先、焼かれる理由にウズミ様が居ない責任もあるのです」
「!? なんと私が居ないことが原因・・・それは?」
「1回目に焼かれた際にウズミ様や高官たちは責任を取って自爆してしまうのです、2回目はウズミ様が居なくなったことをいい事にこの国は腐敗し理想を忘れ中立という立場を損得勘定で捨ててしまう事です」
「そうか・・・けじめのつもりなのだろうが、後々にまで響いてしまうとはな・・・腐敗の原因とは?」
「セイラン家です、カガリを傀儡にして国を乗っ取ってしまいカガリは国を出る事を選ばざるを得ませんでした、今からでもセイラン家の力を削ぐ事は出来ませんか!?」
「うぅむ、セイランか・・・しかし何も無いのに力を奪うことは難しいな・・・」
「セイラン家は「ロゴス」のロード・ジブリールと繋がっているはずです、2回目に焼かれた時はジブリールをかくまって宇宙へ逃がし、その果てに大量殺戮兵器で多くの命を奪うのですジブリールを匿った事が焼かれる原因になっています、カガリも奮戦しましたが・・・」
「あの馬鹿どもめ!!ロゴスと繋がっているとは・・・わかった緊急に調べ上げて力を削ごう・・・」
「よかった・・・少しはまともになるといいけど・・・ちなみにキラさんは今どこに?」
「まともにして見せるさ、諜報機関を置いたほうがいいかもしれんな・・・キラ君ならヘリオポリスに移住しているはずだが?」
「できれば会っておきたいんです、でも俺の歳でヘリオポリスにはひとりで行けないんで何か親書的なもの頂けないですか?」
「わかった、用意しよう、親御さんの許可は得ているのかい?」
「これから取ってきます、大丈夫だと思いますが、親書があれば少しの間滞在できますでしょうし」
「分かった、また明日来るといい、シャトルも準備しておこう」
「お願いします、ではカガリに会って話して帰ります、また何か思い出しましたらお話に来ますので、では」
「あぁ、また」
(帰ったか・・・未来から来た少年か、あの目は噓をついていない・・・かけてみる価値はあるか・・・オーブを焼かせないためにも、出来る限り手は打つか)
「あぁ、私だエリカ・シモンズをここへ」
「シーン、帰るのか!?話長かったな!!」
「カガリ今日は帰るよ、ごめんね、長くて」
「まぁいいさ、また遊ぼうな!」
「うん、わかった、勉強もしろよー」
「う、うるさいな、わかってるよ、じゃーなぁー」
「これでセイラン家は少しはまともになるか・・・わからないけど、明日からはキラさんに会いに行こう、時間は少ない・・・頑張ろー」
主にお話でした