とある呪術の未元物質   作:Gussan0

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どうもΣ(゚Д゚)

続き書いてみたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第四話 異物、収容(未満)

 

呪術高専――。

 

古びた校舎の一角、簡素な応接室に、垣根帝督は椅子を斜めに使って座っていた。

 

壁に掛けられた掛け軸、古臭い畳、妙に澄んだ空気。

 

どれもが、学園都市とは正反対の世界だ。

 

 

「……悪趣味な場所だな」

 

 

「それ、褒めてる?」

 

 

壁にもたれていた白髪の男――五条悟が、気楽そうに腕を組む。

 

 

「ここは“人を殺すための施設”じゃないからさ。まあ、色々とね」

 

 

「ふん。建前だろ」

 

 

垣根は飴玉を口に放り込み、舌で転がす。

 

 

「で?俺をここに連れてきた理由はなんだ。説教か、監禁か、それとも解剖か?」

 

 

五条は肩をすくめた。

 

 

「どれもハズレ。正確には――“判断待ち”かな」

 

 

垣根の目が、わずかに細くなる。

 

 

「……なるほど。管理できるか、消すか。どっちに転ぶか分からねぇって顔だ」

 

 

「鋭いね。君、こういうの慣れてるでしょ」

 

 

「嫌になるほどな」

 

 

沈黙。

 

その空気を破るように、扉の外から複数の足音が近づいてきた。

 

重く、慎重で、年老いた気配。

 

 

「来たか」

 

 

五条が小さく呟く。

 

 

「呪術界の“偉い人たち”。あんまり優しくはないから、期待しないでね」

 

 

「最初から期待してねぇよ」

 

 

扉が開く。

 

中に入ってきたのは、数人の老人と、付き従う術師たちだった。

 

その視線は、揃って垣根帝督へ向けられている。

 

 

「……これが問題の少年か」

 

 

「呪力反応、なし。だが結界への干渉痕は明確……」

 

 

「術式不明。分類不能」

 

 

ひそひそとした声。

 

垣根は欠伸を噛み殺し、椅子に深く腰を沈めた。

 

 

「悪いが、まとめて話せ。観察されるのは嫌いじゃねぇが、値踏みされるのは性に合わねぇ」

 

 

空気が、わずかに張り詰める。

 

老人の一人が、低い声で言った。

 

 

「少年。君が今ここに立っていられるのは、五条悟が“許している”からだ」

 

 

垣根は、一瞬だけ五条を見る。

 

そして、鼻で笑った。

 

 

「……そうかよ。随分と便利な盾を持ってるらしいな」

 

 

「勘違いするな。我々は君を危険視している」

 

 

「呪術を用いず、呪霊を消滅させる存在はこの世界の理から外れている」

 

 

「放置はできない」

 

 

「管理、あるいは――排除だ」

 

 

その言葉に、垣根は静かに立ち上がった。

 

背後に翼は展開されない。

 

だが、空気だけが変わった。

 

垣根は理解していた。

 

ここで力を見せれば、こいつらは“対話”をやめる。

 

 

「一つだけ教えてやる」

 

 

低い声。

 

 

「俺はな。“管理される側”じゃねぇ」

 

 

老人の誰かが、思わず一歩後ずさる。

 

 

「安心しろ。今すぐ壊す気はねぇ」

 

 

垣根は笑った。

 

 

「だが、もし俺を“呪霊扱い”するなら――その時は、この世界の仕組みごと、暴いてやる」

 

 

沈黙。

 

張り詰めた空気の中で、五条悟が手を叩いた。

 

 

「はい、今日はここまで」

 

 

一同が振り向く。

 

 

「結論は出ない。だってさ――君たち、彼を“消せない”って分かってるでしょ?」

 

 

誰も否定できなかった。

 

 

「だから提案。“一時保留”。彼は自由。でも、観測対象」

 

 

五条は垣根を見る。

 

 

「誤解しないでね。僕は君の味方じゃない。“世界が壊れる方”に肩入れしないだけ」

 

 

垣根は、鼻で笑う。

 

 

「……面白ぇ賭けだな」

 

 

彼は踵を返す。

 

 

「いいぜ。この“呪術”って世界、少し調べてやる」

 

 

廊下を歩きながら、垣根帝督は呟いた。

 

 

「呪いが力になる世界、か……欠陥だらけだ。壊しがいがある」

 

 

その背中を、五条悟は静かに見送っていた。

 

 

(――さて。この世界、どっちが先に壊れるかな)




呪術の上とのご対面。

まあ、こうなるよね。

では、またく(`・ω・´)
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