・アクアは今ガチで黒川あかねの告白を受けていない、してもいない
・他のヒロインも闇化はしていない
・有馬は恋愛感情は持っていない(仮面ライダーオーズにおける。火野とアンクのような関係)
・アクアは作中のまま(雨宮先生の魂は消滅)
・鮫島先生のパーソナルな部分は作者の妄想で補う(性格を弄ります)
・アクアとルビーは世間では斉藤夫婦の子供となっている
・ご都合主義のコメディ展開
筆者の気持ちが暴走した作品です。30話の台詞の続きになります。本編には繋がりません。
「じゃあ」
鮫島アビ子は1回深呼吸して、アクアに向かって
「私と交際を前提に結婚してください」
「え?」
時が止まった
「えっと間違えました。結婚を前提に結婚してください」
「あの~鮫島先生?」
有馬と黒川がフリーズしていたが
「あ~もう、私と結婚してください。そして私を支えてください。あなたのことは私が支えます。印税が多く入るので生活には困りません。生涯をかけてアクアさんを頼ります」
アビ子は椅子から机の上を跨いで、アクアの膝の上に飛び乗った。
「これは、先払いです」
アビ子はアクアの口を自身の唇で塞いだ。唇同士が触れ合う軽いキスではなく、互いの唾液を交換し、舌が絡み合う濃厚で甘美な口づけであった。
その空間にいた吉祥寺・有馬・黒川はこの光景を見て固まっていた。『私たちはいったい、何を見せられているのだろう』部屋を掃除(1人は原稿)しに来たはずなのに、目の前では未成年に告白する22歳の売れっ子漫画家がキスをしている。
互いの口が離れ、脳がフリーズしていたアクアは強制的に頭を叩き起こした。
「あの、鮫島先生」
「アビ子って呼んでください。そうしないと嫌いになります」
顔を赤くしたアビ子が小さく反論する
「それは置いといて、俺は未成年ですよ」
「年齢なんて関係ないです。年なんてただの付属品にすぎません」
もう何を言っても彼女の中ではアクアは旦那さん決定に判子を押されている。アクアは決心して
「俺はまだ未成年で結婚出来る年じゃありません。あと2年すれば可能です。もしその2年間で先生の気持ちが変わらなければ、俺はその気持ちに応えます」
「私の気持ちは絶対に変わりません。あなたこそ不埒な目で他の女性になびかないでください。これはどんなことよりも大切な約束です」
アビ子は再びアクアの口を塞ぎ、その勢いのまま椅子は後ろに倒れた。彼女が押し倒す形となったが、アクアは彼女をそっと抱きしめるように守り、永遠のように長いキスを続けていた。
アビ子がアクアから離れるのに時間を要し、結局は彼女の住むマンションで一夜を明かすことになった。彼はソファーの上で毛布にくるまっていたが、その中に入ろうとしたアビ子を3人が寝ずの番をして食い止めたのは別の話である。
~数日後~
学校から事務所に向かったアクアは、ミヤコさんからLINEを受けたが要領を得なかった。本人は稽古の日程が決まったのかと思い、彼女の部屋に行くと
「アクア、お帰り」
何故かアビ子が出迎えてくれた。対面に座るミヤコさんは昨日より5歳老けたように見えていた。
「ミヤコさん、いったい何これ?」
アクアが彼女に尋ねると
「私が聞きたいわよ、アクア、鮫島先生にいったいどんなことをしたの?」
若干キレて、目元のシワが増えていた。
「お義母さま、アクアが悪い訳ではないので」
「おかあさま?ミヤコさんが?」
「ハイ、アクアのお母さんということは、私のお義母さまになります。今日はアクアとの婚姻を認めてもらいたくて来ちゃいました」
「来ちゃいましたって」
アクアは彼女の行動力に驚いていたが、アビ子は続けて
「アクアは私のことが嫌いですか?」
「いや、そうじゃなくて」
「なら、何も問題はありませんよね、さぁお義母さま、私たちの結婚を認めてください」
アビ子はニコニコの笑顔でミヤコに迫り
「あ~もう、どうして私の周りは、こんなにも破天荒なことが起きるの」
とうとう苺プロの良心であるミヤコさんも壊れてしまった。
「アクア、責任を持って彼女を幸せにしなさい。あとはもう知らないわ、結婚するなり、子供を作るなり好きにしなさい」
「ありがとうございます。お義母さま」
「ミヤコさん」
彼女は後ろに置かれていた一升瓶の蓋を開けて一気飲みし、現実逃避をしていた。
「じゃあアクア、2年後まで待ってるから浮気しないでね」
アビ子は颯爽と帰っていった。部屋には酔っぱらったミヤコさんが「ったく、こんなところ似なくてもいいのに、まさかルビーもこうなるの」と嘆いてた。
このことを母のアイとルビーに話すと両者は
「アクアが取られた~」
「やった漫画家のお姉ちゃんが出来る」
と対極した反応をしていた。
~2年後~
様々な苦難があったが、色々すっ飛ばしアクアは陽東高校を卒業した。彼は俳優ではなくモデルを主軸とした活動に落ちついた。理由は簡単
「アビ子、またこんなところで寝て、風邪ひくぞ」
「だってここが寝やすいし、それにアクアが布団まで運んでくれるし」
鮫島アビ子、いや星野アビ子との時間を長く共有するために、今の職に落ち着いた。なおプロポーズの台詞は秘密だが、アビ子がコミックの巻末インタビューで語ってしまい公になってしまった。当初は入籍だけ形で済ませる予定だったが、パンイチの総支配人の耳に入ってしまい。盛大な挙式が行われた。
「ったく甘えん坊だな、いつもは編集者に喰ってかかるのに」
彼女をお姫様抱っこしながら
「甘えるのはアクアの前だけ、だから今の私を見れるのはアクアだけの特権なの」
「左様ですか」
アビ子が彼の首に巻き付くように手を回し、唇どうしが触れようとした瞬間
「ラブラブで仲睦まじいのは、いいけど一応、私がいるんだけど」
台所で梅酒ソーダを飲んでいる吉祥寺先生がツッコんできた
「なんで、先生がいるんですか?ここ私とアクアの家ですよ」
「いや~家にいても一人だし、ここならご飯も出て来るし」
駄目人間、独身もうすぐ37歳の漫画家の姿だった。
「それにアクア君が、その気なら、私のことも貰ってくれないかしら」
「ダメです。アクアは私のアクアです。誰にも渡しません」
アビ子が体を強く密着させるように抱き着き
「吉祥寺先生、俺も彼女以外の女性を愛する気はありませんので」
彼も彼女の気持ちに応えていた。
「ハイハイ、お熱いことで」
5本目の缶を空にしたところで、部屋を出て行った。
「全く、あんな人生にはなりたくないです」
「本人は楽しく生きているから、いいんじゃないの?」
「アクアは、私といて楽しくないですか?」
アビ子が潤む目で見つめてきたが
「楽しいというより、アビ子のことが愛おしいよ」
そう言ってお預けされていた口づけを交わす二人であった。
~後日談~
数年後、二人の間には子供が生まれた。アクアはこれを機に本当の母親がアイであること、父親知らずで行方不明のことを伝えたが、二人の愛が冷めることはなく、いつまでも仲睦まじく暮らしていきました。
なおアイは30代でおばあちゃんになってしまい、孫から「アイばあば」と呼ばれしまい、その都度「アイお姉ちゃんでしょ」と訂正させているが徒労に終わる。
苺プロでは名付け親戦争が勃発し7日間の抗争を経てルビーが勝利したが、既に役所へ提出され「この名前使ってほしいから、早く二人目を生んでよね」と言われている。
書きたくて書きました。おかしいな日曜日にアンケートやって今日完成するなんて、番外編なのでお気楽にしてください。
感想ありがとうございます。ドンドン書いてください。水曜日まで暇なので寝ている以外は即返信出来るようにします。
アンケートの協力ありがとうございました。