とある呪術の未元物質   作:Gussan0

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すみません。

ちょっと書き直します。

では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻


第二話 未元物質と呪術界最強

夜のビル街。

 

ネオンに照らされた路地裏を、黒い靄のような呪霊が這っていた。

 

 

「三体目か……今日は多いな」

 

 

制服姿の少年が呟く。

 

垣根帝督――未元物質の操者。

 

目の前の異形に向かって、指を鳴らす。

 

次の瞬間、空気が歪む。

 

透明な粒子が空間を裂くように形成され、刃となって呪霊を貫いた。

 

グシャリと音を立てて崩れる呪霊。

 

 

「ふっざけた外道の死に様だな……。ま、死んでも残る怨念じゃ、浄化って感覚とも違うか」

 

 

垣根は興味なさげに踵を返そうとした――が。

 

 

「やあやあ、なかなか派手にやるじゃない」

 

 

どこか軽い声が頭上から降ってきた。

 

見上げると、電柱の上。

 

そこに白髪の男が立っていた。

 

目隠しをした奇抜な装い。

 

そして、確実に“見えている”眼をしている。

 

 

「お前、誰だ」

 

 

「五条悟。呪術高専の教師。君みたいなイレギュラー、放っておけなくてさ」

 

 

呪術。

 

初めて聞く単語だった。

 

 

「……あん?高専?教師?ふざけてんのか」

 

 

「ふざけてはないかな。というか、そっちこそ何者? 今の呪霊、呪力じゃなくて“別のエネルギー”で祓ったでしょ」

 

 

五条はにやにやと笑いながら言う。

 

だがその視線は鋭く、観察者としての本質を隠していない。

 

 

「チッ……質問に答える筋合いはねえ。つか、アンタこそ──なんで“それ”が見えてる?」

 

 

「呪術師だからだよ。君と同じく“六眼”ってわけじゃないけど、呪霊が見える程度には特別」

 

 

──呪術師。呪霊。呪力。

 

未知のワードが飛び交うが、垣根は混乱していない。ただ、分析している。

 

 

「どうやら、俺とアンタは“似てる”が“違う”ようだな」

 

 

「そういうこと。君の力、多分“呪術”の理から外れてる。だけど、呪霊に干渉できてるってのがヤバい。まさにイレギュラー」

 

 

「で、何が言いたい?」

 

 

「スカウト。いや、観察……いや、うーん……とりあえず一緒にご飯でもどう?」

 

 

「帰れ。殺すぞ」

 

 

「怖っ! いやでも本気で、君の存在は呪術界的にも問題なんだよね。放っておくと、最悪“上”が動くかも」

 

 

垣根の表情が少しだけ険しくなる。

 

“上”という言葉に、学園都市の暗部を重ねた。

 

 

「だったら先に言っとく。俺は──支配されるのが大嫌いなんだよ」

 

 

その言葉と同時に、垣根の背後に未元物質の羽が展開された。

 

まるで機械の天使。

 

静かに光を放つ六枚の翼が、五条を射抜くように広がる。

 

 

「おお……やっぱスゴいわ、君。これは逸材ってレベルじゃない。ていうか、これもう兵器じゃん」

 

 

「“試す”か? 今ここで」

 

 

垣根が一歩、前へと出る。

 

五条は首を振った。

 

 

「ノーサンキュー。戦っても楽しいだろうけど、破壊規模的に東京が死ぬね」

 

 

垣根は鼻で笑う。

 

敵意ではない。

 

ただ、警戒でもない。

 

ただ“力”に対して、等価でいられる相手の存在に、ほんの少しの関心が湧いた。

 

 

「興味は湧いた。呪術ってヤツの仕組みにもな。だが、命令されるのはごめんだ」

 

 

「うん、それでいい。君みたいな奴を縛るほど、僕らもバカじゃないつもり」

 

 

五条悟は、垣根に小さな紙を渡した。

 

 

「連絡先。興味が湧いたら、いつでも連絡して。君の力、正しく使えば──この腐った呪術界も少しはマシになるかもしれない」

 

 

五条が去った後、垣根はしばらくその紙を見つめていた。

 

そして一言。

 

 

「……面白れぇ……呪術ね」

 

 

呪いと術式。

 

未元物質と呪力。

 

世界は、まだまだ、暴きがいがある。




ちょっと気に入らなかったので投稿し直します。
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