【完結】途中から星野アクアになりました。   作:大気圏突破

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疲れました。あとで見直して修正します。


さぁ反撃の時間だ

 

 

 星野アクアの特徴ってなんですか?

 

 

 

森本ケンゴ

 周りを見てくれる人かな、番組内で浮いてしまった時も自分のフィールドに呼んでくれて、画面に映るようにしてくれたし、聞き上手で、こっちが音楽の話で熱くなっても、聞き役に徹してくれて合いの手を入れてくれるから話しやすかった。将来大きな箱でライブをする時にMCとして呼ぼうかな?でもアクアの喋りが上手いと向こうが主役になってしまいそうだ。あと音ゲーを記憶と反射だけでクリアするのは止めてください。目が怖い。

 

 

 

 

 斉藤ミヤコは手元のパソコンで天気予報を見ていた。台風が自分たちのいる地域に直撃していたので、安全の為に事務所内にいる人たちを帰さず残すことにした。もしものことに備えて新人のMEMには、食料と水を用意することを伝えた。ひと段落ついて手元のコーヒーを飲もうとした瞬間、彼女のスマホにアイから着信が来た。

 

「どうしたのアイ?台風で停電でもしたの?」

『いないの?』

 彼女は錯乱しながら叫んでいる。

「居ないって何が?」

「アクアが部屋に居ないの、どこにも居ない探しに行かないと」

「どうゆうことよ?とにかく、アナタは家にいなさい。帰って来るかもしれないでしょ?」

 

 ミヤコは通話を切り、110番するべきか迷った。

 

「副社長どうしました?」

 部屋にいた有馬と彼女の後ろにいたルビーが問いかけてきた。

「アクアが家に居ないって、アイから連絡が来て」

「お兄ちゃんが?」

「あのバカ、台風で、はしゃぐタイプじゃないよね?」

 各々が彼のことを心配していると、再びミヤコのスマホが鳴り

 

「はい、斉藤です。えぇそうですが、どうゆうことですか?分かりました。スグに向かいます」

「ミヤコさん?「副社長?」」

「アクアが警察の御厄介になってるの」

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

 台風の中、苺プロに少女二人の絶叫が響き渡り、MEMはビックリしてお茶をこぼしてしまった。

 

 

 

~警察署内~

 

「(あ~パンツの中まで、びしょ濡れって気持ち悪い)」

 アクアは署内に設置されている廊下の長椅子に座り、ひと息ついていた。

「(何とか助かったが、あそこまで追い込まれていたとは、フリルの助言が無ければ最悪の結果さえ、あったのか)」

 

 

 

「呼ばれた時はビックリしたけど、よくやったわアクア」

 駆けつけてきたミヤコさんがアクアの隣に座って、彼の頭を撫でる

「でも、ひと言ぐらい残してほしかったわ、アイが今にも飛び出しそうで大変だったのよ」

「時間が無かったからね、あの時は1秒でも遅れたら取り返しのつかないことになっていたと思う。それだけは避けたかった」

 

 

 

 壁に体重を押し付けたアクアは続けて

「【人の命は平等だ】っていうが、それは違う命も不平等だと思う。金と技術があれば治療を受けて助かることもあるが、そのチャンスは全員にはない」

「難しいこと言うわね」

「逆に、自ら命を絶つことに関しては平等だ」

「アクアまさか?」

「記憶は無いが俺は死にかけた、でも今ここにいる。多分未練を残していたから旅立つことが無かったと思う。」

 

 

 

「それに、黒川あかねのことに関しては自分に対して憤りを感じるんだ。アイツはサインを出していたのに俺は助けることが出来ず、今の状況を作り出してしまった。もしもあの時に強引な方法を使っていれば、結果は違ったはずだ。自分自身に反吐が出る」

「あまり思いつめないで、アナタは一人の少女の命を救ったの、過程はどうであれ結果をみれば誰も失っていないの、そのことは誇りなさい」

「ありがとうミヤコさん」

 

 

 遠くから複数の足音が聞こえてきた。アクアがMAYちょに今回のことを知らせて、彼女から皆に伝わった。

「アクたん、あかねは?」

「取り調べ中だ、もうすぐ出てくる」

 

 取り調べ室のドアが開き、母親と一緒に、あかねが出てきた瞬間

 

“パシンッ”

 

 鷲見ゆきが彼女の頬を平手打ちし、泣きながら抱き着いていた。彼女たちの話は当事者二人だけにして、これからの話を始めよう。

 

 

「黒川あかね、これからどうしたい?」

「どうって?」

「このまま番組を降りることも可能だ、なんなら今回の件で裁判を起こして賠償請求することも出来る」

「でも、そんなことをしたら」

 ノブユキの発言を手で制しながら、アクアは続ける

 

 

「今回は明らかに番組サイドに非がある。俺らのことを飯の種にしている相応の責任を負ってもらわないと割に合わない、スグに答えを出さないと後手に回って、今回のことも闇に葬られることもある」

「アクたん、それは」

「つづけたい」

「え?」

「私は続けたい。番組を見ている人達に【黒川あかね】を魅せたい。怖いけど、怖いんだけど、もう逃げたくない」

「分かった。それが【黒川あかね】の覚悟なら応えてあげないとな、いいよな?」

 アクアの問いかけに全員が頷いた。

 

 

「アクア、良い子たちね」

「同年代だからな、一緒にバカやって遊んで苦しんで成長していくのさ」

「あなたも同年代だけど」

「記憶が無いから1番年下だな、さて、まずは先制パンチを入れないと」

 

 アクアはその場を後にしてある場所へ向かった。

 

 

「(確か、こどもニュースのお父さんがNHKに勤めていた時、警察署の記者クラブに在籍していたって著書にあったな、そこにはテレビや新聞の遊軍記者がいる。当然彼らはスクープを欲しがっている。さぁエサの時間だ)」

 

 

 

 アクアが記者たちに、黒川あかねの自殺未遂のネタを提供して以来、世間は議論に溢れた。恋愛リアリティショーを否定する者、番組を作る大人たちを糾弾する人、昼のワイドショーでも取り上げられ、日本全国がアクア達の動向に注目している。

 

 

 

「やったわねアクア、どうするの?」

「今の世論は俺達に注目している。熱し続けたポップコーンは爆発寸前になる」

「下手したら火傷どころでは済まないわよ」

「まぁ失敗すれば関係者のキャリアに傷はつくね」

「あなた、責任とれるの?こんな分の悪い賭けに巻き込むなんて」

「分の悪い賭け?上等、安全なギャンブルなんて存在しない。こっちは命張っているんだ大穴を開けないと割に合わない」

「いつか破滅するわよ」

「年長者からの進言として受け取っておきます」

 

 

 

 アクアは次に黒川あかね以外の出演者を図書室に集め会議を開いた。とは言っても今回のことに関してアクアの脳内にある設計図を披露であり、骨組み自体は完成しているので全員で肉付けを始めた。

 

「つまりアクたんは、私たち目線の【今ガチ】を世間に広げることで、番組が作った【今ガチ】とは違うということをやりたいってことだよね」

「あぁ今の世間は浮ついた状態だ、1つでも大きな事実を提供することで民衆を味方にすることが出来る」

「じゃあ私がやることは動画の作成と自分のチャンネルでの発表だね。重大だね」

「正直、1番負担のかかることだが頼む」

「なら俺は動画に使う楽曲の提供でいいよな?」

「そんなこと出来るのか?」

「一応レーベル所属のプロなんだけど」

「ねぇアクア君、私はどうすればいいの?動画や音楽も出来ないけど」

「ゆきは、今から俺と大事な仕事をしてもらう。今回は時間との勝負になる。あかねを救うために力を貸してくれ」

 アクアは頭を下げて、みんなに頼んだ。そして各々が自分のやるべき仕事に向かった。

「あの~俺は?」

 図書室にはノブユキだけが残された。

 

 

「で、アクア君なにをするの?」

「番組スタッフに放送で使わなかった映像を提供してもらう」

「そんなこと出来るの?」

「出来るんじゃなくて、やるのさ」

 

 

「そりゃデータはあるよ、持ち出し厳禁流石に渡せないよ」

 ディレクターはアクアの提案にNOを突き付けたが

「そうですよね。そのデータが表に出れば番組は炎上、現在黒川あかねに向かっているヘイトが全てそっちに向かいますね」

「言ってくれるね」

「黒川あかねは真面目だ、そんな彼女を番組で追い込んだ」

「知ってる。撮っていたから、でも俺達は映像を売りにして飯を食ってる。しょうがないさ」

 

 ディレクターの発言に溜息を吐いた息を吸い込んで、低く恫喝するように

 

「17のガキを食い物にして食う飯は美味いのか?大人が子供を守らないで、何を守るんだ」

 

 アクアの迫力に、ゆきはビックリして後ろに下がり、ディレクターも平静を装っていたが

「確かに、恥ずかしい大人だな、分かった。渡すが絶対に他方へ流出させないと約束してくれ」

「ありがとうございます」

 

 

 アクアはディレクターから貰った映像データをMAYちょの所へ持っていく時に

 

「ねぇアクア君、私がいる意味ってあった?」

「多いにあった、交渉が決裂した場合、ゆきにも同じように訴えて欲しかった。こういった荒事は女性が入ると通りやすくなるが、あまり使いたくない手だね」

「優しいんだね」

「褒めても何も出ないよ、さて手札は揃った。あとは動画を作るだけだが、MAYちょへの負担が大きい、助っ人を呼んでくるから、これを持って先に彼女の部屋に行って」

 

 アクアは、ゆきにデータを預けてから、電話を掛けてその場から去って行った。

 

 

「MEMさん、お仕事依頼してもいいですか?」

 




アクア達の反撃が始まります。


アクアがディレクターに啖呵を切ってるシーンはワンピースのボンクレーを想像してくれると分かりやすいです。
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